徒然日記
2023年7月分

 日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。

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7/31(月) 快晴夕方激しい降雨  健康クリニックドック Web講演会
2:00起床、書斎暑くて汗びっしょり、寝苦しい夜であった。各種データ、特に自炊関係整理。そのほかはいつもの如く。文献チェック他。エッセイ読み。6:40バスリハ病院。入院患者対応、9:00-11:00健康クリニックドック14人、結果判定0名、11:30中通リハ病院。読書、データ整理。新聞チェック、微睡。15:00病棟患者対応。Web講演会、婦人科領域。20:30帰宅、軽食、21:00就寝。

欠(6)



7/30(日) 快晴暑い 31℃ 井島佐恵子ソプラノリサイタル
 2:00起床。いつものごとく。エッセイ読み。朝の涼しい時間に散水とダリア世話若干。9:00以降は座学。新聞チェック、12:15のど自慢、途中で切り上げ中通リハ経由でアトリオンコンサートホールの井島佐恵子ソプラノリサイタルに。前半のみ。期待していなかったが実に美しい声であった。15:30中通リハ、病棟対応。比較的平穏、新聞入力、自炊3冊、
読書、作文、19:00帰宅夕食、20:45就寝。

欠(5)



7/29(土) 快晴日光痛いほど強烈で暑い 
 3:00起床、寝すぎの感。朝の涼しい時間に外仕事すべきであったが機を逃した。10;30プリウス左前輪パンク発覚。原因は釘らしい。バーストの危険とのことでタイヤ交換となる。ハイビスカス植え替え、ダリアに散水など。暑くてそのまま読書、作文、医学文献読み、微睡するも寝苦しい。ヘッドフォン音楽視聴回路の改良、ブルックナー聴きやすくなった。19:00夕食、20:45就寝。病棟連絡なく、本日回診省略。

欠(4)



7/28(金)晴れ暑い 大曲中通病院 
 1:00起床。いつものごとく。4:30可燃ゴミ提出、収穫、散水ほか。7:35Taxi駅西口に。8:11こまち、9:10大曲中通病院Taxi 外来、書店訪問、15:30リハ病院、病棟対応。同僚のH医師COVID-19関連肺炎で入院した、という。新たに3名患者受け持ち、となる。病院一層多忙に。家内は卯月の会講演会、19:30Taxi通町書店経由帰宅、夕食、20:45就寝。

欠(3)



7/27(木)快晴  
 1:30起床、録音データ整理、再聴などいつもと同じ。8:00ダリアに散水。家内に同乗中通リハ。9:15病棟対応、リエゾン関連対応。新聞チェック、病棟対応、微睡ほか、読書、散水ほか。19:30帰宅夕食、20:30就寝。

欠(2)



7/26(水)午前曇り午後晴れ 午前からリハ病院 
1:20起床、文献新聞整理。徒然ほか。読書、7:30ダリアの世話、畑収穫。草刈り8回目畑中心、8:30降雨も予想されているので家内に同乗中通リハ。旭川の水は濁っていたがコイが数匹現れた。給餌、大量に。新聞チェック、病棟対応、13:00医局会、14:30カンファレンスなどなど。結局降雨なし。19:15帰宅夕食。20:30就寝。

欠(1)



7/25(火)快晴暑い 中通病院外来 
1:45起床,文献整理。本読み。雑誌データ化。5:00可燃ごみ提出。時間なくダリア散水は家人に依頼。6:40バス中通リハ。7:00病棟対応、一応患者は落ち着いている。8:45-13:10中通外来。疲弊する。13:15リハ病院へ、微睡。軽食とる。19:30帰宅、21:00就寝。

安倍元首相狙撃1年(10) 統一教会とは何だろう(7) 今後・・・

 問われているのは、統一教会は、その全貌は第三者からは見え難いが、どう見ても反社会的な集団であり、今後日本社会がこの教会にどう向き合うのか、という問題となる。 安倍元首相を狙撃した容疑者もその信者である母親も、教団が生んだ多くの犠牲者ということになる。

 問題が繰り返されながら、一握りの人々しか被害者の言葉に耳を貸さず、救済されてしかるべき人たちが、救済されなかった。そのことが究極的に安倍元総理の襲撃につながってしまった。

 統一教会は正体を隠した勧誘や不安をあおる言葉で信者を獲得し、自由な思考や行動を奪い、不利益を強要する点に特徴があり、法外な献金や資産提供などが社会問題化した。ひとたび信者になると不利益を受けても信仰的苦難や犠牲とし価値を認めがちで、自分で離脱する人は少ない。

 だからこそ、社会的な介入が必要となるが、政治も警察もも「信教の自由」という言葉を前に踏み込めなかった。教団側は「信者は自発的な意思で入信し、活動している」と主張する。

 しかし、多大な献金で信者達を経済破症にまで追いこむような行為が、宗教行為として認められるのか??
 全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、昨年末までの約3年で教団に関する相談は3万4537件、被害総額は約1237億円、という。

 創始者の文鮮明教祖から日本は韓国へ貢ぐ資金・人材両面で支えることを求められた。自国の国民が韓国の教団の資金源とされてきた問題を、政治家は正面から見つめるべきであるが、自民党を中心に政治家が統一教会系の団体の集会に出席したり、祝辞を贈ったりして教団の活動を正当化してきた事実は大きい。

 しかし、政府や与党は統一教会の解散に対し消極姿勢を貫く。文化庁も「現状では難しい」と繰り返し、岸田首相も信教の自由を理由に挙げ「慎重に判断する必要がある」と答弁。公明党も「宗教法人の解散の判断が乱用されたり、恣意的に運用されることは厳に慎むべきだ」との態度である。
 私は統一教会の解散はやむなしと思うが、宗教法人法に基づき現在まで解散命令を受けたのは「オウム真理教」と、和歌山県に本部があり教団幹部などが詐欺事件で有罪判決を受けた「明覚寺」の2件のみである。



7/ 24(月) 快晴 健康クリニックドックは床上浸水で休診  循環器科外来予約
1:20起床。文献処理他。健康クリ休診で家内とともに中通リハ。新聞チェック。11:20中通病院循環器科受診、本読み微睡、午後病棟対応、有熱者数名対応する。最近患者多数で多忙に。19:30帰宅、夕食、21:30就寝。

安倍元首相狙撃1年(9) 統一教会とは何だろう(6) 集団結婚式はなぜ??

 統一教会といえば集団結婚式が記憶に新しい。
 もともと宗教は性との関連が深い。元来、宗教とセックスは切っても切れない関係にある。人間には動物と違って発情期がなく、生殖と無関係に、いつでも性の欲望が発動する。こうしたヒトの特異な性のあり方を、人間は宗教の力を借りることでコントロールしてきた。

 統一教会の教義の中でも性に重大な意味を置いている。
 教典『原理講論』によれば、神の戒めを破り、サタン(悪魔)と姦淫を犯したイブがアダムと結ばれて、サタンの悪の血統が人類に受け継がれたとされる。サタンの血統が性関係によって人類に紛れ込み「堕落」した、とされる。それが人類の持つ原罪であり、神はイエスを遣わして人類を救おうとした。

 統一教会の信者にとって、人間が本来の幸福を取り戻すためには、イエスの生まれ変わりである文鮮明とその妻韓鶴子、のもとで生まれ変わり、原罪を清算し、地上天国に復帰しなければならない、というもの。

 統一教会ではこの堕落を清算するには、 文鮮明教祖が指名した相手と結婚して、教義に基づいた儀式を行うことでしか救われない、と教え込む。合同結婚式のことを教団では「祝福」と言う。
 文鮮明は、神の理想は家庭を基盤に成立すると説き、神を信じ、神の愛を体験した男女が、神を中心とした夫婦となり、こうしてつくられた「理想家庭」を通して子孫によって神の理想が実現する、と説く。教団は全人類に 「祝福」を与えるために、国籍や人種を超えて合同結婚式を行っているという理屈である。

 文鮮明に「祝福」を受けた理想家庭で生まれた子供は「祝福2世」 となり、原罪のない「神の子」である。

 合同結婚式は1回目となる1960年から1992年までの間に14回行われ、合計す
ると約5万組もの信者が結婚している。

 青年信者は祝福を目指して苦しい献身者の道を歩んでおり、既婚者や中高年婦人には既成祝福という道が示されている。

 カップリング決定は神の意志とされ、参加者に選択の余地はほとんど残されていない。どのような相手でも受けることが信仰的であるといわれる。この聖なる「結婚」は、救済と結婚の一切を供与し、指導する教会の存在は非常に大きい。信仰によって家族を形成したのであるから、個人として信仰を持つ、あるいは個人として信仰をやめるという選択が極めて困難になる。

 祝福を受けるには日本人信徒は祝福献金140万円を教団に納める必要がある。韓国人信徒や他国の信徒には別の献金額が定められている。この献金も財団にとって大きな収入源となっている。

 私には理解できない世界である。



7/23(日) 快晴 孫のピアノ発表会と夕食会  
1:30起床、書類、読書、徒然などいつもの如く。9:00外仕事若干、除草剤追加散布。12:00 家内同乗中通リハ、病棟対応、比較的落ちついている。微睡若干、家内はアトリオン、その後せいぶソラで夕食会という、私は外れた。新聞チェック。書籍購入。17:30帰宅、音楽関係録画若干、19:00夕食、20:30就寝。

安倍元首相狙撃1年(8) 統一教会とは何だろう(5) 「統一原理」の教理とは??
 私自身は特別な霊的な超越者などが神から何らかの啓示を受けたとされる創唱者よって唱えられる創唱宗教については関心がないし知識もない。
 ただ、人間の心理に深く入り込んでマインドコントロールする不思議な作用がある宗教心については興味がある。

 宗教には3大宗教とされるそのほかに、「天理教」、「創価学会」、「真如苑」など、のほか、オカルトと言われる「オウム真理教」、「統一教会」なども含まれる。我が国だけ見ても大小300近い新興宗教が存在していた、ともされる。

 ある新宗教が民衆の中に浸透していくにはその教団が、 「世直しの思想」や「終末論」を強調するからと言える。 この二つは、新宗教がその勢力を拡大する際の最大の武器である。 この世界に終わりが近づいていて、世直しの必要があると説くことで危機感を煽り、信者を熱狂させ、新しい信者を呼び寄せていく。 今信者にならなければ救われないと説き、入信を促す。

 しかも、危機感を煽ることは信者に過激な布教方法をとらせることにつながり、社会問題を引き起こしやすい。 あらゆる手段が正当化され、違法な手段が奨励される。 そして、仕事を辞めたり、学校をやめて入信してくる人間も出て、家族などと軋轢を生む。もう一つ、新宗教が問題を起こすのは、積極的な金集めを行うときである。

 創唱宗教を深く信じている方々は独自の幸福感があるのだろうが、私から見て洗脳され、催眠状態にある特殊な集団にしか見えない。それがために信者は往々にして閉鎖的になりやすく道を見失っていく。
 
 統一教会についても私はほとんど知らないが、森羅万象の真理や人類の歴史の奥義を解き明かしているのが「統一原理」と呼ぶ体系的な思想らしい。

「統一原理」は以下の三項目に大きく分かれる。
-----------------------------------
●「創造原理」とは、神と人間を含む被造世界との関係や、神の天地創造の目的と
人生の目的、さらには地上界と霊界の関係を説き、宇宙の根本原理、神の創造目的を解説する。

●「堕落論」では、罪悪の原因はどこにあり、人間の堕落によって生じたものとは
何か? なぜ全知全能であるはずの神が人間の堕落を防ぐことができなかったのか?
など、人々の不幸の原因である原罪の真相が解き明かされる。

●「復帰原理」は、人間を不幸へと陥れる原因を克服する術が明かされ、人間
が神に創造されたときの本来の姿へと戻るための法則を説く。
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 これらの「統一原理」の教理を解説したのが文鮮明が1957年に著した「原理講論」。
 簡単に言えば 「神は、人間を子として創造したが、堕落によってサタン(惡魔)の血統の下に置かれようになり、さまざまな問題を孕んだ社会を形成するようになった。人間が本来の幸福を取り戻すためには、真の父母・・、文鮮明とその妻韓鶴子、のもとで生まれ変わり、原罪を清算し、地上天国に復帰しなければならない、というもの。



7/22(土) 快晴 午前園芸中心 午後は中通リハ
1:30起床、新聞チェック、文献読み、いつものごとく。9:00久々外仕事に、草刈7回目ダリア周辺。除草剤散布東側。伐採枝処理。収穫、キウリ、ナス収穫。昼食後家内に同乗、千秋公園コイに給仕、中通リハ、入院患者対応、新聞チェックと入力。18:30帰宅、19:00夕食、読書。20:30就眠。

安倍元首相狙撃1年(7) 統一教会とは何だろう(4)  宗教団体への社会の目が甘い

 旧統一教会は、1980年代から90年代に特に高校生、大学生を持つ親との関係で、退学や失踪、家庭崩壊などが頻繁に生じ大きな社会問題になった。その当時と比べて、教団の活動は目立たなくなったが教団の活動自体には今もあまり変化はない、とされる。

 1990年代には、1970~80年代に勃興した新興宗教が統一教会以外にもあり、社会がカルト集団を見る目も厳しかった。特に1995年のオウム真理教事件の後は、カルト問題の報道が非常に多くなされた。

 しかしながら、 オウム真理教事件が、1994年の松本サリン事件!!! 95年の地下鉄サリン事件!!!などの諸事件、が解明され、2018年にオウム真理教の一連の事件で死刑が確定していた13人に対する死刑が執行された以降風化し、社会の視線も厳しさを失った。

 1987年、統一教会の関連会社の霊感商法に被害者から提訴が相次ぎ、警察も摘発に動いたが、会社が霊感商法の自粛を宣言してうやむやになった。2009年に同様の企業の社長らが逮捕され、有罪判決を受けた。しかし、教団本部への家宅捜索までは行かず、統一教会が「コンプライアンス宣言(法令順守宣言)」を出すというあいまいな決着にした。
 これらの教団の活動に対して、今から見れば社会やマスコミの対応は甘かったというべきで、教団の活動自体にあまり変化はなく、高額献金などは続いていたようだ。

 結果として、2022年7月8日に安倍晋三元首相が殺害された。

 法的な規制は信教の自由に抵触するといわれるが、反社会的なカルト団体と、一般の宗教団体を一緒に考えるべきではない。表に出ていない脅迫、虐待もあるようだ。既存の法律を厳格に適用し、違法行為を摘発していけば、カルトはなくなっていく。

 1985年にオウム真理教関連事件があり、今度は元首相の殺害事件が起きた。
 30年間にカルトに関わる大事件が二つも起きる異常な事態を招いたのは、国会や政府がオウム真理教事件の総括をきちんとしなかったことも一因と思われる。

 我が国ではしっかりと総括せずにうやむやにことを終わらせてしまう傾向がある。第二次世界大戦、極東裁判、原爆投下問題・・・然りである。



7/21(金) 晴れ 大曲中通病院 土崎港まつり
1:10飯川病院起床,文献チェックその他。4:45可燃ゴミ準備のみ。7:40Taxi駅東、渋滞があって8:11こまちに間に合わず、スターバックスで時間過ごす、9:50大曲中通病院外来。渋滞のため書店訪問なし、15:30リハ病院。病棟患者対応、読書、新聞チェッ ク出来ず。19:30帰宅・夕食。21:00就寝。

記録的大雨、県内に甚大な被害(5) 内水氾濫
 今回の秋田市の水害は河川の氾濫や堤防の決壊もあったが、九州や山陰地方の記録的大雨に伴う水害とは一線を画していたような気がする。

 確かに旭川、雄物川など警戒水量に達し決壊した箇所もあったようであるが通常の水害とは異なる印象を持った。今回の水没した地区近隣、特に秋田駅近隣には川がない。にもか変わらず水没した。この水はどこから来たのか??

 氾濫水害には外水氾濫と内水氾濫がある。
 外水氾濫とは、川の水が堤防から溢れる、あるいはそれによって川の堤防が決壊した場合等に起こる洪水のことをいう。外水氾濫の場合には、大量の氾濫流が 一気に市街地に流入し短時間で住宅等の浸水被害が起こる。そのため人的な被害が起きてしまう。しかも、流れ込んでくるのは泥水のため、洪水が去ったあとも家には土砂が堆積してしまう。

 内水氾濫とは、市街地に降った雨が土壌への浸透、側溝、下水管などの雨水処理施設が排水能力を超えた場合、あるいは川が溢れかか って水位が上昇しポンプで排水できないことで水が溢れて生じる。秋田市は1時間に30mm以上の雨が降るとマンホールから雨水や生活排水が逆流するという。要するに、川が溢れなくてもそれだけの雨が降れば、全国の都市のどこででも同じような状況になりうる。

 記録的な大雨が襲った秋田市で中心部が広範囲に冠水した原因は、コンクリートなどで舗装された道路に長時間雨が降り続け、下水道の排水能力を超えた「内水氾濫」だったとみられる。

 五城目町などでは堤防を越えてあふれる河川氾濫が多かったが、秋田市内では河川が近くにないJR秋田駅前でも広範囲に冠水した。
 秋田市は河川の下流部に位置し、勾配が少なく平たんになっていて流れもゆったりしている。 道路が舗装されて雨水が地面に吸収されにくいため、水の逃げ場が乏しい。 加えて市中心部は、多くの商業施設の駐車場も舗装されていることから、短時間での集中豪雨に排水が追いつかなかったということ。

 秋田市では16日午前1時時点で、道路冠水が88件に上った。

 内水氾濫は、2019年東日本を中心に岩手や埼玉など15都県の約3万戸が浸水し、120人超の犠牲者を出した台風19号が思い出される。

 国土交通省によると、全国の水害被害額は20年までの10年間で約4兆2千億円。そのうち内水氾濫の被害が3割を占める。東京だけを見ると割合は8割に跳ね上がる。

 内水氾濫は大都市ではどこでも生じうる、ということ。
 河川が側にないからと言って決して安心できない新しい「都市型災害」の一つである。
 特に温暖化のために降雨による災害が激甚化している。河川と関係なく内水氾濫が生じる可能性をを常に意識しなければならない。



7/20(木) 早朝降雨午前から快晴 新幹線復旧通常ダイヤ 土崎港まつり
1:15起床、パナ・メロディアス再聴、新聞・文献・本読みなどいつもの如く。8:20家内とともに出勤。新聞チェックと入力、10:00入院患者対応。12:00読書、蓄積データ整理。
午後も入院患者対応中心、自炊2冊。19:00帰宅、夕食。20:00就寝。

記録的大雨、県内に甚大な被害(4) 水没車は修理できるのか
 今回の水害では路上に動かなくなって放置された車を何台か見た。
 同僚医師の車も被害にあった。
 私どもの車は病院からの帰路、30cmほどの深さの冠水道路をエンストせずに道路を渡り切ったが、翌日同じ場所に水没している車があった。考えてみれば間一髪の幸運であった。

 車は走行している場合は結構水に強い構造みたいだが、水没には弱いらしい。

 タイヤの下半分のレベルまでの水没なら修理可能という。
 その際、「タイヤ」、「ブレーキローター」、「ドライブシャフト」の交換が必要となる場合があるらしい。ブレーキローターのみの交換であれば1ヶ約2万円、ドライブシャフトの交換は約10〜20万円という。

  タイヤの半分より上ほどの水没で、マフラーまで浸水した場合、エンジン内部に水が入り込んでいる可能性があり、その程度に応じて修理代金も高額になる。

 フロアまで浸水した場合は大抵エンジンを交換することになり、100〜200万円ほどになる。さらに座席シートまで浸水した場合は、車は汚水に浸かった状態に等しく、いかに清掃、乾燥してもカビの発生などでひどい悪臭に悩まされることになるらしい。これは耐え難いだろう。

 どちらにせよ床まで浸水した場合には、高額な費用をかけて修理しても後にどの様な不具合が生じるか分からず、買い替えを勧めるという。

 どちらにせよ、私は車はいつ何時、何が起こるか分からないから身の丈レベルの普通の車がいい、と思っている。しかも私の場合は15年ないし20年は乗る。自分の最後の車レガシーワゴンは22年乗った。家内が用いているプリウスはいま20年目で今年9月に車検を迎える。
 家内は不注意で車に頻繁に傷をつけるがその傷を見てもガックリすることもない。たいていの傷は私が自分で修理する。動けばいいじゃないかのレベルで用いている。

 今回、水没車、路上放置車を、それらの何台かは高額車であったが、修理などが大変だろうな、とよからぬ心配してしまった。



7/19(水) 午前降雨午後曇り 午前から出勤、午後中通リハ病院 
2:00起床、パナ・メロディアス再聴。新聞・文献・本読みなどいつもの如く。ハードディスクリカバリー終了、8:45家内と共に中通リハ。新聞チェック、入力。11;00病棟対応、12:30ボトックス説明会。13:30病棟対応。14:30カンファレンス、家族面談中止となる
19:00帰宅、夕食。20:45就寝。昨年モモの枝の支柱たて。実があまりにもなりすぎ、枝が負けている。今年は殆ど結実していない。この違いはなにか。

記録的大雨、県内に甚大な被害(3) 住宅被害は全容不明 車の被害も多数
 秋田市は7月16日、記録的大雨で浸水や土砂崩れによる被害を被った住宅が最大で3万2千世帯に達する可能性があると明らかにした。市民からの情報や避難者数などから推計。全世帯の2割に当たる。

 秋田市で浸水などの被害が想定される地域は、広面や東通大住中通など3地区に
及ぶ。市は18日から罹災証明書の申請を受け付けており、職員による現場での被害確認調査はこれから本格化するというが、まだまだ被害は拡大しそうである。

(7月17日の秋田市内の冠水状態 さきがけ電子版より引用))

 私の同僚医師お二人の車3台が自宅の駐車場で水没した、という。
 我が家の車と異なりいずれも高級車(高額車)であり、お気の毒なことである。

 7月16日の時点で路上で動けなくなっていた車が散見された。Volvo、BMW、Benzなどの高級車も放置されていた。


(7月17日の秋田市内の状態 多数の車が水没していた さきがけ電子版より引用)

 多くの車が水没して路上に残ったままとなったことを受け、県と秋田市は緊急車両の安全通行のため管理道路を災害対策基本法に基づく道路区間に指定した。この場合、所有者に移動を命じ、従わない場合は強制的に移動できる。 指定は県内で初めて、という。

 同市JAF等のサービスは17日朝から放置車間のレッカー移動に追われた。17日時点で10件以上の予約が入ったといい、「道路の状況が悪くて現場到着が遅れ、1台当たりの作業時間が普段の倍以上になっている」という。

 座面より上や、エンジンまで浸水していれば、廃車になる車両も多いという。
 市内のディーラーには、大雨で車が故障するなどした顧客から、代車の貸し出し依頼が殺到。市外の店舗からも代車を借りているが、20件ほど予約待ちとなっているという。

 水没した自動車の保険契約に車両保険が付帯されていれば、契約時の保険金額上限で保険金が受け取れる、という。
 座面より上や、エンジンまで浸水していれば、「全損」と認定されるとのこと。
 保険金を受領した後は、車の所有権が保険会社に移り、保険会社傘下の廃車引取業者が保管場所から車を引き揚げ、金属部品などはリサイクルに出される。



7/18(火) 小雨 中通病院外来 
1:00起床、病院の患者状態報告あり。文献読みなど。4:50可燃ゴミ収集所に、6:40バス中通リハ病院。7:00病棟回診、対応8:45-12:45中通病院外来。降雨災害で来院できない患者あり、数以上に疲弊した。13:00中通リハ病院、昼食、微睡。14:00病棟対応、新入院あり。19:30通町書店経由帰宅、交通渋滞あり。夕食、 20:30就眠。

記録的大雨、県内に甚大な被害(2) 中通総合病院の被害状況 

 梅雨前線停滞の影響で7月14日から記録的な大雨に見舞われた秋田県では、16日も降雨が続いた。

 秋田地方気象台によると、同日14:30分までの48時間降水量は秋田市415.5ミリ、藤里町321.5ミリなど、県内8地点で観測史上最大を記録。いずれも、平年の7月一月分の降水量を上回った。秋田県内各地でかつて経験したことのない大雨となった。
 五城目町では16日、水田で水につかった乗用車の中から、60歳代の男性が発見され、死亡が確認された。

 県によると、16日午前10時現在、秋田市など9市町の404棟で床上・床下浸水を確認。避難者は11市町村の475世帯1435人に上った。
 東北電力によると、16日午後5時までに秋田市や五城目町など8市町村で最大1881戸が停電した。
 各地で断水も発生した。八峰町では送水管が道路とともに崩落するなどし、1318世帯が断水。陸自が給水車で水を同町へ運んだ。

 秋田新幹線の盛岡―秋田間は16日、終日運休、再開の目処は立っていない。
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 本県唯一の高度救命救急センターとして県内全域から重症患者を受け入れる役割がある秋田市広面の秋田大医学部付属病院は周辺道路の冠水のため救急外来と救急車による患者受け入れを一時停止した。

 同様に救急患者を多数受け入れている中通総合病院(450床)は、私も嘱託医として働いでいるが、救急搬送ルートが冠水し、救急診療を停止した。
 また、地下にある厨房設備が浸水、給食を提供できなくなった。18日時点でも新規の入院受け入れを中止している。

 15日午後11時頃から電源設備のある地下通路入り口の止水板付近が浸水し、16日未明に停電した。医療機器は非常用の発電設備で稼働しているが、エアコンなどが使えなくなり、入院患者約30人がDMATや自衛隊によって近隣にある中通リハビリテーション病院、県立循環器・脳脊髄センター他に搬送された。

 浸水は地下1階と地下2階、7月15日の夜から17日の昼頃までで、下からの浸水や天井からの漏水があった。給食の提供ができない状況が続いている。緊急入院の受け入れは停止し、予約入院も原則的に延期となっている。15日は周辺も冠水して排水ができない状態だったために1階のトイレが使用不可となったが、17日時点で回復した。

 外来は予約患者のみの受け入れで新患は停止。既に来院した患者には対応。検査も急を要しないものは見送るなど、診療体制の一部には制限がかかっている。全面的な再開は今後の状況を見ながら検討する。

 地球温暖化に伴い自然災害の頻発、激甚化が指摘されている。
 本県でも従来の想定を超える災害への備えが必要となってきた。



7/17(月) 海の日祝日 終日降雨小雨
1:00起床。パナ・メロディアス再聴。文献処理。読書。新聞チェック。11:40家内に同乗リハ病院、入院患者対応、読書。入院患者は落ち着いている。新聞入力、自炊2冊。16:00長崎や古書店経由帰宅、読書。書斎にて録画、N響定期公演、田園など楽しむ。19:00夕食、20:30就眠。

記録的大雨、県内に甚大な被害(1) 秋田市中心部冠水 まさかこんなになっていたとは・・・ 

 活発な梅雨前線が停滞し、秋田県内には線状降水帯の発生も予想され、警報級の大雨が予想されていた。
 現に7月14日朝から降雨が始まった。しかも、途切れることなく、雨勢もいつもの雨に比べ強かった。当日は大曲出張であったが激しい降雨でTaxiにしたが秋田市内の移動は午前も午後も渋滞していた。この時点では新幹線は通常に機能していた。

 私自身は降雨が嫌いではない。外仕事から解放された分、得られた時間を読書、作文、室内作業などに充てることができるから、これも至福の時間である。

 翌15日は土曜日、いつもより強い雨音、篠突く雨音を味わいながら自宅で過ごしていた。この場合、篠突くとは、篠の塊を地面に叩きつけるように激しく音を立てながら降る大雨のこと。久々に味わう激しい雨音であった。

 15:30入院患者不調の連絡あり、病院に出かけて対応、往路はまだ問題なかったが、17:30頃いつも通る復路の小路が30-40cm冠水していたが、冠水の距離も短かったために何とかエンストすることなく無事大通りに出ることができ、途中何箇所か冠水した道路を通りながらも帰宅できた。秋田西武デパートは休業しており、今から考えると運が良かったとしか言えない。実際、こののちに秋田市内は大幅な冠水で大変なことになっていた。

(7月15日夕方の病院近隣の冠水状態 右側の健康クリニックは私がドックを担当している診療所 院内紙から転載)

 翌16日は日曜日、同様に自宅で座学を楽しんでいたが、前日同様に患者不調の電話連絡あり、15:00家内とともに中通リハ病院へ。
 近隣は広く冠水し中通総合病院の地下が浸水し電気系統が故障、急遽患者を40名ほど他の医療機関に移した、という。私が働いでいるリハビリ病棟にも8人ほどの患者が転院し、病棟はてんやわんや状態にあった。
 夕方はかなり水が引いたらしく、19:00長崎屋経由で帰宅するも馴染みの古書店は休業で空振りであった。


(7月16日夕方の病院の冠水状態 左側の救急外来は救急車が通れなくなった 院内紙から転載)



7/16(日) 降雨終日 中通総合病院地下に浸水  
2:00起床。パナ・メロディアス再聴。読書、データ整理他。自炊、12:00ニュース、のど自慢。新聞切り抜き。読書、微睡。患者不調の電話連絡あり、15:30家内とともに中通リハ病院へ。中通総合病院の地下が浸水し電気系統が故障、急遽患者をリハなどに移送。病棟は婦長中心に大忙し。19:00長崎屋経由で帰宅するも古書店は休業で空振り。夕食、20:30就寝。

安倍元首相狙撃1年(6) 統一教会とは何だろう(3)  自民党と統一教会は持ちつ持たれつ
 統一教会は日本に布教するにあたって自民党の岸元首相、笹川良一氏等政治の重鎮にうまくコンタクトを取れた。その背景には日韓関係の歴史的諸問題も濃厚に関与したと考えられる。
 両人は何かと統一教会に便宜を図った様である。初期の統一教会の施設は岸元首相の近隣にあったという。

 政治家にとって選挙は極めて重要であることは論を待たない。
 政治家たちは統一教会の活動に深く役立ったような表立っての足跡は残していないが、互いに持ちつ持たれつの関係は広く構築していった。

 教会にとっては有名政治家の名を利用することは結束を高める役割があったし、政治家たちは選挙時の集票を当てにしたし、選挙のたびの無償の選挙協力はありがたかったのであろう。

 安倍元首相事務所が統一教会関連のイベントに祝電やビデオメッセージを送ったこと 、 2016年の安倍元首相とトランプとの会談におけるパイプ役として統一教会が関与したことなどが報じられている。

 しかし、1980年代から現在まで、自民党政権が宗教理念やイデオロギーの面において統一教会を強く支持し 一体化してきたという証拠はなく、自民党側が統一教会との距離を置き始めた印象さえも持つ。集票や選挙のための道具として宗教団体を適宜利用したまでであろう。
 むしろ、統一教会が私設秘書派遣や選挙時の無償ボランティア派遣などで政権へ積極的にアプローチし、お互いに利用し合う関係が維持されていた、というのが実態だろう。

 安倍元首相が狙撃され、犯人逮捕から間も無く統一教会との関連が取り沙汰されたが、教団責任者の最初の記者会見は実にそっけなく、殆ど事務的で従来からの関係もそれほど評価していなかった様な奇異な印象を受けた。これは、先のことを考えての技術的な配慮だったかもしれないが・・・。

 統一教会は、創設期メンバーによる廃品回収や、花売りなどで資金を稼ぎ出していた。そんなレベルでは布教等の活動資金は間に合うはずもない。そこで統一教会は、資金調達に専念する経済部門と熱烈な信者を養成する伝道・教化部門の同時並行的展開を進めることとなった。

 そこで、原価と売価の差がわかりにくい着物、貴金属、絵画、 毛皮などの高額商品を扱う販社を設立して訪問販売や展示販売を手がけ、 姓名判断とセットで高麗大理石壺や数珠、人参茶などを開運霊能商品として原価の数十倍で売りつけるやり方を考案しこれが当たった。

 しかし同時に、この商法が「霊感商法」として訴えられることになり、1987年東京に霊感商法被害救済担当弁護士連絡会が結成され、商品購入代金の返還交渉、損害賠償請求の提訴がなされている。

 いずれにしても、統一教会の信者が約8万人日本に在住し、その半数の4万人に課せられた負担は、年間一人あたり75万円の献金が必要である。
 そのような組織を維持してきた日本の統一教会幹部や一般信者の信仰、メンタリティーはどのようなものだったのか。なぜ、ここまでの資金的収奪に我慢してきたのだろうか。 統一教会員はこのことを誰も理不尽とは考えなかったのか。

 これらの疑問に外部の人間が答える術はない。



7/15(土)終日降雨それも激しく 観測史上最大の降雨量、各地で被害発生した
2:00起床。読書、データ整理他。パナ・メロディアス再聴。降雨ほとんど休みなく続く。秋田県では観測史上最大の降雨量だ、という。各地で被害発生した。
15:30家内とともにリハ病院に。新聞入力など、不調のハードディスクのバックアップを試みる。最近作業が鈍い。秋田西武は休業していた、という。19:00帰宅、途上病院の近くの道路が冠水、なんとか通り過ぎた。20:30就寝。

安倍元首相狙撃1年(5) 統一教会とは何だろう(2)  慰安婦問題、徴用工問題とも関連
 私は創唱宗教にほとんど関心がなく知識もない。
 統一教会についても同様である。ただいろいろ読んできた結果多少の疑問は残った。

 韓国はキリスト教徒が30%ほどを占める。日本は1%ほど。江戸末期に同じ様な布教がなされたのにこの大きな差はなんなのだろうか。私は日本人の宗教観の特殊性だと思う。

 その背景の元で文鮮明が「メシアの降誕」を自認することで1954年統一教は誕生したのであるが、仮に、日本社会において韓国発祥の統一教が教勢を拡張できなければ、統一教は韓国の一民族宗教として新興宗教の一つに数えられるに過ぎず、韓国内で小財閥と教団を形成するに留まったはずである。

 それが、何故キリスト教の亜流である統一教が戦後に日本に入り込んだのか??

 統一教会の信者は日本国内だけで数万人、韓国と全世界を合わせても数十万人にほどの小さな宗教団体である。
 一般的に言って宗教団体は自分たちを誇大妄想的に拡大して見る傾向がある。この程度の中小規模の教団が国家を名乗り、憲法を定めているのは奇異にうつるが、信者にとっては大きな拠り所になるであろう。

 統一教は日本に入り込み布教に成功し、日本の一般市民から巨額の資金を収奪して韓国に送り、その資金によって文鮮明ファミリーは財閥の一つとなった。
 日本の統一教団は韓国人の教祖ファミリーに完全に支配されている。なぜ、韓国の統一教は日本の宗教信者をこれほどまでに支配できたのだろうか。なぜ日本の統一教会信者は、韓国の教祖ファミリー、幹部たちに従順に従い、人生や資産のすべてを捧げてしまうのだろうか。

 その背景を読むに、やはり日韓の歴史を意識せざるを得ないようだ。
 韓国人教祖と幹部たちが抱く日本の植民地主義に対する恨みの感情と、それに呼応する日本人信者の懺悔の意識があった?? と考えざるを得ない。

 1965年に締結された日韓基本条約によって、韓国政府は日本から得られる経済協力の代わりに、日本に対する植民地期・戦時下の一切の賠償に対する請求を取り下げた。韓国国民は朴正熙大統領の下で、この条約に怒りを表出することが封じられ、国民の不満が溜まっていった。

 一方、日本でも、こうした戦争責任の政治的決着に道徳的負債感を持つ人々が一定数存在していた。統一教会の言い方では、日本は「母の国」として韓国の世話をし続けなければならない、という論旨が基本にある、という。

 なぜ、日本人は統一教会を信じるようになったのか。
 なぜ、数万人の日本人が信者として活動し、教祖ファミリーを中心とする宗教的・家族的な共同体を形成し、日本の富と人材を韓国側に提供するに至ったのか。

 よくわからない部分があるが、そこには笹川良一氏、岸元首相等の政治家が関連し、統一教会とgive and takeの関係になった様だ。



7/14(金) 降雨終日  大曲中通病院外来  明日から警報級の降雨が想定されている
2:00起床。文献など読む、パナ・メロディアス再聴。録音データ整理。7:40Taxi駅に、8:11こまち、降雨Taxi 。8:50大曲中通病院外来。患者数に余裕、中通リハのカルテ処理。書店訪問なし、15:30中通リハ病院。患者対応、新聞チェッ ク。19:30帰宅・夕食。21:00就寝。

安倍元首相狙撃1年(4) 統一教会とは何だろう(1)
 日本人に宗教についてアンケートすると70%が自分は無宗教である、と答えている。しかし、同時に宗教心は大切だ、とも答えている。要するに自分は決まった宗教を持っていないが、宗教心は豊か・・ということ。
 人類にとって大切な、宗教心についての考え方が問われているのに、これは実に大雑把で曖昧な姿勢である。

 こういう考え方は諸外国ではまず理解されない。これらの社会で無宗教であると答えることは、その社会からほぼネグレクトされる厳しい状況を自ら表現することになる。人間らしからぬ姿勢だとまで言われかねない。無宗教であることなど、これらの社会では到底理解されない。

 日本は他の宗教国とは異なった宗教環境にある。日本に住む者にとって国内で無宗教であると表現することはそれほど違和感を持たれず、一種の了解事項であり、ほぼ当たり前の答えである。しかしながら、日本人の無宗教は真の無宗教ではない。

 宗教を大別すると、種々の分類法があるが、日本における宗教は大きく以下の分け方をするのが理解しやすい。

(1)自然宗教ーー宗教心の対象が山とか岩などの自然にあり、特定の教義、教祖ではないもの。

(2)神道ーー宗教心の対象が民間の習俗的な意識、言い伝え、神話から生まれてきたもの。(1)と(2)は区別困難な場合もある。

(3)創唱宗教ーー特別な創唱者によって提唱され、信仰されている宗教のこと。主に神や霊的な超越者などから何らかの啓示を受けたとされる創唱者よって唱えられる。
 その中では「仏教」が代表的存在。70%ほどの人が、実際に先祖代々の仏教に属しており、仏事を行う菩提寺などを持ちながら、個々人はそれほど帰依しておらず、そのために無宗教と答えざるを得ない状況になっている。
 そのほかに、「天理教」、「創価学会」、「真如苑」など。オカルトと言われる「オウム真理教」、「統一教会」なども含まれる。

 日本人は創唱宗教を恐れている??だから、一般人はあまり近づかない。

 今回は「統一教会」の信者2世による犯行であった。「教会」の内情などは一部の関係者にしか知られていなかったが、安倍元首相狙撃事件を機に一気に白日の元に晒されることとなった。特に信者2世は厳しい状態に置かれ、呻吟している状況も明らかになった。

 私も問われると無宗教と答える。創唱宗教は理解し難い。信者も怖い。
 創唱宗教を深く信じている方々は独自の幸福感があるのかもしれないが、私から見て洗脳され、催眠状態にある特殊な集団にしか見えない。それがために信者は往々にして閉鎖的になりやすい。
 



7/13(木) 降雨後晴 健康クリニック結果判定
1:30起床。新聞・文献等。データ作成、パナ・メロディアス再聴。自炊データ整理。7:00外仕事、収穫。庭見回り、8:15家内に同情中通リハ。新聞チェック+入力、 新入院患者あり。対応厚い文庫本、「秋吉事件」自炊。14:00健康クリニック、そのまま千秋公園コイとカラスに給餌、ダイレクトキャッチのカラス増えた。入院患者家族対応。19:30帰宅夕食。プチ対応、21:00就寝。

安倍元首相狙撃1年(3)
 自民党最大派閥の長である安倍氏は後継者を育ててこなかった。
 ある意味では安倍氏の危機管理の欠如だったと言えよう。まさかこんな形で突然に死を迎えるなど思ってもいなかったのだろう。
 また派閥の代表格の何人かも同様である。元首相の存在下では抜き出る行動自体危険でもある。3すくみ、4 すくみ状態で抜きん出ようとするものはいなかった。結果的に後継リーダーは1年経っても絞り込まれておらず、自民党総裁候補を狙う思想的な後継者もいない。はっきり言っておかしい集団である。

 この状態は岸田氏にとって都合良いことで、以前のようには党内の保守派を気にする必要が少なくなっている。

 政治に緊張感が乏しい。 ポスト岸田をうかがう魅力的なリーダーが不在で、野党は分裂状態にある。 岸田首相の手腕は決して優れているとは思われないが、首相にとって手ごわいライバルが見当たらない。歴史的に自民党はたくさんの個性的人材を輩出してきたのに、すっかり活力が失われている。ここまで競争がなく、行き詰まってしまったことは、近代日本の歴史では無かったと思われる。

 自公の関係もおかしくなり始めている。   
 自民党にもほかの政党にとっても、厳しい危機が訪れつつある様に見える。

 今回の安倍元首相狙撃事件は過去の政治家へのテロと質的に異なる。 515事件、226事件にしても総理大臣を狙うといった事件を起こす側にはそれなりの思想が背景になっていた。

 今年は岸田首相も襲われた。
 未遂で終わり、大きな被書は出なかったが、首相を襲った事件が続いた背景にはネット社会の問題もあるが、偶然ではないだろう。暴力に訴えるのは良くないことだ、というこれまでの抑制力に陰りが出ているのでは??
  暴力を廃し、言葉で主張しよう、という民主主義社会の合意にほころびが出はじめいる?? 

 いかに切羽詰まっていても、いかなる理由であれ、他者に危害を加える暴力は絶対に認められない。一年の間に2件も、政治の頂点にいる総理大臣を狙った犯行が生じたというのは、従来とは異なる違う種類のテロの危険性が台頭してきたのかもしれない。

 日本は今閉塞感に満ちている。決して良い方向にはない。

 右肩上がりの時代は終わり、世界の中で日本の立場はとても難しくなっている。 日本は国際的に地位を失っていく。にも関わらず、岸田総理は国際的懸案に切り込んでいく。
 一方、日本が抱える問題、すなわち「縮小していく国」への対応は先送りされほとんどなされていない。

 しかしながら国民は実感・体感として日本の縮小路線を感じ取っている。これからは一層生活環境は悪化していく。結果として国民の社会的分断が拡大し、対立が生じていく。



7/12(水) 早朝降雨曇り、午前から中通リハ 
1:00起床。パナメロディアス再聴。データ整理などいつもと同じ。8:30降雨のために家内に同乗中通リハ病院、入院患者対応。新聞書籍データ化、自炊3冊。午後も同様、病棟対応、読書など、 19:10帰宅・夕食、20:50就眠。

安倍元首相狙撃1年(2) 政治と統一教会
 
 安倍氏を襲った容疑者は旧統一教会の信者の2世で、個人的な恨みが高じて事件を起こしたものだ、と判明した。
 私は事件当時、従来の政治テロと比較して、動機の単純さに異和を感じ言葉を失った。しかし、その後、政治家と旧統一教会がこれほど密着した関係であったことを知り愕然とした。事件後、マスコミを含めて統一教会問題に関心が集中し過ぎてしまい、日本政治が抱えるほかの重要な問題に光が当たらなくなった側面がある。

 警察の調べによれば、安倍元首相を統一教会の最大の信奉者の一人だと信じた容疑者による犯行であった。それ以降、統一教会による霊感商法や、容疑者の家族を経済的苦境に追い込むことになった信者への高額献金要請、自民党と統一教会との密接な関係などが連日メディアで報道された。

 韓国でキリスト教系新宗教と目された統一教が文鮮明によって創設されたのが1954年、日本で布教が開始されたのは1958年、日本でもすでに65年が経過、その間に日本では1964年に宗教法人として認証された。

 教団と財閥という組み合わせは稀なものではないと思うが、教会の収益を稼ぎ出している地は日本である。

 日本では霊感商法を行う「カルト集団」として、1987年から2021年までに、1237億円を超える巨額の被害が全国霊感商法対策弁護士連絡会のもとで集計されている。

 他方で、統一教会は多数の自民党国会議員や地方議員に無報酬の私設秘書を送り込み、無償で選挙応援を行う、などの政治的活動を活発に行い、見返りを受けてきた様である。

 統一教会と言えば、信者同士で教祖が選んだ配偶者と集団で結婚式を挙げることでも知られている。1992年には、元女優・歌手、アスリート達が参加したことで話題になった。 これまで日本の7.000名を超える女性信者が韓国の男性と結婚し、渡韓している。すなわち、日本の比較的裕福な女性信者が、 結婚難に悩む韓国男性と結婚するという図式になっている。

 日本社会において統一教が教勢を拡張できなければ韓国の新宗教の一つに数えられるに過ぎなかったと思われるが、何故か統一教は日本人の布教に成功し、日本の一般市民から巨額の資金を収奪して韓国に送り財閥の一つとなった。

 上記の記述は、私の資料の一つ、櫻井義秀著「統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る 」(中公新書) によった。

(事件後数多く出版された関連図書の中で、私が 勉強の資料とした一冊)

 本書は以下の4点を中心に考察しており、統一教会を理解するのに役立った。
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@統一教会が韓国で宗教的財閥となり、日本では霊感商法を行うカルトになっていく経緯、
A日本の女性信者が韓国の男性に嫁いで韓国で生活しなければならない状況がなぜ起きたか、
B日本の統一教会信者たちが韓国の教祖ファミリーと幹部にすべてを捧げるまでに支配される精神構造、
C日本は統一教会問題にどのように対処していくべきか、
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 私も1960年代後半に盛岡駅で大学生風の信者からしつこく勧誘を受けたことがある。最終的には拒否したが、去り際に「・・・」と口汚く罵られた。こんなこともあって多少関心を持っていたが、安倍元首相襲撃との関連で、当時のことを思い出した。



7/11(火) 曇り降雨終日 中通病院外来  
2:00起床、パナメロディアス再聴。本読み、第二次世界大戦関連など。5:30可燃ゴミ、まとめのみ。降雨の隙間を縫って6:40バス、中通リハ、7:00病棟回診、カルテ対応、新聞チェック、8:45-13:00中通病院外来、患者中等度、されど疲弊。13:15中通リハ病院、微睡。15:00新入院あり9人目。新聞チェック+入力、19:15帰 宅、夕食、21:00就眠。

安倍元首相狙撃1年(1) 政治的には平穏に、淡々と進んでいる 
 2022年7月8日、11:30頃安倍元首相奈良で狙撃され死亡された。
 狙撃犯はすぐに逮捕されたが、41歳無職の男で単独犯。動機は個人的な恨みだったという。
 世界でも銃規制が厳しい国で考えられないような事件であった。
 つい2年前まで日本の首相として、憲政史上最長の在任記録を持ち、現職の衆院議員であり、自民党最大派閥の長としても、国内だけでなく世界的にも貢献してきた氏の死去、しかも、選挙応援演説中であったことは惜しみきれない喪失であった。

 氏の業績は長期間にわたる足跡を列挙するとあらためて確認できる。

 勿論、負の側面もあった。氏は任期が長くなるにつれ国会や国民を軽視するようになったと思う。国会答弁は徐々に紋切り型、早口、強弁、質問趣旨無視・・・・など、国会論戦を聞いていて不快になったこともあり、もう少しなんとかならないだろうか?などと私は常に感じていた。

 いろいろあるが巨星を失ったことには変わりない。
 自民党の最大を率いる政治家が突然の力によって命を絶たれた後、日本の政治はどう動いてきたのか。氏の不在がもたらしたものとは何なのか。

 あの瞬間、日本の政治が大きく変わる激動の1年を迎えるのではないかと予測したが、そうはならなかった。

 自民党内の安倍派の後継争いが激化して分裂したり、政権力をめぐる激しい闘争が起こったりすることもなかった。確かに安倍氏という存在はなくなったが、そのまま政治は延長線上で淡々と進んでいるように見える。

 岸田首相のもとで政治が事務処理化され、躍動感が失われているようだ。

 良きにつけ、悪きにつけ、安倍氏の政治は、彼なりのイデオロギーや思い入れに深く彩られていた。それに対して岸田氏は状況追従型でやらなければならないことをただ進めているようにしか見えない。

  そこには情熱も思慮深さも見えない。解決策は全てばら撒きになっている。これは理想を掲げる本来の政治ではなく、真の責任者を欠き、事務方による処理のやり方に近い。

 岸田氏自身が何と思っているか読み取れないが、政治的な動機をむき出しにせず、力を込めずに淡々と説明を繰り返す。岸田氏の「丁寧に説明する」ということは同じことを何度も説明する、ということのように見える。だから、国会答弁を聞いていてもちっとも面白くない。

 岸田首相は「宏池会」の会長職にとどまっている。ハト派のはずが戦後日本でかつてなかった防衛費の大増額を進め、野党もメディアもそんな岸田氏を追い詰めることもない。
 国会議場を采配するはずの議長も力不足である。



7/10(月) 曇り降雨  健康クリニックドック Web講演会
1:00起床、各種データ、特に自炊関係整理。そのほかはいつもの如く。微睡若干。新聞休刊日。6:40バスリハ病院。入院患者対応、新聞チェック、9:00-11:00健康クリニックドック、受審者13名、結果判定13名。11;15中通病院理髪で散髪髭剃り。12;10リハ病院、昼食、微睡。入院患者対応。新聞入力、データ整理。読書、18:45Web講演会インターベンション関連、20:45帰宅、夕食、21:30就寝。

カラス(7) カラスはなぜ「カー・カー」と、鶯は「ホーホケキョ」と鳴けるのか??(3)
 小鳥は両親の鳴き声から基本的鳴き声を学ぶようである。これはヒトの言葉の習熟と同じ。

(1)隔離されて育った鳥の歌はどうなる
 正常な歌をうたうために親の指導が必要なら、ヒナ鳥を隔離して育てたら、どんな歌をうたうのだろうか?? 幼鳥を防音室のなかで隔離して育てると、異常な歌をうたうようになる、という。今までに研究された小鳥達のなかで、隔離状態の下で正常な歌をうたった種は一つもない。

 ということは、どんな小鳥でもうたう能力は先天的に持っているが、上手にうたうには、若鳥が成鳥からうたい方を習わなければならない、ということである。

 この点で人間の言語の学習に似ている。言語を習う能力は、先天的に備わっているのに、文法、単語、発音の法則は後天的に学習されなければならない。

(2)歌の青写真
 隔離中の鳥にテープレコーダーで自種の歌を聞かせると、鳥は正常な歌をうたうことができるようになる。したがって、指導する鳥の存在自体ではなく、歌だけということになる。

 しかし、野外では同じところで何種類もの小鳥がさえずっている。若鳥に自種と他種の歌を聞かせたところ、若鳥が自種の歌を優先的に取り入れる能力を持っている事がわかった。

 鳥が自種の歌の青写真を持って生まれ、その歌を聴くことで体系化して行くと思われる。 この能力は、今までに研究されたどの鳥にもあることがわかっている。生物として長い歴史が小鳥のDNAにセットされたためであろう。

(3)歌習得と記憶
 小鳥が歌を習う時、決して同時に鳴きながらではなく若鳥は黙って聞くだけである。 童謡にある「スズメの学校」での教え方ではないらしい。
 若鳥が、歌をうたい始めるのは、習ってから数ヵ月後のことである。この期間は一切しゃべらずに聞いた歌を覚えている。小鳥の歌の習得は、最初に記憶することと後でうたうことの二段階からなっている。

(4)歌習得の期限 若鳥の時だけしか機会はない
 若鳥は限られた時期に歌に習熟しないと手遅れになる。また、この時期を逃すと、後でいくらよい歌を聞かせて矯正を試みても変な歌をなおすことができない。脳の習得機能が閉じてしまうためだろう。

 ヒトの場合、意欲さえあれば生涯を通じて可能であるが、完全に言語習得ができるのは思春期以前に限られているといわれている。


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 私は15年ほど前に秋田県の森林地帯である森岳山に登ったことがある。
 この時にアカショウビンの鳴き声を身近に聞いて、小鳥達の発声機構はどうなっているのか、と疑問に思った。

 鳥の鳴き声の研究はここ40年のあいだに、他の生物学の分野の進歩に貢献できるほど生長した。
 小鳥の歌の研究は、行動と悩の研究によい材料として認められるようになった。
 私の今回の小文はそれらの文献から得た知見である。いい勉強したものだ。


7/9(日) 降雨終日 
2:15起床、文献検討等など,いつもの如く淡々と。午前は読書中心、蓄積データの整理中心。昼NHKニュース、のど自慢楽しむ。微睡、14:30収穫。座学読書中心、19:00夕食、20:30就寝。天候もあったがたいした働きがなかった一日。

カラス(6) カラスはなぜ「カー・カー」と、鶯は「ホーホケキョ」と鳴けるのか??(2)
(1)小鳥の発声機構
 ヒトを含め哺乳類の声は喉頭にある声帯からでる。
 大型鳥類についてはわからないが、小鳥鳥の発声器は、肺からでた2本の気管支が1本の気管につながるところにあり、「鳴管」と呼ばれる。成書によれば、鳴管の音の振動源は「鼓形膜」という透き通った一対の膜で、2本の気管支のあいだに張られ、筋肉で膜の張りかたを直接制御する。
 それが小鳥が鳴く器官であるが、私が興味があるのは「鳴管」などの解剖学的興味ではなく、なぜ似通った発声機構から種特有な泣き声を生涯にわたって出すか?? ということである。

(2)研究のために重要なフィールドワーク
 今まで私が書から得た知見では、小鳥の発声過程の研究は卵から育てた雛を観察する必要があり、極めて困難な作業であるということである。

 人工的な鳥カゴのなかで繁殖できる小鳥は、カナリア、キンカチョウ、十姉妹等のように飼育され慣れた種に限られる。
 だから、野性の小鳥を使って歌の成長過程を研究するには、タマゴやひなを野外から採集してこなければならない。これが実に大変である。

 例え、タマゴ、目がまだ開いていないヒナを採取しても、そこから育てるには特別な技術が必要、という。これが可能になってきたのは近年のことである。

(3)小鳥のベビーシッティング
 まず、採取したタマゴは40℃、湿度60%に保ち、周期的に回転する機能がある孵卵器に移す。回さないと胚が殻について死んでしまう。鳩を見ていると抱卵中の親は時々立ち上がり卵を回しているが、このためである。
 多くの小鳥は2週間以内で、ハトは21日で孵化する。孵化後のヒナをヒトが代わって育てるのは大変困難な作業で、手間も、餌の調合も筆舌に尽くし難いとされている。

(4)言語の先天性と後天性
 各種の鳥にとって、生まれつき習熟しやすい鳴き方のパターンがあるようだ。即ち、幼鳥が自種の歌の青写真を持って生まれてくる、ということ。

 ただ音声を習うという点では、ヒトの赤ちゃんも小鳥の子も、パターンのない音から始めて、徐々にパターンのあるものをつくりあげる、という点では共通らしい。
 
 ヒトの赤ちゃんを育てる場合、両親はひっきりなしに声をかける。その中で赤ちゃんは言葉を覚えていく。
 小鳥の子も親の鳴き声を通じて、パターンのない音から徐々にパターン化して行くようである。
 ヒトの赤ちゃんの場合は、成長過程でも、意欲がある場合には生涯を通じて言葉を学ぶことができるが、小鳥の場合は若鳥のうちに完全に種毎に特徴的な言葉の中で固定化して発展性が摘み取られる。

 だから、小鳥ごとに特徴ある鳴き声を持つことになる。



7/8(土) 超快晴33℃暑い 昨年安倍元首相狙撃
3:00起床、読書、文献チェック他いつもの如し。11:00ゾンタに行く家内に同乗リハ病院に。具体的に手伝う項目なし。微睡、病棟回診、問題なし。15:20バス帰宅、微睡読書、19:00夕食。20;30就眠。

カラス(5) カラスはなぜ「カー・カー」と、鶯は「ホーホケキョ」と鳴けるのか??
 鳥類は一般的には飛翔と鳴き声が生存のために必須の技能である。
 むしろ鳴き声の方が重要である。

 鳥のサイズには大きな差があるが、解剖学的に調べれば発声の機構そのものにそれほど大きな差がない。にも関わらず、種固有の特徴的鳴き声を持っている。
 
 私はこれが不思議でならない。
 なんで鳥類は発声機構がほぼ共通なのに鳴き声にこれほどの特徴があるのか?

 私は岩手の山村地帯で育ったが、我が家の庭にも多種の鳥が来たし、里山にもよくいった。自然の中での小鳥の囀り、いつも素晴らしい、と思っていた。
 私にとって「鳥の声」は、子どもの頃からの自然の中の音であって、どういうきっかけで「鳥の歌」に興味を持ちだしたのか、自分でもはっきり覚えていない。

 小学校から高校時代にかけて伝書鳩を飼育した。鳩たちも多くの鳴き声を持っている。しかし、つい先日までは各々の鳥たちの独特の声があることを当たり前のこととして受け入れてきた。
 しかし、今はなんでこんなに個性的なのか!!! その発声の機序は何か???と考えている。

 鳥は飛翔できるから互いに距離が離れていることが多い。
 鳥たちは固有の信号を持っていて、他を識別するときには、姿よりも声を判断材料としているらしい。

 多くの小鳥は5種類くらいの音声を出すが、日本では古くからそれらを「さえずり」と「地鳴き」として区別してきた。

 小鳥の「さえずり」は一般に、雄が繁殖期に歌う。通常「歌」は一般に複雑で長く、また、ヒバリのようにひっきりなしに鳴く鳥では何分も続けて鳴く。

 鳥はそれぞれの固有の歌を持っており、世界のどこへ行っても、別種の鳥が同じ「さえずり」を持つことはない、とされている。

 雄の小鳥は、繁殖期になると縄ばりに留まり、目立つところにとまって、胸をはるような特別な姿勢をしてさえずる。
 これに対し、「地鳴き」はチュー、チャー、スィーなど一般に短い。「地鳴き」は縄張りに関係なく、外界の特別な刺激、たとえば敵、親、子にたいして発声される。

 歌をうたう鳥は、分類学的にはスズメ目に属する。 世界中に約9000種の鳥がいるが、そのうち4000種がスズメ目に属する。 スズメ、ホオジロ、ヒバリ、ウグイス、カナリアなど。
 しかし、日本で「小鳥」とは呼ばれない鳥のなかにも、スズメ目に属するものがいる。その例の代表が、カラスである。



7/7(金)  晴、暑い  大曲中通病院外来   
1:30起床。文献読みなど。5:00可燃ごみ集配所に。収穫、7:40Taxi駅東に。8:11こまち、8:50大曲外来。往復Taxi。大曲中通病院売店のスタッフにキウリ届ける。15:30書店経由5冊購入、帰院、新聞チェックと入力など。新入院患者あり、19:30帰宅、夕食、就寝。



カラス(4) 雑感 カラス以外にもツバメ・スズメも減っている
 カラスは身近な鳥のか中では、大型で、集団行動し、ゴミや作物を荒らすために害鳥として扱われている。

 私はカラスが嫌いではない。唯一嫌うのはあの「カー・カー」と鳴く時の声のデカさである。これを側でやられたら耐え難い。

 なぜカラスが市街地に現れるのか??
 カラスには猛禽類の如くの爪や嘴など攻撃的武器もなく、飛び方も下手。餌の取り方も下手。自然界の中では生きるのが困難で、より弱いものを襲う。
 だから、他の鳥以上に人間とのかかわり、残飯漁りなどをせざるを得ないし、外敵から自身を守るためにも人間を必要としている。
 飛ぶには莫大なエネルギーを使う。「栄養価が高く、消化の早い餌を大量に必要とする」。カラスが都市部で増えたのは、70年代以降のこと。 都心は天敵の猛禽類が少なく、針金など巣作りの材料も得やすい。特に家庭や繁華街から出る生ごみをエサとすることで、環境に適応していった。

 カラスは嗅覚に頼るのではなく、紫外線の反射具合によって半透明ごみ袋の中の生ごみを探しあてているという。 だから、ごみ袋が黒かった時代は、これほどの被害はなかったのだという。 分別マナーを守らない人間が増えてごみ袋が半透明になった。このことがカラスを喜ばせた。実は人間にも非があった。

 ここまでカラスを理解してくれる人も少ないだろう、と自負している。

 カラスは食肉にならないのか?
 かつては郷土食として幾つかの地域でカラスの焼き肉や鍋料理もあったらしい。あまり美味とは言えないらしい。それでも、日本を含め多くの国で食べられてきた。日本でも昆虫まで食料として検討されている今、カラスは食肉として再評価されるかもしれない。
 やむを得ず殺した命は、術があるならば活かしきりたい。 邪魔者は殺して捨てていいという考え方は、未来に伝えたくないものである。

 人が「襲撃」される??
 人が襲撃されるのは、大部分ヒナが居る巣に近づいたため。彼らは事前に威嚇音で警告する。カラスの襲撃そのものよりも、それに驚いて転倒する方が遥かに危険。

 カラスは人間社会の影響を大きく受ける
 カラスは夜にねぐらとなる緑地に集まる習性がある。

 研究者らでつくる「都市鳥研究会」は1985年から定点で追跡調査を続けてきた。2021年12月には、前回2015年の個体数より4割少なかった。

 東京都が毎年都内4カ所で行っている調査でも、減少傾向にある。
 最も多かった2015年度の3万6400羽から、20年度には1万1千羽まで減った。その原因としてコロナ禍で生ごみは減ったことが挙げられる。東京二十三区清掃一部事務組合によれば、初めて緊急事態宣言が出た20年4月、飲食店やオフィスなどから出る事業系ごみは、前年同月に比べ約4割も減ったという。

 最近は自治体がカラスよけのネットやボックスを使い、ごみが荒らされる被害を避けるよう呼びかけてきたことも影響しているようだ。

 カラス以外にもツバメ・スズメも減っている
 バードリサーチや日本野鳥の会などが約30年ぶりに全国調査をしたところ、スズメやツバメが3~4割減っていた。ツバメは、90年代の1万4978羽から8987羽に。 スズメも、3万1159羽から2万627羽に減っていたという。

 これら野鳥たちの増減が人間社会のありようと密接に関係していることの意味づけを深く考えなければならないだろう。



7/6(木) 早朝降雨のち晴れ強風 
2:15起床。メロディアスライブ再聴、文献,録音データなど処理。読書。8:00家内に同乗リハ病院、新聞チェック、患者家族対応、新入院受け入れ。新聞入力、患者家族対応。病棟対応。島耕作シリーズ、19:30帰宅、夕食、20:30就寝。

カラス(3) カラスはどれだけ賢いか 科学的評価が進んでいる
 カラスは「賢い」鳥として知られている。

 イソップ物語に、水瓶に石を投げ込んで水位を上げて飲むカラスが出てくるが、あれは作り話だろう、と思ったが、 本当に石を放り込んで水位を上げたカラスが東京大学で観察されている。

 慶應大学の樋口教授は蛇口をひねって水を飲むカラスを報告している。ひねって回すタイプは初観察。しかも、このカラスは飲みたい時と水浴びしたい時で水量を変えた、という。
 カラスがクルミを車に轢かせて割るのも有名。 ただし、こういった技は全ての個体ができるというものではない。

 カラスの知能を世界に知らしめたのは、ニューカレドニアカラス。このカラスは枝を曲げたり、葉の一部を切り取ったりと、加工して使う。絶妙な力加減で幼虫をくすぐって怒らせ、棒の先に噛みつかせて釣り上げる。

 これらの能力は動物全体を見渡しても卓越している。最初、道具を使うのは人間だけと考えられていた。だが、チンパンジーも道具を作る。枝を噛んで柔らかくして蟻塚に突っ込み、アリを釣って舐める。

 人間に近縁なチンパンジーが道具を作ることは、まだ理解しやすが、カラスはいきなり、チンパンジーと並ぶ能力を発揮した。

 また、カラスは社会的知能が高いことも知られている。社会的知能とは、集団の中で他個体との関係を上手に捌く能力のこと。カラスの群れの中には順位があり社会的な関係性もある。うっかり自分より強い個体に先んじて餌を食べると攻撃を受ける。

 上記の如く、カラスの知能を紹介するエピソードは枚挙にいとまがない。

 カラスは「羽毛のある猿人類」といわれる。それについての研究も進んでいる。

(体重と脳の重さの比較 杉田昭栄著 カラスなぜ遊ぶ 集英社新書より引用 カラスは上位に位置する)


(同誌より引用 カラスの脳はニワトリに比して相対的にでかい)

 カラスの知的能力を調べると、チンパンジー など類人猿レベルの課題を次々とこなしている。知能の起源は様々だろうが、カラスは集団内でうまく立ち回ったり、オオカミなどの食べ残しを失敬するために、相手の動きを読んだりする中で進化していったのだろう。

 カラスの持つ知的能力は人間からするとチグハグなところがある。 当然である。彼らは鳥類なのだ。動物の知的能力は、その動物の進化や生活史で生き延びるためのツールである。カラスにはカラスが必要とする知能があり、人間とはパターンが違っている。

 「何歳児なみ」という安易な表現をすると、その辺の能力の評価を見失う。



7/5(水) 晴れ32℃ 午前フリー午後リハ病院 
1:00起床。メロディアスライブ再聴2014年分終了。渡辺淳一あじさい日記読了。8:30外仕事若干、畑周辺草刈り6回目。昨年は13回目だから確実に少なくなっている。12:12バス中央警察でおり千秋公園のコイに給餌。高技能のカラスまた、子育て中。12:40リハ病院。昼微睡。新聞チェック、14:30カンファ。入院患者対応。読書他。19:30帰宅、夕食、20:25就眠。

カラス(2) 特別な技術を持つカラス
 もともとカラスは人々と深く関わり、大自然の中で互いに溶け込んでいた鳥であった。しかし、現代社会ではカラスと居住空間を分かち合うことが出来なくなり、カラスを邪魔者扱いにしか捉えられなくなっている。最近、秋田ではツキノワグマと遭遇する機会が増えているのも棲み分けができなくなったからである。

 カラスは学習する能力に優れた動物とされている。 カラスは自分にイタズラしたヒトの顔をよく覚えていて、時に攻撃するという。また、ニューカレドニアのカラスはエサを採取する際に道具を使うことで有名である。針金で道具を作って虫を取り出す、という。くるみを車道に置いて割るのもいるらしい。

 また、私は実際に見たことはないが、カラスは遊ぶ鳥ともいわれている。電線にぶら下がり大車輪をしたり、滑り台で何度も繰り返し滑っているカラスなど報告されている。

 私は餌を取る際に特別な技を持っている2羽に巡り合って感心した。

 私は秋田市内を流れる旭川と千秋公園にあるお堀で週に何度かコイにパンの耳を細断して作った餌を与えている。
 その際、目ざとく私に寄ってくるのがカラスである。あまり通行人がない時には餌のうちの一部をカラスにも与える。カラスは嬉々としてついばむ。それを見て私も嬉しくなる。

 そのカラスの中で2羽であるが餌を取るのに特別な技法を持ったカラスがいる。

 ?そのうちの一羽は旭川に撒いた餌のうち、コイが食べ残して川下に流れているパンを川面をスレスレに飛びながら体をぬらす事なく上手についばみ取るカラスである。それを餌があるうち何度も何度も繰り返す。ほとんど失敗することない。一回ごとに川辺の柵に止まり飲み込んでから再び挑戦する。残念ながら写真撮影はできなかった。

 ?もう一羽はお堀のコイに餌を撒いた時に寄ってくるカラスのうちの一羽である。時々餌をカラスに投げ与える。多くのカラスは地面に落ちたパンを拾うのであるが、そのうちの1羽は投げ与えたパンをダイレクトキャッチする。時には飛び上がって私の手元近くでキャッチする。ほとんどミスすることはない。しかも、連続して5−6ヶ嘴しに溜め込んでもまだ欲しがる様子である。先日は側にいた若鳥に口移しで与えていた。多分巣立ち直前の親子なのであろう。

(ダイレクトキャッチするカラス 2羽のうち後方の1羽はサイズと羽の様子から見て子供と思われる 口移しでパンをもらっていた)
 子育て中のカラスを目の前で見る機会などほとんどないだろう。いい瞬間を見た、と思う。


(もちろん空腹の鳩も集まってくる でもカラスが来ると一斉に飛び立つ)



7/4(火) 快晴  中通病院外来   
1:30起床,メロディアスライブ再聴 新聞、文献読み、その他いつものごとく。4:30可燃ゴミ+柿の木の枝二袋提出。6:40バスリハ病院。7:00病棟回診カルテ記載、新聞チェック。8:35-12:45中通外来。13:00リハ病院。微睡、新聞チェック+入力。再度病棟に。読書その他、19:30帰宅夕食、20:15就眠。

カラス(1) 私はカラスが嫌いではないが・・・
 私は小学生時に伝書鳩を買っていたこともあって一般的に鳥類は好きである。現在も月刊誌「野鳥」を購読している。そんな中でカラスも決して嫌いではない。毎日の様に接する身近な鳥である。

 野口雨情作詞、本居長世作曲の童謡「七つの子」を私は好きだ。童謡はいい。

 『カラスなぜなくの カラスはやまに かわいい七つの子があるからよ
 かわい かわいと カラスはなくの かわい かわいとなくんだよ
 やまのふるすへいってみてごらん まるい めをしたいい こだよ』

 全身真黒で悪霊の使いみたいに見られがちのカラス。決して真っ黒ではない。よく見るとその羽は青や紫、緑などの光沢を帯びている。

 カラスはゴミあさりの名人、農作業の天敵、もっぱら嫌われ者だが、童謡「七つの子」のカラスは、実に可愛らしい。

 ただ、不思議な歌詞である。この中で「7つ」とは、一体、何のことなのか?? 意味深である。
 7羽の雛では、不自然。文献を調べてみたところ、カラスの産卵は普通3-5個で7個の記録はない。しかも、孵化率、生育率とも低く、7羽の雛が育つとは考えられない。
 ならば7歳の子供か?? まさか?? 歌詞から少なくとも幼鳥のはず。山階鳥類研究所のデータでは、7歳は超高齢カラスということになるらしい。

 ならば、”7つ”は何を意味しているのだろうか? この場合は「沢山」の、あるいは、「いくつか」の意味ではないのか?そうなれば 「七つの子」は、何羽かの雛鳥という意味にもとれる。この様な使い方に「七転び八起き」などがある。決して7回転倒して8回起きる、という意味ではなかろう(合田道人)。

 カラスによる農作物への被害は深刻で鳥害のトップの座を占める。また、電力関連企業においても送電用鉄塔への営巣などで大きな事故のもとになり、某電力会社では年間数億円の対策費を投じているという。カラスはゴミの散乱に始まり、停電や線路の置き石事件の犯人としても、人々から「目の敵」にされている。

 しかしながら、古くは神の使者としてステータスの高い鳥であった。

 神の使者とされるカラスは、足が三本ありヤタガラス(八咫烏)といわれ、『古事記』では、このヤタガラスは神武天皇が大和を平定した時、戦況に功績があったと記されている。

 熊野三山の一社である「熊野本宮大社」では、八咫烏の三本の足は、天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、「同じ太陽から生まれた兄弟である」ということを示すとされている。烏天狗の伝説も各所にある。

(熊野本宮大社のシンボル??)

 一方、民話では、この三本足のカラスが今のように二本になったのはイヌに一本あげたためといわれている。 昔、イヌも三本足で、神様にもう一本の足をお願いしたら、カラスの足を一本さずけたとのこと。イヌは神から頂いた大事な足にオシッコかけないように片足を上げて用をたすようになったとのこと。身近に残る面白い話の一つである。



7/3(月) 早朝降雨午前から晴れ 健康クリニックドック 
1:20起床、メロディアスライブ再聴、医学文献等など中心に読書、録音データ整理。6:40バスリハ病院。7:00回診カルテ整理。新聞チェック、9:00-11:30健康クリ、ドック12名、レントゲン読み結果判定12名。12:00リハ病院。微睡、読書、16:00千秋公園コイに餌、直接キャッチする技能の高いカラスに会う。17:30散水など。19:30帰宅夕食、20:30就眠。

歩数計「平成の伊能忠敬」 私も日本の海岸線を1.5周できた(2)
 歩数計「平成の伊能忠敬」は氏が歩いたと思われる海岸線にそって日本を一周するゲーム機。日本の海岸線の総距離は19044.18Kmとセットされているから、一周するのに1日1万歩で7-8年かかる。

 歩数計機能としては一日ごとの距離・歩数等の表示と、積算表示および現在歩行中の都道府県の簡易地図などが表示される。


(歩数計「平成の伊能忠敬」による都道府県の海岸線の長さ 北海道は2700Kmもある)

 東京を出発して北上、北海道を通過するだけで1年近くを要したが、19044Kmで日本一周を達成したのが2020年4月14日。6.8年かかった。歩数計には達成のメッセージが数種類現れお祝いしてくれた。

 沖縄を含む日本一周を達成した2020年4月14日時点の積算データ。
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所要期間:2.565日(7.03年)、
総歩数:Σ2.411万歩 (平均9.399歩/日)、
歩行距離:Σ19.292Km(平均7.52Km/日)であった。
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 開始当初は新しい試みに燃えて、やる気満々、さらに私も若かった。その頃は1日25.000歩、20Kmにも達したことがあった。当初、最低1日10.000歩を目標にしていたが、結果的に9.480歩と目標には達しなかった。

 日本一周達成後、直ぐに2周目の日本一周に取り掛かった。

 2周目に入って約3年、2023年4月23日福井修了富山に入る。
 その時点で、2023年5月5日、心臓病を発症、継続挑戦ができなくなった。

 その現時点でのデータ。これが私の歩数計記録10年間の最終データとなる。
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所要期間:3671日(10.05年)、
総歩数:Σ3278万歩、 (平均8.929歩/日)、
歩行距離:Σ26220Km。(平均7.14Km/日)
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 私は「継続は力なり」という言葉が好きである。
 この10年間、毎日毎日コツコツと歩数を確認して私の健康度のバロメーターとして役立ててきた。

 今、病で継続できなくなったが、この10年間頓挫しなかったことに満足している。



7/2(日) 曇り午後から晴れ
1:30起床、画像データ整理他、読書。午前キウリ、ナス収穫。トマトに支柱だて。枝のまとめ。昼、新聞データ化、ニュース、のど自慢楽しむ。微睡、読書。庭畑作業若干。17:00音楽関連録画再視聴、井上指揮N響第九など。19:00夕食。20:55就眠。

歩数計「平成の伊能忠敬」 弟子入りして10年 私も日本の海岸線を1.5周できた 
 2011年9月、私は新たな運動ジャンルとして自転車を始めた。ドロップハンドルのクロスバイクと言われるタイプでスピードが出る。しかしながら、積算5.000Km走ったところで抗凝固剤の服用を始めたので事故などの際に出血死する可能性もあり、大事を取って自転車も止めることとなった。

 で、2013年4月、私は徒歩通勤を始め、2023年6月に病のために中止した。私の10年間の積算歩行距離は約30.000Kmであった。

 高齢者が歩いた、と言えば偉大な先人は伊能忠敬である。氏は50歳から天文学を学び、日本全国の地図を作るために地球1周分歩いた歴史上の偉人である。

 (彼が15年かけて歩いた距離は、地球の一周4万Kmとされている)

 江戸末期の50歳と言えば社会的には隠居して当たり前の年齢で、体力的にも弱り始める時期である。この年になって改めて天文学を学び始めた忠敬の、意欲、自らの理論を自分の足で確かめた気力、幕命とはいえ日本全国の地図のための測量を成し遂げた能力、緻密な計画性と一日も欠かさなかった実践記録、ただただ感服し、私など膝元にひれ伏すばかりである。

 私は徒歩通勤を始めた時、68歳であった。遅きに失したが彼の歩いたルートを私も実際に歩いて見た。

 2013年4月に伊能忠敬に弟子入りした。
 その日から「平成の伊能忠敬」という歩数計上で師の指導を受けながら、師が歩いたルートを私も実際に歩き始めた。
 この歩数計は伊能忠敬の歩行の足跡に沿って日本地図の完成を目指すというもので本体は一見ちゃちであるが、3D加速度センサーを採用しているなど精度は高い。


(私が10年間、1日も欠かさずその日の歩数をチェックした歩数計「平成の伊能忠敬」)




7/1(土)  小雨曇り午後晴れ 
2:30起床、文献チェック他いつもの如し。録音データ整理。新聞チェック。本日より日本経済新聞購読中止、値上げと情報過剰による。読書三昧。12:00検食、微睡、13:00-14:00外来レセプト点検、外来患者数減少しかかっている。17:00読売日響のコンサート視聴、コンマス小森谷氏退団だと言う、定年退職だろう。19:00夕食、22;30就眠。

住宅設備の老朽化(3)  水洗トイレの故障(3) 2Fトイレの便座からの水漏れ
 我が家では1F、2Fにトイレがある。設置後約20年問題なく機能していた。
 それが、本年3月、5月、7月と立て続けに故障した。

 (3)7月の第三の故障
 7月になって2Fのトイレの床面が少量の水で濡るようになった。原因を探ったところ便座の隙間から水が漏れていた。便座周辺には温水を作るヒーター、便座を温めるヒーターが収められているだけに放置は火災の危険もあり、かつ、素人の修理は危険である。

 自分で手を下せないのは悔しかったが、いつもお願いしている業者の点検を受けた。結論は、便座内部の亀裂による水漏れで、このタイプはもう生産が終了しており交換や修理は不可能。同タイプの新製品との交換が必要でしょう、とのこと。要するにもうダメだから早く交換すべし、ということ。予想通りであった。

 交換用品の見積では、15万円前後、7万円前後の2種勧められた。

 なんでこんなに値段に差があるのかは、温水の供給方式が瞬間式か貯湯式かによる。故障したタイプは前者であった。

 瞬間式は1500W程の瞬間湯沸かし器がついていて構造は複雑となり高額、後者は電気ポットがついている様なものなので安価である。
 電気料金は5人ほどの一般家庭で前者は年間1.700円前後、後者は4.500円前後かかる(電気料金は経産省のデータによる)。

 家族の人数1〜2人暮らしで温水の連続使用はないのであれば、本体価格が安い貯湯式の方がいい、と一般的にいわれているが、私は逆に考えた。

 即ち、わが家は少人数の上、トイレは1F、2Fの2箇所にあるから個々のトイレは使用頻度は少ない。さらに人数が減り1F一人、2F一人になる可能性も高い。ならば、ずっと温水を溜めておくのは無駄、瞬間式の方が有利なはず、と考えた。

 いろんなことを考えるのは楽しいが、請求書は15.6000円。
 我が家ではまだこれから次々と交換しなければならない機器が控えている。住宅機器の故障はコストがかかるものだなあ、と請求書を前にちょっと落ち込んだ。

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   年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
  月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。
  日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。


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