徒然日記
2020年6月分

 日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。

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6/30(火)曇り、時に降雨 中通病院外来 飯川病院 プリウス板金塗装へ
1:00 起床。文献など読む。蓄積データ整理。5:00可燃ゴミ出し。ネコ世話、畑収穫、ダリア開花間近。6:47バス飯川病院。8:45-12:00中通病院外来、記録的に少人数8名。12:10飯川病院、微睡、14:00-19:00勤務。19:30車帰宅、夕食、20:45就寝。歩数計11807歩。

新年からもう半年経過 かつては息抜きであったが最近は苦痛になってきた日記記述
 本日は6月30日。随分と早いものである。光陰矢の如し。もう新年を迎えてから半年経過した。本当にこんなに経過したんだろうか?

 私は日記を付けている。記録をざっと見直してみて、確実に新年から半年生きていた。
 日記は今はパソコン上で作るから、毎年新しい日記帳に手をつけるなどと言った高揚感はなく、淡々と日々の断片の記録が続いていく。だから、長続きしているのだ、と思う。
 確実にこの間私は生きてきた。

 私の日記は大まかな日常の時間的行動記録になっている。これは過去の嫌な経験、「職務質問」に端を発している。1日ごとのアリバイ証明のためである。大した詳しい内容ではないが、これに加えて、仕事上の記録、他の私的な記録などを組み合わせればなんとか立体的なデータになるだろう。

 私の日記には1000字くらいのミニエッセイがつく。普段考えていること、読んだ本など、他愛ないことを綴る。食事の内容は書かない。
 現役を引退後、根が出不精で引きこもり状態の私だから、動きのない似たような日々の繰り返しである。

 フランス文学者の宮下志朗氏は某紙のエッセイ欄に、16世紀のフランスに出不精の田舎貴族がいた、と紹介している。シェルブール近郊に暮らし、農作業など日常のできごとを綴っていた。19世紀に偶然発見された日記は5000日分に及び、そのうちに3310回も屋敷を動かず、と記述している、という。いささかも文学的ではないし、もちろん他人に読まれることも、発表も想定してはいない、逆にそこが魅力という。

 ドナルドキーン氏は、有名無名の日記を読み解き、非文学的、天候や知人の往来など一見意味のないことを綴った日記は読んでて退屈であるという。しかし、この非芸術性こそ真実性の証明であり、そこに書き人の本心を見る、と書いている。全くその通りとおりだと思う。

 名のある有名人の日記は基本的に読まれることが前提になっている。逆に、だから面白くもない。

 モンテーニュは、余生は世間から離れてのんびり過ごそう、最も素晴らしいのはありふれた人間的な形にぴったり合ったもの、奇跡もなく逸脱もなく過剰もない生活である、という。
 私の心はこのような考え方に響きあう。たいていの人が目立たない人生を歩む。この私もまた、そのようにして生きて死んでいくのだ。それでいい。

 中高校生の頃はメモ程度の日記帳をつけていたが、内容に固有名詞も多く、血気盛んな時期でもあり、エッチなことを書いたり、友人の何人かを殺してしまいたい、などと生々しい表現を含んでいたので高校卒業の頃に焼却した。いま考えると惜しい事をした。

 今のような生活記録を再開したのはほぼ30年前である。電子媒体に記録している。自分自身の行動を検索するのに便利である。
 私にとって毎日の小文作成は息抜きの時間であったが、最近は苦痛になってきた。これが華麗なのだろう。


6/29(月) 曇り 健康クリニックドック  飯川病院ボランティア
0:00起床。文献処理。新聞チェック。録音データ整理。自炊3冊。6:47バス飯川病院へ、9:00-11:30健康クリニックドック診察14名、結果判定12人。12:00飯川病院に移動、微睡、14:00-18:45勤務、14:30秋銀新担当者来訪、15:15入院患者対応、レガシー充電、試走ブックオフまで、19:30次男宅経由で帰宅,20:00夕食、21:30就眠。Σ110632歩、千葉終了茨城に。

本 谷川俊太郎著「母の恋文」 1994 新潮社
 先日NHKラジオ深夜便にが設けられでいる<特選:母を語る>のコーナーに詩人谷川俊太郎氏が登場、「母を語る」というインタビューの再放送があった。
 初回放送は1995年5月2日。この時も聞いていた。

 この番組に氏が登場する機会が多くなっているようである。高齢者の気持ち、世界の平和について、淡々、枯淡の語り口は、言葉の美しさと相まって聴いている者に安らぎを感じさせる。
 その番組を通じ「母の恋文」という著作を出されていることを知った。

 谷川氏は(1931- )は89歳、日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家などの肩書きを持つ。17歳頃から詩作を始める。現在までに出版した詩集・詩選集は100冊以上におよぶ。著作権擁護に熱心に取り組んでいる方でもある。
 私は、近年になって谷川氏の詩集を4冊ほど購入し、紐解いている。なかな良い。

 氏の父は谷川徹三、哲学者で法政大学総長を務めた哲学者。母は多喜子、代議士の娘、同志社女学校専門部英文科卒の才媛(?)で、この二人の間で交わされた膨大な量の書簡が母の遺品から見つかっている。
 氏はこれらに大正時代社会背景を知る資料として、当時の若い男女の交際を知る資料としての価値もあると認め、整理して出版した。

 私は恥ずかしながら、ラブレターを書いたことももらったこともない。他人のラブレターを読みたいとも思わない。よくわからないが、最近ではこのような「恋文」を交わす恋人たちもほとんどいないのではないか。
 
 なんでこの本を求めて読む気になったのかを考えると、谷川氏の意向に共感したことがある。詩人とか歌人というのは自分の心の内をさらけ出す職業である。氏の作品も心情が吐露されており、本書も同様である。とはいえ自分のものではない、両親間で交わされた「恋文」を公開するには何か抵抗がなかったのか??最高の親不孝でないのか??

 「恋文」だから期間限定で大正10年8月から結婚するまでの2年間だけ。537通残っていた。
 331Pには、多喜子の記載として、「昔は会わないでもあなたのことを想っていれば良かったのに。昔は会ってもただそばに居られるだけで満足しておれたのに。昔は手と手を触れるだけで心ときめいたのに。あなたの髪の毛が、かりそめに私の頬にかかった時、私は思わずも身を震わせたのにーーーー」と徐々に親しくなっていく過程を可憐な言葉で紡いでいる。

 本のラストには「多喜子から徹三へ;30年後の手紙」が収められてる。夫を慕いながら、別の女性の影がちらつく夫への思いを垣間見ることができる。

 他人のラブレターを見るという、覗き見的な、稀な機会を与えてくれた本である。


6/28(日)?曇り、時に小雨模様 ほぼ終日園芸作業
0:00起床。 本読み、文献読み、データ整理。午前は8:00-12:00畑仕事、草刈り、キウリなど支柱追など、収穫。12:00軽昼食、NHKニュース観る。13:00微睡、14:00再度外仕事。ダリアの世話、周辺の草刈り、肥料追加など。19:00以降座学、読書に費やす。19:00夕食。20;30就眠。歩数計 Σ13317歩。これだけ庭と畑うろうろしたということ。

議員不祥事2020(4) 金品を出す側、受け取る側双方に問題
 川井夫婦の罪状はまだ全て明らかにされていないが、東京地検特捜部は、先日6月18日公選法違反の疑いで夫妻を逮捕した。票の取りまとめなどを依頼して地元県議ら96人に現金計約2570万円を渡した買収容疑である。

 内訳は首長3人を含む地元政治家42人、選挙スタッフら6人、後援会関係者46人となっている。つい先日までは授受を否定していたが、一転受領を認めている。中には頭を丸めて会見に臨んだ首長もいる。支持者や後援会に相談して決めた、というが、相談など不要、自分で決めるべきだ。往生際が悪い。ここまで明らかになる前に認めていれば・・と思う。これら受け取りを否定したり隠蔽していた地方政治家にはもう明日はない。

 これまでの任意聴取で夫妻は買収を否定しているが、選挙にあたっての金銭授受、票集め以外の何があるのか? なんで買収を否定できるのか??実に往生際が悪い。この二人にも明日はない。

 これら関係者たちには、良識、常識、倫理観はないのか??

 ところで「公職選挙法」の名称」を改めるべきである。公職を好色に置き換えれば「金銀」、「桃色やピンク」、「紅色」、「腹黒」などとつながる。

 国政をはじめ地方政治を担う方々はつくずく特殊な考えの方々だと思う。選挙に出るのも大変。良識、常識、倫理観を失っているのではないか。
 それに、政治家というのはそんなになりたいものなのか??当選すれば好き勝手なことができるからなのか??利権もある??

 選挙において勝利ということも不適な言葉だが、当選者は「バンザイ、万歳・・・」と叫ぶ。本来ならば当選することは先に横たわる責務のことを考えれば「万歳・・・」などと言っておられないはずだ。

 思想家吉本隆明氏がいう共同幻想状態におしなべて陥っているのではないか?と思う。


6/27 (土)?小雨曇り模様 飯川病院午後日直 
1:00起床、各種データチェック、新聞文献PDF化。本読みほか。ネコの世話など。6:00雨の合間を縫ってキウリ収穫。12:02バス飯川病院。午後日直勤務。14:00友人医師来訪歓談。レガシーバッテリー上がり。19;30帰宅夕食、20;40就眠。歩数計Σ13775歩。自炊数冊。

議員不祥事2020(3) 首相の任命責任 あまりにも軽い マスクのごとく使い捨て 
 河井法相が辞任した。
 昨年10月の内閣改造にの参議院選挙時、妻である河井杏里参議院議員院の選挙に絡み違反行為をマスコミで報じられたのを受けてサラッと辞任した。私は実に潔い、と感心したが、本人はことの重大さを知っているだけに、当然の行動であった。

 これほどの身をわきまえない多額の収賄行為に関わっていたのだから初めから入閣、法相になるべきではなかった。
 7選も果たしており、大臣経験こそないが副大臣などを歴任し、自民党内でのキャリアは十分なように思われる。

 自民党には当選回数などから見て70人ほどの入閣待機組がいるとされる。法相は今までの歴任者の顔ぶれを見ると大臣経験をさせるためのポストの一つに用いられているのではないか?とも思う。

 安倍首相は、最近比較的簡単に「任命責任は私にあります」、と言う。安倍首相は今回も「法相に任命した者として責任を痛感している」と陳謝、「総裁として一層襟を正し、説明責任も果たしていかなければならない」などと述べるにとどまった。
 私は、失言閣僚の言葉も軽いが、首相の言葉も軽くなった・・、と感じている。しかも、「任命責任」の意義を取り違えている。

 首相の任命責任とはなんなのか?口先だけでいいのだろうか。

 首相は「責任を取るということは、めげずに職務を果たしていく・・」ということだ、と答弁している。それは違う。

 「任命責任」とは人事権をもつものの責任である。それが見えない。すげ替えして「任命責任は私にあります」と言えば一件落着に見える。実に便利な言葉であるが、そんなに軽いものではない。

 「任命責任」とは何か。

 誰かを任命する時に、その人の資質が職務に適合するかどうかについて、事前に十分に調べ、資質を認めて指名する要がある。日本における「任命責任」は、不祥事等の「結果責任」という意味で使われる。
 「任命責任」があるか否かは事前に十分な審査をしたか否かであって、事前に情報を得られなかった場合には「任命責任」は生じない。首相は就任打診の際に入閣候補者に直接面談しているのだろうか??

 その上で、「結果責任」が問われたら、本人の問題である。
 「任命責任」は任命者の職務の大きな責任事項であり、「任命責任」を問われたら任命者自らの資質が問われていることになる。首相は長期政権の中で何度「任命責任」を負ったのだろうか。「任命責任」不適格者と言っていい。

 「結果責任」は任命者が問われる必要はない。この辺我が国の考え方はおかしい。隔靴掻痒の感じである。

 大臣候補者は資質や技能に関係なく当選回数などから派閥の長から推薦される。多分、首相は個々人の情報はないだろうし、派閥からの推薦を拒否できないだろうと思う。
 だから、推薦した派閥の長の方に問題がある。


6/26(金)終日雨 大曲外来 飯川病院ボランティア
1:00起床、文献検索、新聞チェック,本読み他.5:00可燃ごみ処理、提出せず。7:30Taxi駅東口へ。8:11こまち、9:10-12:15大曲外来。駅往復徒歩不可。飽きた市内もTaxi。検食まともでないと言うのでサティスファクションに。14:10飯川病院ボランティア、岩銀スタッフからTELあり。来訪予定、微睡。19:10帰宅。夕食、21:00就眠。歩数計Σ10820歩。

議員不祥事2020(2) 河合夫妻問題、昨年は他にどんなことがあった??
 昨年2019年秋は、菅原経産相、河井法相の二人が相次いで辞任した。
 今回、河井氏の行動を調べたが、その過程で、出てくる政界の不祥事があまりにも多いことを再確認した。
 その中のかなりが忘れ去られている。この機会に2019年の政界不祥事を、私が集めたファイルから一部であるが抽出してみた。内容の詳述は省略した。

順不同
秋元議員逮捕 12月 カジノIR関係で中国への便宜
萩生田文科相 10月 身の丈発言
河野太郎 10月28日 雨男発言 防衛そうになってもう台風が3けきた
北村地方創生相 09月27日 地方創生はこんな風台風でビクともしない
菅原経産相 11月25日 辞任 支持者にカニ・メロン・香典など贈り辞任
二階自民党幹事長 10月13日 この程度の台風でよかった
桜田五輪相 4月 復興より選挙が大事
河井法相 12月 法の番人は担えない
菅官房長官 2月26日 あなたに答える必要ないです
丸山穂高 9月竹島を戦争で取り返すのは?
丸山穂高 5月北方領土を戦争で取り返すのは?
麻生副総理 2月子供を産まなかった方が問題
麻生副総理 4月24日 福田淳一前事務次官 セクハラ問題何かにはめられた
麻生副総理 5月4日 セクハラ罪はありません
麻生副総理 5月4日 文書改ざんは個人の資質による
N国立花党首 9月アホみたいに子供産む奴は虐殺さう
塚田一郎 4月 総理の意向を忖度した

 今回の河井夫妻の逮捕そのものも衝撃的であるが、このような発言が飛び出す背景には政治家である前に、個人としての良識、常識、倫理観が問われるところである。私にはなんとしてでも理解できない。

 私どもとは一線を画する別世界の人種のようだ。


6/25(木)晴れ午後から雨 印象不在飯川病院勤務 
 1:00起床、文献チェックほか、資料整理。本読み。8:10家内に同乗飯川病院。院長大学受診にて9:00から終日勤務。外来入院患者対応。定期便iMac21(2010)定期便にて大曲へ。19:20帰宅、夕食、20:30就寝。歩数Σ7348歩。

議員不祥事2020(1) 河井夫妻、良識、常識、倫理観はないのか??
 昨年2019年秋は閣僚二人が相次いで辞任した。
 あまりにも不祥事が続くので忘れそうになる。

 菅原経産相は有権者に香典を配ったことを指摘されて辞任。
 河井法務大臣は9月の内閣改造で法相に就任したが、10月に妻の河井案里参院議員選挙疑惑がマスコミで報じられたことを受けて、法の番人として国民の信頼に耐えられないとして急遽法相を辞任した。

 私はその時、河井法務大臣について随分潔い辞任だと感心した。その時点でのニュースでは、昨年7月の参院選で河井案里参院議員の陣営が車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った疑いがあるためだとのことであった。
 違反であることは当然であるが、ここまで問題が大きくなるとは思ってもいなかった。本人だけがわかっていたのだろう。

 広島地検は本年1月15日、案里氏の秘書が車上運動員13人に対し法定倍額3万円を支払った疑いがあることから家宅捜索を行なった。 

 週刊文春電子版が昨年10月に疑惑を報じ、大学教授や広島の市民団体らが昨秋以降 同法違反容疑で告発状を地検に提出、告発が受理されたもの。 

 案里氏は首相や菅官房長官の強い後押しを受けて広島2区で初当選した。
 東京地検特捜部は、先日6月18日公選法違反の疑いで前法相河井氏と妻の参院議員案里氏を逮捕した。票の取りまとめなどを依頼して地元県議ら96人に現金計約2570万円を渡した買収容疑である。
 96人のうち大半が受け取りを認めている。約2400万円を克行氏が、残り170万円は案里氏と共謀して配った疑いが持たれている。

 これまでの任意聴取で夫妻は買収を否定しているが、なんで否定できるのか?? 良識、常識、倫理観はないのか??

 夫妻は17日に自民党を離党したが、党の責任は消えるはずはない。首相の任命責任も。これまでの流れを振り返ればそれは明らかだ。

 案里容疑者の出馬が首相官邸と党本部の主導だった,。党本部は夫妻側に1億5千万円を提供。同じ選挙区に出て落選した自民現職側への提供は1500万円だった。
 金額の差を見れば、首相官邸と党本部が案里氏側に肩入れしていたのは明白だ。
 1億5千万について自民幹事長は「買収資金に使うことができないのは当然だ」と述べた。だが、なんでそんなことが言える?? 紙幣の番号でも控えていたのか?? 疑念が残る。


6/24(水)晴 午後飯川病院ボランティア
 1:00起床、文献チェック,本読み「おいしいコーヒーの淹れ方最終巻」ほか電子化、読む。新聞データ化。7:30花と畑に散水。9:00畑園芸就寝、紫陽花周辺の笹だけ切除、キウリトマト枝まとめと固定、収穫、草むしり。11:50バス飯川病院ボランティア、散水ほか。19:15帰宅・夕食、21:30就寝。歩数Σ6471歩。

家庭菜園・園芸2020(4) ちょっとした工夫:外作業時の熱中症対策 冷水確保

 私は夏が好き。炎天下で太陽を浴びることも好き。麦わら帽子をかぶっての山をかけめぐっていた子供の頃を思い出すから。
 しかしながら、最近はそうは言っておれない。最近では炎天下では水泡を伴う日光皮膚炎が生じやすく、数時間後からは体がほてり、体調不良になりやすい。夜間・早朝には頻繁にこむら返りが生じる。発汗に伴う脱水もあるだろうし紫外線の直接作用もあるだろう。

 6月21日(日)、暗いうちはやや雲があったが日の出と共に快晴となった。日差しも強い。暑くなりそうである。休日、こんな日はもう私は気分が高揚し黙っていられない。しかしながら日避け対策、熱中症対策が必要である。

 一般的には熱中症は脱水を伴いながら体温調整が狂い、高熱を発し、全身状態が急速に悪化する。いったん厳しい状態に陥いると容易には改善しない。死の転機を取ることも少なくなく、脱水とか高熱だけでなく、熱中症の病因には複雑で深い因子が交雑している。高齢者の熱中症は全身疾患であり、多臓器不全に移行しやすく軽視してはならない。

 熱中症の予防は、第一に今いる環境の熱対策、放熱の工夫、水分摂取が基本となる。

 放熱対策:私は炎天下に出るときは下はテニス用ショートトランクス一つで、上はエンジェルスの大谷のユニフォームを模したTシャツで作業する。これは2年ほど前に社員旅行で「大谷観戦・大リーグツアー」に参加した某クリニックの職員からいただいたものである。真紅だから何があっても目立つ。だから、安全のためにもいい。

 炎天下での水分補給:若干の工夫をしている。飲むのはなんでもいいが、体を冷やすためにもとにかく冷水がいい。
 外の暑い環境でいつまでも冷水を維持しておくには準備が大変であるが、私は凍結させたペットボトルに飲用の水を注ぎ、冷やして飲む簡便な方法を用いている。

 その方法は、
 ■ 凍結させるペットボトルの内容を20%ほど抜き取る。
 ■ 凍結ペットボトルは適宜注水できるよう冷凍庫に斜めに保持して凍結させる。
 ■ 凍結させるペットボトルの内容は私は基本的に炭酸水。好みによってなんでもいい。
 ■ 飲用する水分を入れるペットボトルは特に冷やす必要はないが、直射日光等は避けて無用に温度をげない。
 ■ 凍結したボトルに飲料する水分を注ぎ、数秒から10数秒待ち、飲む。その際液体を残しておかないのが凍結ボトルを長持ちさせるコツ。6時間以上はもつ。

 
 (斜めに凍結したペットボトル)

 この方法は、昨年高齢の女性患者に教えて、とても喜ばれた。
 外来勤務の際にもこの方法で冷水を飲んでいる。


6/23(火) 快晴 外来 飯川病院
 0:30 起床。新聞、データ整理.書類処理、可燃ゴミふた袋提出、6:47バス飯川病院、8:45-13:00中通病院外来。13:15飯川病院、14:00-19:00勤務、患者対応。19:30書店経由で帰宅、「おいコウ最終巻」購入。夕食、21;30就眠。歩数計10188歩。

家庭菜園・園芸2020(3) ダリア、キウリ、トマト風対策
 ダリアはわずかに3け月余の成長、3け月余の隆盛だが、その間、幹は太いのは直径5cmにもなる。成長が早いだけに茎の中は中空、だから暴風雨に弱い。
 荒れた天候の前には襲ってくる嵐の程度を予想して支柱を追加する。さらに根元から紐で花の先端まで簀巻き状態にして風邪折れを防ぐ。

 昨年から対策が上手くなって強風下でも実害が出ないようになった。 

 一方、畑のキウリ、トマトなど自分が育てた子供のようなもの。とても枝落としや剪定のは出来ない。キウリの枝が上に向かって何本も触手を伸ばして巻きつく場所を探している姿を守ると意識のない植物なのだ、と思えない。その姿は必至で情がうつる。頑張れがんばれと声を掛けたくなる。だから、私は全ての枝をそのまま切らずに育てる。剪定しないとで果実に問題が出ると言われるが、自宅で食べるだけであるから気にしない。

 しかしながら、過剰に背が伸び、枝が四方に伸び、葉も繁茂する。だからダリア同様に暴風雨には風当たりが強く、場合によって根こそぎ吹き飛ばされる。昨年までは直棒の支柱を縦横に立て、互いに固定し強化ていたが、それでも台風時などでは不十分であった。
 そのためには今年から直棒の支柱でなくU字型の支柱を適宜間に入れ、アーチ状にして強風に備えることとした。いかに直棒を並べて格子状に支柱を追加しても強度には限度がある。その点は接合部のない曲がり支柱がもたらす強度は十二分である。

 
 

 キウリに曲がり支柱を用いるメリットはさらにもう一つある。それは茎、枝葉が斜め上方向に伸びるから、キウリがアーチの内方に宙ぶらりんになって成長する。観察や収穫にとても都合がいい。

 園芸、畑に関して色々な工夫してきたが、そのルーツは加齢に伴う変化でないか、と思う。かつてはコツコツと努力することで乗り切ってきたが、最近はどうすれば楽にできるか、という発想が元になっているような気がする。そのためにはかつては考えられない園芸用品とか部品とかの購入を惜しまないようになっている。
 やはり加齢による私の退化だろう。


6/22(月)快晴 健康クリニック 飯川病院
 1:00起床、新聞・文献チェック。読書中心。7:00バス病院着。9:00-11;20健康クリニックドック12名+結果判定12名。11:30飯川病院へ。家内用新iMac21微調整、ほぼ終了。微睡読書、14:00勤務。入院患者対応。19:30帰宅夕食、21:30就眠。歩数計8500歩。いつものごとく淡々と。

家庭菜園・園芸2020(2) ダリア(2)

 今年は住宅の前のスペースの4辺のうち3辺にダリアを植えた。
 今年の発芽は例年以上に危ぶまれ、半ば諦めていたが、仮植えという新しい手法が功を奏し予想外に順調に発芽した。分株をした結果、今までのスペースでは足りず南側に新しいスペースを作った。お盆頃には居間からぐるっとダリアの花が見頃になるろう。楽しみである。

 ダリア栽培は今年まで10シーズンほど経験している。
 いずれも見事な花を咲かせるが、花を咲かせることはそれほど苦労はない。土と、日光と水、それに肥料の威力は絶大である。
 風に弱いので強風が予想されるときには支柱を追加し、ビニールテープで根元から花の位置までグルグルと簀巻き状態にして枝折れを防ぐ。
 ダリアの世話は休日が中心であるが、休日は飯川病院の日当直に当たることが多い。その日が良い天気だと心穏やかではない。

 私の場合、球根の越冬がうまくいかない。

(昨年12月上旬に掘り起こし、越冬に入る球根。3月下旬には一部過乾燥、カビ、腐敗などでひどい状態になっていた)

 3月下旬に、前年12月上旬に掘り出し保存した球根を取り出した。過乾燥などで保存時と様子がガラッと変わっていた。これでうまく発芽できるか危惧しながら約一月発芽するか否か観察した。
 今年は一切発芽する様相は見られなかった。

 昨年もほぼ同様の状態であった。半ば諦めつつ、昨年は球根に毎朝水をかけ続けた。約ひと月後、7割方に発芽した。
 今年は、大曲の農家の方の助言もあり、5月上旬に全球根を腐葉土を中心とする柔らかな土壌に仮植えし、土の恵みに頼ることにした。その結果、2週間後から徐々に芽が出始めた。10cmほどまで伸びたところで球根を掘り起こし、適宜分株して本植えした。意外に、この方法が我が家には適している感じである。

(5月31日、本植え日の発芽状態。この株は3ケに分割されて各々を植えた。他の株も2-4株に分けられて植えられた)

 綱渡り的対策であったが、それが功を奏して8株を20株に分割できた。
 南側の土は砂や小石が多く必ずしも草花の栽培に適していないために樹木中心に植えて来たが、ダリアが増えすぎて植える場所の確保ができない。
 急遽土を入れ替えるなど工夫しダリアを植えてみた。

 幸い、全株ほぼ順調に成長している。早い株はもう蕾をつけ始めている。我が家のダリアのシーズンの始まりである


 6/21(日)快晴  園芸中心
 1:00起床、いつもの如く、iMac21、居間の27iMac Time Machineから条件設定、機能設定。新聞、文献など。蓄積データ大幅に整理。5:00収穫他。一時座学、10:30園芸畑作業。キウリ1本初収穫。午後、日差しが弱くなってから畑草刈り、ダリア追肥など。19:00夕食、20:30就眠。歩数計9632歩。 

家庭菜園・園芸2020(1) ダリア(1) その他


 私の野菜つくりなど、小規模だから食糧生産などとは一切言えない。我が家の食卓に一時期上る程度である。コスト面でも割りに合わない。苗は高いし、腐葉土、肥料、添え木なども全て買わなければならない。肥料の一部はコンポストで自作しているが、全体でみれば大幅な赤字である。スーパーで買うほうがはるかに安い。
 
 (今朝初収穫したキウリ。今後毎日追いかけ回されることになろう)

 雑草の処理も大変。ただ、その作業を通じて、環境、天候問題、農漁業問題、食料自給率、世界の食糧不足、温暖化にも関心が向き、私の視野が広くなっていく。そんなところが私の畑作業の喜びにつながっている。

(1)毎年、私の技術が進歩しているダリア栽培
 秋田には秋田市の郊外、秋田空港の近傍に、広大な園に世界14ヶ国から集められた国際ダリア園がある。約700品種約7000本のダリアは圧巻。私は他園を知らないが、国内の最大規模、と思われる。シーズン終了時には好みの球根の予約ができる。 秋予約をした球根が春に届く。
 家内はダリアが好きで球根を購入してきては私に作業を命じる。日光と水、肥料などうまく調整すれば比較的簡単に開花する。日照時間を確保するために、柿や栗の枝を払って空を広くしている。

 ダリアは、球根を5月頃に植える。大きく育った茎は太さが数cmもあり、僅か数ヶ月でここ迄育つのかと驚く。茎は中空なので風に弱い。週間天気予報で風を予想し、支柱を追加し風折れを防ぐ。土作り、追肥などなどかなりの手間がかかる。
 だからこそ、きれいに咲き始めた時は感無量である。
 ダリアは暑さに弱く、日本では東北・北海道が栽培に適している。花は大きく、色とりどり、鮮やかな色調で咲く。青と緑以外のあらゆる色があると言われる。ダリアの花の形は16に分類されているというが、鑑賞に知識は不要であり、どんな形の花も十二分に美しい。
 なかなか解けない謎であるが、何で花はこんなに美しいのか?なんのために??誰のために美しいのか??

 「花言葉」はその花からどの様な印象を受けたのか、故事・伝説・宗教・物語等からも引用されて自然と作られ、いつの間にかコンセンサスが出来上がったと言うこと、らしい。? ダリアの「花言葉」は、花そのものの持つ雰囲気から、「華麗」、「優雅」、「威厳」、「栄華」など。そのほか、「移り気」、「不安定」、「感謝」もあると言う。なかなか立派で意味深である。

 花は植物にとってみれば生殖器である。花を好む方々は人間で言えばヒップの辺りの構造を、見て、嗅いで、触って楽しんでいる様なもので、考えようによっては卑猥な行為である。考え過ぎかな?

 花の色は、花の形も、人間の目で見れば美しいが、別に人間にサービスするために美しいのではない。
 赤系統の花の色素はアントシアニンが、黄色はカロチンが、白色系はフラボンが含まれ発色している。

 花の色を決める発色物質は美しさのためでなく子孫を紫外線から守るためである。単に色で紫外線を遮っているのではなく、これらの発色物質は強力な抗酸化作用を持ち、紫外線で生じた有害な活性酸素を中和して、めしべの基部にある卵細胞を守っている。日当りが悪いところの花は同じ花でも発色が弱いのは紫外線が弱いため強力に発色する必要がないからである。


6/20(土)曇りのち快晴 飯川病院午後日直 iMac21届く
0:30起床、新聞、文献など。午前畑と庭の対応。散水、伐採した小枝の処理、12:00家内とともに飯川病院に、日直業務に就く。患者は落ち着いている。微睡、本読み、データ整理。iMac21届く。条件設定、機能設定は今夜自宅で。19:00帰宅、夕食。歩数計8394歩。

書 川名壮志著「佐世保小六同級生殺害事件?謝るならいつでもおいで」 新潮文庫 2018年(3)
 この事件はネットを介して二人間だけのネットトラブルに進展していったことが読み取れる。だから、最近問題になっているSNSによる集団誹謗による事件とは異なる。

 加害女児と被害者は、互いにパソコンに習熟しており共にウェブサイトを運営し、チャットや、電子掲示板で書き込みをする仲だった。
 加害者女児はミニバスケットボールクラブを退部したが、これが孤立を深める原因の1つになったとされる。
 このころから女児はインターネットを唯一安心して自己を表現できる「居場所」にした、とされる。
 二人だけの、誰にも知られない閉鎖的なネット上のトラブルが一方的に加害女児の憎悪感を高めていったことは予想に難くない。

 当時の識者は本事件がネットに端を発していることで、IT化した現代社会を象徴する事件とみなしたが、若年者のネットのありよう、学校におけるネット教育などについては大きな問題提起をしていない。
 また、平成16年12月9日に出された長崎県教育委員会による「児童殺傷事件調査報告書」でもネットに関しては一般的な扱いの範囲にとどまっている。もっと踏み込んだ評価と対策が欲しかった。

 本事件はネットの介在無しには殺人事件にまで発展しなかったと考えられるが、原因の評価は加害女児の精神的不安定さに視点が変わっていった。
 女児は評判は良かったが、小学5年生の頃から些細なことで逆上し、罵詈雑言を吐いたり、刃が出ていないカッターナイフを振り上げるようなこともあった。
 事件後、収容先の自立支援施設で広汎性発達障害(アスペルガー症候群)と診断されているが、障害とみなすべきレベルではなかったとされる。

 重大事件の背景には社会の歪みが反映している。
 事件によって社会の歪みの本質を考える機会が与えられていることが多いが、犯人の精神鑑定の結果から個人的資質が関与していると安易に判定され、処罰される傾向があるのを、私は残念に思う。 

 事件後、当時の内閣府特命担当の井上大臣が、本事件について「元気な女性が多くなってきたことかな・・・」など事件を茶化したようなバカなコメントを出した。大臣はのちに発言を撤回したが、為政者の感覚のズレが問題を覆い隠した、と思う。

 事件数日前にTVで放映されたドラマに「カッターナイフで人を殺害する場面」があり、女児は「これを参考に殺人を計画した」と供述したことから、その後、各テレビ局が殺人シーンのあるドラマの放送を自粛する事態にもなった。これは意義のあることだと思う。

 2020年6月で加害女性は27歳になるはずだ。
 分別もある年齢に達しているが、最も重要な被害者家族への謝罪の機会は持ったのだろうか?少年犯罪の対応の主眼は教育、更生にある。もし、このような機会がまだ訪れていないとすれば、「少年法」、「触法少年法」で重視している「加害者の更生教育」は成果を上げていないことになる。
 だとすれば、これは国の責任である。


6/19(金)快晴暑い 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア
0:30起床、文献・新聞チェック。何時ものごとく、5:00可燃ゴミまとめるも提出なし。7:35Taxi駅東口に、8:11こまち。先頭車両は5人。9:15-12:15大曲外来,往復徒歩。秋田駅飯川病院感は暑いのと右大腿部痛のためにやや不調、Taxiとした。13:30ボランティア。入院患者対応、微睡、新聞チェック。19:30薬局、書店経由で帰宅、夕食、21:00就眠。歩数計11178歩。

書 川名壮志著「佐世保小六同級生殺害事件?謝るならいつでもおいで」 新潮文庫 2018年(2)
 2004年6月に起きた事件を取り上げたノンフィクション。事件の詳細を被害者のかなり近しい人物が書いた力作。2014年に単行本で出版され、2018年に文庫化された。

 この事件は14歳以上のための「少年法」よりも年齢が下の「触法少年」による事件であるために公表されていない情報が多いし、法の趣旨から行ってむやみに公表されるべきでない。だから、この本は、事件の本質を明らかにするよりも、事件の周辺の人間の心の動きを記録したノンフィクションである。とは言っても、事件そのものへの掘り下げも十分に深い。

 著者の川名氏は、事件当時被害者の父親(毎日新聞佐世保支局長)の部下であり、被害女児と毎日顔を合わせ、挨拶も交わし、夕飯も一緒に囲むほど極めて近い存在であった。

 本書は二部構成となっており、
■ 第一部は、事件当時の状況を著者の調査からのまとめ、
■ 第二部は、事件から時を経て、被害女児の父、加害女児の父、被害女児の3歳上の兄、の三者へのインタビューを記したものである。

■ 第一部
―――――――――――――――――――――――――-
 力作である。「触法少年」の事件であることから、公表された情報は少ないが、その情報をコツコツと集めたものである。加害者像についての記述が他に比較して少ないのは歯痒いが、上記の事情があるためである。

 詳細は記載できないが、中でも、被害者の父が当日急遽臨んだ記者会見の、十分ほど前に書いた、被害者に呼びかける形の手記は、「〇〇ちゃん。今どこにいるんだ。母さんには、もう会えたかい。どこで遊んでいるんだい。」で始まる。手記の朗読は被害にあった12歳娘のために書いたものだが、報道陣をも充分納得させる被害者家族の心情を説明していた。わずか数分で書いたとは思えないほど、文章が練られていた。これが新聞記者の筆力なのか、と恐れ入った。なお、数年前に母親は病死され、被害者宅は子供二人の父子家庭であった。


■ 第二部
―――――――――――――――――――――――――-
 事件後長い時間が経過してやっと口を開いてくれた、関連する三人へのインタビュー記事からなる。
 同じ事件でも立場によって見えている世界が全く異なっている。
 事件によって、全ての関係者が、それまでの生活を永遠に失い、苦しみを味わうことになった。

 ■ 被害者父の判決数年後の気持ち
 被害者の思いはどうだったのか?何も考えられない状況で、一瞬に死を迎えた被害者を思うと涙を禁じえない。
 直前まで、何一つ前兆を捕まえることは出来なかった父の悔しさ。被害者父の誠実な姿、何回となく発表された手記からうかがい知ることができる。

 ■加害者の父親
 直前まで、何一つ前兆を捕まえることは出来なかった加害者の父親。突然背負ったオモニに耐えながら、被害者の父宛に贖罪の手紙を記し続けるが読まれることはなかった。

 ■ 被害女児の3歳上の兄
 事件当時、妹と加害者の「ケンカ」を承知しながら何も出来なかった被害女児の3歳上の兄の気持ちが面々と語られている。歳が三つしか離れていない兄の思う犯人像、事件は1番リアルである。
 兄の「あいてが来て、一度きちんと謝る。謝ってもらった後は、お互い自分の生活にもどる。」という一見加害者を赦しているかのような微妙な気持ちは、事件を乗り越えようとする視点に立つ若者の姿なのだろう。
 本書の副題にある、「謝るなら、いつでもおいで」という言葉はは、事件から10年経って、被害者の兄が語ったものである。そして、この重い作品の中で、唯一その言葉に救われるような気がする。兄の手記に感じる抑圧された悲しさとともに、その寛容さに心を動かされる。真意であってほしい。


6/18(木)快晴 飯川病院 iMac21.5落札
1:00起床。録音他各種データ整理。8:30外仕事、草刈り、散水、11:00座学へ、
11:51バス飯川病院。検食、微睡、14:00-18:45飯川病院。入院患者対応2名。散水など。19:30帰宅。夕食、21:00就寝。歩数計12937歩。iMac21.5(2015)落札,やや高かったが私のデスクトップとしては上位に位置する機能機器となる。

書 川名壮志著「佐世保小六同級生殺害事件?謝るならいつでもおいで」 新潮文庫 2018年(1)
 2004年6月、佐世保の某小学校で小六年女児が同級生女児をカッターナイフで殺害するという事件が生じた。
 同事件の背景に何があったかは、児童保護法のもとで擁護されているために詳細は明らかにされていないが、ネット上のトラブルが一因になっていたようである。

 一つ一つの重大な事件は、社会の歪みの集約として生じていることが多い。それらのサインを、犯人と被害者間の個人の問題と矮小化して軽く考えてはならない。

 事件の概要は以下のごとく。
――――――――――――――――――――――――――――
 ■ 加害者:A子(11歳)。被害者:同級生Sちゃん(12歳)。友人関係で、仲が良く、互いにホームページを持って意見交換などしていた。
 ■ 事件発生:2004年6月1日12時40分頃、6年生の教室にカッターナイフを持ち、衣服に大量の血をつけたA子が入って来た。担任がSちゃんの所在をたずねると学習ルームを示した。駆けつけるけると血の海と化した床にSちゃんの遺体があつた。ほぼ即死状態。 
 ■ 保護・犯行状況:A子は児童保護法に基づき児童相談所に通告され、児童相談所からの委託を受けて長崎県警に身柄を保護された。 
 ■ 殺害の動機:A子は動機を話そうとしなかつたが、6日3日に長崎少年鑑別所でSちゃんに会って謝りたい、と発言した。死を理解していない(?)ように思われた。 
 ■ 動機・犯行までの経緯:2001年5月下句、学咬で遊んでいる時にSちゃんがA子をおんぶし、冗談交じりで「重い!!」と言ったが、これにA子は腹を立て「失礼しちゃう」と言い返した。Sちゃんは自分ホームページの掲示板で「言い方がぶりっ子・・・」とからかう書き込みをした。それを見たA子は互いに教えあっていたパスワードを使ってこの書き込みを勝手に削除した。
 このやりとりをきつかけに仲の良かった2人の関係は急速にこじれていった。
 A子はSちゃんを殺すことを決意し、当日Sちゃんを呼び出して椅子に座らせ、後ろから左腕で目隠しをした状態でカッターナイフでで右頸部を一気に切り裂いた。Sちゃんは大量の血を流して倒れた。A子はしだいに動かなくなっていくSちやんを足で蹴って動かなくなったことを確認し教室に戻った。 
 ■ 審判:A子は精神鑑定にかけられた結果、コミュニケーション能力の低さ、共感性の乏しさが指摘された。 
 ■ 2004年9月家裁佐世保支部は、A子を児童支援施設送致を決定した。
 ■ 施設に収容されA子は、対人関係を築く訓練などをつみ、2008年頃に同施設の公立中学分校を卒業した。
 ■ A子の現在の消息は不明なようである。
――――――――――――――――――――――――――――
 
 11歳女児が友達に抱いた殺意の動機はよく分からない。理解不能である。
 しかしながら、教室で数人の友人間で交わしていた自筆による交換日記のから二人だけのネットのやり取りに移って、一方がホームページの削除まで行ってしまったことに原因の一つがあるように思われる。

 本書は毎日新聞佐世保支局の記者によって書かれている。しかも、被害者は筆者の上司の娘で筆者とも顔見知りであった、という特異な関係にあった。


6/16(火)終日降雨時に激しく 外来 飯川病院  
0:30起床,いつもと同じ、5:30可燃ゴミ、ネコ対応、6:47バス飯川病院着。多少濡れた。8:45-13:00中通病院外来。短時間バケツをひっくり返した激しい降雨の合間を練って13:15飯川病院へ、微睡。14:00-18:45飯川病院勤務。入院患者対応。19:00帰宅、夕食、20:30就寝、歩数計8760歩。

新型コロナ(54) 新幹線減便計画が頓挫し助かった
 5月28日以降、JR東日本が新幹線や中央線、常磐線特急を減便する予定を立てていたが、その減便計画を取りやめた。助かった。

 私は週1回大曲中通病院外来を手伝っていて、新幹線で往復しているので、この減便計画の行く末を見守っていた。全国に出ていた新型コロナの緊急事態宣言が39県で解除、残る8都道府県も解除があり得る情勢になったことから、JR東日本は激しく落ち込んでいた長距離移動の需要が回復する可能性があると判断し方針を見直した、と言う。
 結果的に、減便が中止、通常運行が続くことになった。

 私にとって大げさに言えば、命に関わる問題であった。

 JR東日本は路線ごとの需要を見極め、間引きも含め実際の本数を検討していた、という。私が事前にキャッチした計画では、往路の秋田発8:11こまち14号は運行されるが、往路の正午過ぎから16:00に大曲を通過する下りの新幹線は間引かれる予定のリストに載っていた。要するに減便になると診療終了後に直ぐには秋田に帰れないことになり、飯川病院のボランティアに影響が出るからである。

 秋田新幹線の利用客の落ち込みは緊急事態宣言が出された後、激しかった。
 大型連休前後も含め私が乗車する先頭車両についていえば、始発とは言え新型コロナ以前は空席を探すのが困難であったが、以降は私を含め2-3名のみ、帰路の13号車も同様でほぼ貸切状態であった。ある日車掌に確認したところ、下りの便には私を含め2人しか乗客がいなかった。東京秋田間の運行費用はどれだけかかるのか知らないが、これでは減便もやむを得ない、と諦めていた。

 私にとって秋田新幹線の減便が何で命に関わる大問題なのか、と言えば、私は車で移動すべきでない身体だからである。
 秋田大曲間は約60Km、新幹線では30分ちょっと、車で高速道路を利用すれば約一時間の距離でしかない。通常の方であればこの間を車で移動する方が便利である。現に週に10名ほどの医師が秋田から大曲に診療応援しているが、新幹線利用は私だけのようである。

 私は運転開始とともに時をおかず激しい睡魔が襲い、危険だからである。せいぜい30分が限度で大曲までの運転は考えられない。大曲の週一回の診療応援は40年も続けているが自分で運転していったことは5回もないだろう。
 激しい睡魔の原因として、運転自体嫌であることと、早寝早起き(?)を旨とし、早朝1:00 頃に起きだすと言う不健康な生活をしているからであろう。体にいいとは思っていないが、もう40年近くの生活習慣で今更やめられない。

 だから、現役の後、この10年はほとんど長距離を運転していない。家族たちは免許返上!!と言うが、もう少し維持したい。尤も、視力低下のために来月の免許証の更新がうまくできるかわからない。

 新幹線の減便がなくてよかった、よかった、としんみり感じ入っている。


6/15(月)曇り 健康クリック 飯川病院 
0:30起床、いつもの如し。データ整理、一部廃棄。5:00畑に散水。6:47バス飯川病院着。9:00-11:30健康クリドック12名+レントゲン判定。11:45飯川病院へ、微睡、14:00から業務、入院患者対応。ハイビスカス2鉢移動、固定。今年はどんな花になるか。19:00帰宅、夕食。20:30就寝。9777歩。

新型コロナ(53) 医師の応召義務(6) 感染した医療従事者の労災適応は当然
 医療従事者も労働者である。危険な業務に従事する際には身分的に、経済的に保障されなければならない。これがあって初めて応召義務を課すことができるのだ、と私は思う。

 令和2年4月28日、厚労省労働基準局課長から都道府県の担当部署に「新型コロナウイルス感染症の労災補償における取扱いについて」という通達がなされた。

 その内容の要旨は以下のごとくである。
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1 国の労災補償の考え方について
 新型コロナについては、現時点における感染状況と、症状がなくとも感染を拡大させるリスクがあるという本感染症の特性にかんがみ適切な対応が必要となる。
 このため、感染経路が特定されなくとも、業務に起因したものと認められる場合には労災保険給付の対象とする。

2 具体的な取扱いについて
(1)国内の場合
ア:医師、看護師、介護従事者等が新型コロナウイルスに感染した場合には、業務外で感染したことが明らかである場合を除き、原則として労災保険給付の対象となる。

イ: 医療従事者等以外の労働者であって感染経路が特定されたもの感染源が業務に内在していたことが明らかに認められる場合には、労災の対象となること。
 この際、新型コロナウイルスの潜伏期間内の業務従事状況、一般生活状況 等を調査した上で、医学専門家の意見も踏まえて判断する。

3 労災保険給付に係る相談等の取扱いについては迅速・適正な処理を行うこと。

(2)国外の場合 (省略)
――――――――――――――――――――――――――――――――-

 新型コロナウイルスへの感染が労災にあたるとの申請が5月14日までに39件あり、すでに2件を労災認定したことを、厚労相が明らかにした。
 労災認定されれば、治療費は労災保険から全額支給され、仕事を休めば一定期間の平均賃金の8割が原則補償される。ウイルス感染の際は感染経路の特定が重視されるが、感染リスクが高い医療従事者の場合、業務外での感染が明らかな時を除いて原則労災と認めることにしている。
 加藤厚労相は医療従事者が感染した場合は速やかに労災申請を促すよう、日本医師会などを通じて病院などに協力を要請したことを明らかにした。
 政府が労災申請を呼びかける一方、現場の医療従事者にとって、労災申請のハードルが低くない実態も浮かび上がっている。

 5月15日に新型コロナの集団感染が起きた東京都内の病院で働く看護師の女性が、職場で感染したとして労災申請した。職場では労災申請に積極的ではなかった。
 女性が勤める東京都内の病院では職員や患者が計約100人感染し、患者10人以上が死亡した。女性の部署では、看護師1人あたり16人の感染患者を担当。同僚が休憩する約2時間は、約40人を担当した。病院からはフェースシールドや専用のマスクが配布されたが、使い回すように指示されていたという。

 女性は4月中旬、症状が表れて、病院の指示で自宅待機となり、下旬にPCR検査で陽性と判定された。
 女性は、弁護士らが実施した新型コロナに関する労災や過労などの電話相談を通じて労災申請にたどりついた。担当した弁護士は、「病院経営者として怠慢と言わざるを得ない」と指摘している。

 一般的に労災は労働者の正当な権利なのであるが、従来は労使双方に提出を躊躇するような雰囲気があった。特に雇い主側は、時には不適切な労務管理が指摘され、改善を強いられるなどがあり、上記の例にあるように労災申請に積極的でな企業も少なくない。他の職種については私には特に言うべき知識もないが、新型コロナ感染については積極的に利用すべきと考える。このような社会保障があればこその応召義務だ、と思う。


6/14(日)晴れ曇り夕方から降雨  
1:10起床、徒然など。データ整理。8:30庭、畑のケア、散水。10:00作業終了。座学に・微睡。各種のデータ複製保存。14:00-16:00ブックオフ飯島店、10冊ほど購入。微睡。データ整理、録画で「ぶらぶら美術館:葛飾北斎、絵画解説」、題名のない音楽会「デュオ3組」見る。17:30降雨、19:00夕食。20:30就寝、歩数計7423歩。

新型コロナ(52) 医師の応召義務(5) 仮設診療所勤務の医師の身分などを秋田県が保障
 県医師会は5月20日、新型コロナ感染症対策に関して、県との間で包括協定を結んだ、と発表した。
 今後、PCR検査ができる公設の仮設診療所が設けられるが、そこで働いた医師らが感染した場合には県が補償することなどが明記された。

 協定書は県の新型コロナ対策実施に必要な医師や看護師の人員確保に県医師会が協力することを約束した内容。
 県は連携対策を実施する各事業主体で必要な医療用資材を確保する。

 業務が原因で医師会に所属する医療従事者が感染したり損失を被ったりした場合は県が「必要な処置を講じる」とした。 
 小玉県医師会会長は「人的な保障や処遇、防護服の確保について、ほぽ私たちの要望がが採り入れられた」、と話している。
 
 県は、現在、県内の郡市医師会の協力も得て「帰国者・接触者外来」(仮設診療所)を県内に8つある2次医療圏ごとに1力所以上、計10力所設ける準備を進めている。

 県医師会は、県と市町村、各地の都市医師会を含めた4者協定を結ぶ方向で詳細を詰めている段階、という。
―――――――――――――――――――――――――――

 上記は秋田さきがけ新聞の記事を引用(一部改変)したが、これのみからは詳細な取り決め事項は知ることはできないが、大きな進展と思う。

 2009年、「新インフルエンザH1N1」の流行があった。この時は私が県医師会で感染症担当の役員を務めていた。
 医療崩壊を防ぐために、「新イ」が疑われる発熱患者は一般の医療機関ではなく、「臨時の発熱外来」を作り、そこで集中的に診療する計画を進めていたが、そこに従事する医師や看護師等の身分保障、安全保障、給与、診療資材等について、秋田市等の自治体との交渉がなかなか進展しなかった。その後、「新イ」は季節性インフルエンザと同格になったために検討は頓挫した。

 その中で大きな壁に当たっていたのは「医師の応召義務」がこのような危険を伴う感染症の対応においてどこまで強制力があるか??ということであった医師の応召義務と新型インフルエンザ。

 先ごろ、「医師の応召義務」の定義が改定され、応召義務は対患者に対してではなく国に対する義務であるとされたことは大きかった。

 私は国に対しては感染したスタッフには労災認定を主張したいし、対策の実施主体である都道府県は身分保障等をすべきと考えている。
 
 その点から見て、今回の秋田県と県医師会間の協定の意義は極めて大きい、と考える。


6/13(土)晴れ 外仕事中心 
1:10起床、随想読み、徒然など。データ整理。
7:00暑くなる前に畑園芸に。散水、キウリトマト支柱に固定、成長方向ガイド。ダリアの周辺の草刈り。今年はミニカップでなくプランターで豆苗育て。午後微睡後外作業の追加。16:30以降は座学。小説読み、録画で「N響ヨーロッパ公演、エストニア:武満、シューマンVc協奏曲、ブルックナーNo7」視聴する。データ整理。20:00夕食、外食かつ吉21:30就寝。歩数計11110歩。

?新型コロナ(51)医師の応召義務(4) 不十分な医療従事者の感染防御
 医師の応召義務は大幅に見直された。今の所、応召を拒否したなどの動きは明らかになっていないが、新型コロナ診療の現場では労務上の安全性や処遇の問題に問題があり、医師の疲弊もあって、今後長期化した場合、医療の内部から医療崩壊が起きかねない。
 以下の二つの報告は治療にあたる医師やスタッフらの労務実態の一部を示している。

 (1)院内感染によりスタッフの多数が感染した医療機関の実態
 大阪市の某リハ病院について、厚労省のクラスター対策班の調査報告書を大阪府と大阪市が6月11日に公表した。 
 それによると、189人いる病院スタッフのうち71人が感染し、感染者全体133人の過半数がスタッフが占めた。
 感染はスタッフ71人、入院患者59人、業者3人であった。
 院内感染が広がった要因としては、■医療資材不足、■人手不足、■感染領域と非感染領域を分けるゾーニングなどの基本的な感染予防策が不十分、■リハビリテーション治療が感染拡大につながった可能性がある、と指摘している。 

 最も陽性率が高かつたのは回復期リハビリ病棟の3Fで、PCR検査陽性者は看護師の76%、入院患者の90%にのぽつた。多くの入院患者はリハビリを行うため他の病院から転院してきたが、感染ルートは断定困難との結論であった。 
 この病院は、感染が確認された看護師2人を休ませずに出勤させたとして市保健所の行政指導を受けている。人手不足も感染拡大の一因と考えられた。

 この病院は院内感染予防について周到な準備ができていなかったと思われるが、感染防止体制が不十分だとこのような状態が再現しうる可能性を秘めている。

 (2)医師9割が感染に不安、労働組合全国医師ユニオンの調査
 新型コロナ感染症の検査や治療に当たる医師を対象にしたアンケ調査で約9割が感染に不安を覚えていることが分かった。勤務医でつくる労働組合全国医師ユニオンが発表した。アンケ調査は4月下旬から5月上旬にオンラインで実施されたもの。回答者は約200人であった。
 「時間外手当が無い」は2割以上で、新型コロナの診療において、法律に違反しかねない待遇で働く医師が相次いでいる現状も明らかになった。
 
 ■「自身の感染について不安がない」は約11%にとどまり、残りは不安がある、などと回答した。 
 ■「感染防護具の十分な供給がある」が約94%と最多、「医療用のN95マスクを十分に確保されている」、は約15%にとどまり、約31%が使い回ししていた。
 ■「残業代の支払い」に関する質問には約24%が無い、「残業時間に上限がある」、「時間に関係なく定額」、も多かった。「雇用契約書がない」とした人も約2割。ユニオンは労務管理のずさんさが認められると指摘した。
 ■「医師は危険手当の支給」を求めているが支給があるとの回答は約19%だけだった。
 ■現場で働く「医師の約7割が常勤医」だつたが「大学院生、研修医」も約1割であった。

 ユニオンの代表は「今後の医療体制は第2波や長期化に備え、医師らの労務環境を整える必要がある。安全性や処遇の問題を解決しないと内部から医療崩壊が起きかねない」、と強調している。 

 国が医師らに応召義務を課すのであれば、国の責任で労務環境を整える必要がある、と考える。


6/12(金)曇り 大曲外来 飯川病院ボランティア
1:00起床,新聞文献、徒然など。5:30可燃ごみ提出。7:35Tax駅に、8:11こまち。9:10大曲中通病院外来。駅病院間往復徒歩。秋田も徒歩で病院へ、iPhone8用ケース購入。13:30-18:45飯川病院ボランティア、アジサイをいい決めの鉢に移し陽をあてる。19:00帰宅、夕食、21:00就寝。Σ13834歩。

?新型コロナ(50) 医師の応召義務(3) 令和元年(2019年)大きく様変わりした応召義務
 医師法第19条第1項「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」とあり、医師にとっては相当な足かせとなっていた。(昭和24年(1949年)の厚生省通達)

 ところが令和元年(2019年)、厚生労働省通達で大幅な解釈上の変更がなされた。

 令和元年の厚労省通達では(一部加筆)、
――――――――――――――――――――――――――――――-
 ■応召の義務は国に対する公務上の義務であり、患者に対する義務ではない。
 ■緊急対応の必要性については診療時間・勤務時間内であるか否かも重要な考慮要素である。具体的には診療時間外・勤務時間外であることを理由に診療を拒むことは正当化された。
 ■専門性や他施設の受け入れなどの医療提供の可能性を勘案しつつ、事実上診療が不可能といえる場合は診療しないことが正当化される。
 ■患者と医者の信頼関係が喪失している場合は診察を拒むことも正当化された。
 ■患者に与えるべき必要にして十分な診療とは医学的に見て適正なものをいう。
 ■支払能力があるにもかかわらず悪意を持ってあえて支払わない場合等には、診療しないことが正当化される。
 ■天候の不良等も、事実上往診が不可能な場合は、診療しないことが正当化される。
――――――――――――――――――――――――――――――-

 なお、獣医師、歯科医師、薬剤師、助産師についても、同様の規定がある。
 しかし、看護師、准看護師、看護補助者、ヘルパーなどには、明確な規定はなさそうである。助産師については、「業務に従事する助産師は、助産又は妊婦、じよく婦若しくは新生児の保健指導の求めがあつた場合は、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」 -とある。

 従来、医師の応召義務にはわれわれ医師の人権、健康を護るような配慮は何処にも見いだせなかった。このような状態が50年も放置されてきたが、働き方改革の変更の際の検討で「医師の応召義務」は非人間的な内容であることから改訂がなされた。? 
 中には180度変わった部分がある。文面を全く変える事なくこれほどの解釈を示せるとは問題でないか?

 果たして「新イ」対策を論じていた2009年時代、診療への参加は医師として、医師の責務・責任なのか?倫理観なのか?好意なのか?と言う疑問は解けなかった。

 「新型コロナ」対策は国が主導して行う危機管理対策である。協力者である医師の応召の義務は国に対する公務上の義務であることが明解になったことで問題がかなり整理された。

 ただ、感染し、時には死亡することもあり得る危険な業務へ無防備のまま参加を呼びかけることには今でも疑問を感じたている。
 危険業務に従事する際の、診療補助具の供給、安全保障、身分保障、労務保障、死亡時の保証など、まだまだ明らかではないところが多い。

 私は国や県に対し、協力する医療従事者には、プレパンデミックワクチン、パンデミックワクチンの優先投与、充分なPPE材の配給、新型コロナ治療薬、労災認定を要求したいと考えている。


6/11(木)夜半から雨 終日  飯川病院 
0:30起床,文献整理。いつもの如し。午前外仕事できず、損保会社スタッフ来訪、車両住居保険更新、雨の中バスにて12:30飯川病院、やや濡れた。微睡。入院患者対応。19:15帰宅、夕食、21:30就寝。Σ7488歩。

新型コロナ(49) 医師の応召義務(2) 義務はあれど全く保障のない無責任な法に驚く
 医師の応召義務には、私が感じるには以下の問題点があった。
――――――――――――――――――――――――――-
 ■労働基準法にも護られず、
 ■過労死レベルを凌ぐ過酷な勤務を強いられ、
 ■疲弊し尽くした勤務医が応招義務の元に診療を求められ、
 ■患者が思いがけない経過をたどった場合、異状死として24時間以内に警察に届け出を求められ、
 ■場合によっては医師の応召義務の名の下に、刑事・民事事件の被疑者にされることもある。
 ■医師はさらに、厚生省の行政解釈では「応招義務違反は医師の品位を損なう行為」として、これを反復するような場合には医師免許取消し等の理由にもなりうる。?
――――――――――――――――――――――――――-

 結論として、 医師の応召義務にはわれわれ医師の人権、健康を護るような法や配慮は何処にも見いだせなかった。このような状態が50年も放置されてきた。? 
 2009年、国は「新インフルエンザ」(新イ)診療ガイドラインを作成するにあたってすべての医師や医療機関が対策に参加することを前提に作成している。
? 私は県医師会の役員として、医師が本当に感染症対策にはせ参じてもらえるものなのか、実際には不安があった。なんとなれば、医師としての勤務・業務形態は多様であり、しかも、高度に専門分化している。日常、中等ないし重症の呼吸器感染症、全身感染症を診療していない医師も多い。さらに、医師会に加入していない医師も多い。

 果たして「新イ」対策への参加は医師として、医師の責務・責任なのか?倫理観なのか?好意なのか?と言う疑問は解けなかった。
 勿論、「新イ」患者、疑い患者から診療を求められればそこには応招義務が発生するが、この辺のことが論じられないまま「新イ」対策が進められている。これで良いのだろうか。

 私が得た結論は、「新イ」対策の場合、少なくとも応招義務などの法的な縛り、義務はなく、唯一、拠り所を見出すとすれば、医師が「新イ」対策に参加しなければ「医師としての品位、品格」が問われかねない、と言うこと、であった。??  勤務医は雇用者・管理者との間に業務契約が結ばれているから業務への指示系統は明かである。しかも、被雇用者は納得できない業務へ就くことを拒否できる事になっている。?? 診療所医師に対しての業務上の指示系統は見いだせなかった。

 しかも、感染症対策として簡単ではない事情があった。
 医療従事者の安全確保と保障について何もなかった点である。
 「新イ」対策の場合、診療に従事した医療関係者が感染する危険性はかなり高い。こんな何も保障のない不明瞭な状況では組織として責任ある業務命令を出すわけにはいかない。?? 「新イ」対策は国が主導して行う危機管理対策である。協力者である医師や医療機関、医師会に対策の責任を負わせ過ぎている。

 国では、感染は普く生じるのだから医療関係者や医療機関を特別視できない、との考えで医療機関や医療関係者への保障は全く考えていなかったようであるが、感染し、時には死亡することもあり得る危険な業務へ無防備のまま参加を呼びかけること自体に疑問を感じた。


6/10(水)快晴 午前フリー 飯川病院ボランティア 
1:15起床,文献読み、データ整理中心、いつもの如く。7:30畑見回り。散水支柱たて、8:00畑周辺の草刈り、ムネ起こししてネギ50本植える。11:50バス飯川病院、ボランティア。19:00帰宅、夕食、21:00就寝。Σ13182歩。
 
新型コロナ(48) 医師の応召義務(1) SARS、新型インフルエンザの頃
 私はかつては秋田県医師会の役員を務め、感染症担であった。
 その間、■ 病原性大腸菌O-157、■ Noro感染症、■ SARS、■ 新型インフルエンザH1N1亜型の流行、を経験した。予防策、治療法などの対策を進めたが、いい経験であった。

 これらの感染症の概要。
――――――――――――――――――――――
 ■ SARSはコロナウイルスによる全身性の感染症で、2002年11月に、中国南部の広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東のアジアやカナダを中心に感染拡大、2003年3月にWHOから「グローバルアラート」が出され、同年7月5日に終息宣言が出されるまで、32の地域と国にわたり8,000人を超える症例が報告された。
 日本では感染者は生じなかった。
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 ■ 2009年わが国において新型インフルエンザH1N1亜型感染が流行した。
 5月9日には成田空港でカナダから帰国した3人において初めて確認され、16日には国内で初めての感染者が確認され、その後兵庫県や大阪府の高校生を中心に急速に感染が拡大した。
 当初は「新型インフルエンザ等感染症」の一つに該当すると見なされ、感染者は強制入院の対象となったが、6月19日に方針を変更し、季節性インフルエンザとほぼ同様の扱いとなった。また、7月24日からは感染者数の全数把握も中止し、クラスターサーベイランスに移行した。
 2010年1月3日には、日本では203人が新型インフルエンザにより死亡としたと発表されているが、しかし、死因が新型インフルエンザと確定しきれない例なども含まれている。
――――――――――――――――――――――

感染症と医師の応召義務についての考察
 医師には診療の応召義務が課せられて医師を縛る大きな足かせになっていた。大きな威嚇効果を発揮してきた。

 もともと医師の応召義務はこれらの感染症を念頭に置いた危機管理上のものではなかった。

 これらの感染症を迎えるにあたって私が問題にしたのは、果たして医師自らも感染して危険な状態に陥る可能性のある感染症の際に、医師の応召義務は個々の医師にどれだけの縛り、義務なのかと言うことであった。
? 医師法19条1項には、「診療に従事する医師は、診察や治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定められている。この定めには罰則規定はないが、法の理念は患者保護にあると考えられることから、医師が診療拒否したことで患者に損害が及んだ際には、医師に「正当な事由」の反証・証明がない限り、民事上の責が負わされることになる。

 「正当な事由」の解釈が示されたのは、50年以上前の行政通知である。
 それには「医師の不在又は病気等により、事実上診療が不可能な場合に限られる」と厳しく限定していた。
? 医師は何と厳しい環境の中に置かれていたのであろうか。

 私は当時、医師は応召義務という縛りはあるが、法的になんら保護されていない現実に唖然とした。


 6/9(火)晴れ 外来 飯川病院 
1:15起床,新聞・文献チェック、他。5:00可燃ゴミ集メルも廃棄せず。7:00バス飯川病院、8:45-13:00中通外来予約数のわりに短時間で。13:15飯川病院、14:00から勤務、入院患者対応、データ整理・新聞チェック。19:20帰宅、夕食、20:30就寝。Σ8172歩。

新型コロナ(47) 医療崩壊(3) スタッフの士気が萎えたら怖い
 新型コロナ関連で日本の社会は混乱に陥っている。新型コロナ流行地はもとより日本全体の活動性が低下している。あらゆる産業が影響を受け、存続が危ぶまれている企業体が少なくない。
 コロナ関連の負債1000万円以上の倒産は東京商工リサーチの調査で6月3日の時点で200件にもなる。今のところ、上場企業はレナウンのみで、多くは従業員十人程度の中小のサービス業企業である。

 そのような厳しい中で医療の危機を主張するのは忸怩たる思いはあるが、自分が属する分野の主張を遠慮せずにキチンとしておくことは重要である。

 私が言いたいことは、国の低医療費政策のために全国の医療機関の経営状態が平時から疲弊している。安定して維持されている機関はなく、常に赤字経営の危機の中で運営されている。各地域の医療は微妙なバランスの上で運営されている。どこかの地域の医療機関が新型コロナで破綻すると芋づる式に傷口が広がっていく。

 全国の医療機関や介護施設の働き手の待遇が悪化している。
 感染対策のコストがかさみ、患者や利用者が減って経営が揺らいでいる。 
 そのために、夏の一時金をカットせざるを得ない病院や施設も相次ぐ。 
 介護従事者へ最大20万円を配る予定だが、減収分を補うのは難しい。
 一部では雇い止めや一時帰休などもみられ、雇用をどう守るかも課題だ。 

 全国約100の医療機関に感染拡大の前後で患者数の変化を尋ねたところ、外来患者は2割減、入院患者も減っている。首都圏では外来は4割、入院は2割減、とくにオフィス街の診療所では在宅勤務の定着で会社員らの愚者が落ち込んでいる。 

 そのために、非常勤医師の履い止めも出ている。

 夏のボーナス支給見送りを検討している施設も散見される。 
 日本医療労働組合遮合会が5月28日にまとめた調査では、愛知県の病院が医師を除く職員の夏の一時金を前年比で半減予定、神奈川県の病院では夏の一時金カットに加え定期昇給の見送りや来年3月までの役職手当の2割カットなどを検討しているという。 

 新型コロナ患者を受け入れている医療機関の勤務者には最大20万円が支給されることになつたが、焼け石に水程度になる。

 千葉県内の民間病院に動める研修医はこれまでに給料が10%カットされた。新型コロナ患者受け入れで業務がきつくなるなかで給料まで下がつたらもうやつていられないという同僚も出て来ていると訴えた。一人が退職すると残ったスタッフの業務がきつくなり維持が困難となる。
 
 このように医療界ではスタッフが一人欠けた段階で機能が破綻する現象はよく見られる。
 早めに手を打たなければならない所以である。


6/8(月)晴れ 健康クリニック 飯川病院
0:30起床,いつものごとし。データ整理ほか。5:00庭畑見廻り。散水。
7:00バス飯川病院着。9:00-11:15健康クリニック、ドック12名。ネギ苗購入、ブックオフドンキ店5冊購入。12:00飯川病院、微睡、14:00-19:00勤務。入院患者対応。当直医来院を待ち19:10帰宅、夕食、21:15就眠。Σ8271歩。

新型コロナ(46) 医療崩壊(2) 感染患者急増と受診抑制による医療崩壊
 日本の医療はクリニックと病院が外来診療、入院診療業務を連携しながら維持しているが、より重症者の診療を担うのはやはり病院である。
最近の傾向としては高齢者がどんどん増加しているにも関わらず入院、外来ともに受療率は全体的に低下傾向であり、特に65歳以降でその傾向が顕著である。

 2019年12月末の病床利用率が71.7%で、約30%が空床、一般病床に限ってみると利用率が62.0%だから約40%が空床である。
 全国公私病院連盟が実施した令和元年病院運営実態分析調査によるとつ赤字病院割合は70%で、自治体病院すなわち公的病院では88.9%が赤字である。数字上で見れば厳しい状況が示されている。私的病院も赤字経営が多いが自助努力の結果、赤字幅は最小限に抑えてなんとか存続されている。民間病院は赤字が続けば倒産である。

 この点から、厚労省は昨年9月には各県に対して病床削減を指示したばかりであった。
 国は現在の病院病床数を過刳であるとし、地域医療構想を掲げ、15万床以上の病床を減らそうとしてきた。
 その国からの指示は地域にとっては納得しがたいもので具体的な検討は進んでいなかった。

 さらに昨年秋の消費税の増税、今年になってからの新型コロナ旋風が医療界に揺さぶりをかけている。
 ■ 新型コロナ対策については公的医療機関がその役を主に担っているが、感染対策などにかかる費用も莫大で感染者の入院費を3倍にしてくれても収支は追いつかない。
 ■ 新型コロナの院内感染が発生し職員や他の患者に広がっていて業務のやりくりが大変である。
 ■ 新型コロナ陽性患者の入院は増えているが、逆にむしろそれ以外の入院患者は減っているし、不急の手術も巡閲されている。これも医療機関には厳しい現実である。

 平時での空性の設定は低めを設定してある程度は織り込み済みであるがいるが、新型コロナ後に増えている空床は病院にとって厳しい。1床当たり2-10万円くらいの減収となる。
 急性期病院では20%以上、慢性期病院では10%以上が空床となると赤字になる。さらに外来患者も大幅減である。

 今回の新型コロナ禍は予想もでされておらず全くあたらしい危機的状態である。このような状態の中で、二次感染が生じたらどのれだけの病床が必要なのか、未知の状況である。
 病院の経営はますます運営が困難になっている。病床削減云々の前に病院の倒産が進むだろう。地域の医療供給のバランスが崩れれば芋づる式に、一気に崩壊に向かう。

 はたして病院病床数はいつたいどのくらいが適正な基準なのか?新型コロナが収束した状況でなければ状況を読めない。

 国はもつと病床を減らそうと動き出すのだろうか??
 そうなると、まさかの不測の事態が生じた場合に「命を守るセフティネット」としての役割を果たせるのであろうか。心配である。


6/7(日)快晴 畑、庭など中心 
 2:30飯川病院にて起床、通常の作業、新聞チェック、読書ほか。録音データ整理、自炊データ整理。11:00帰宅、花壇、畑に散水。NHKのど自慢楽しむ。午後ダリア周辺草刈り。薔薇の支柱固定。プリウスのタイヤ交換スタンドで依頼するも磨耗していて不可。対策要す。培養土4袋購入。16:00新聞チェック、書斎で「らららクラシック」、禁じられた遊び、ダニーボウイの由来ほか。微睡若干、18:45夕食。21:00就眠。歩数Σ5684歩。

新型コロナ(45) 医療崩壊(1)感染患者急増と受診抑制による医療崩壊
 今、新型コロナの影響で産業界は大変な状況にある。中小企業の大部分が影響を受け、国民のかなりの方々が生活上で不安を抱えている。

 医療界もその影響をもろに受け、大変な状況を迎えつつある。

 都市部の蔓延地域では新型コロナ患者を受け入れている大規模病院ではコロナ患者急増による医療崩壊が生じている。病床利用率は抑えざるをえず、医師や看護師たちは激務と自分への感染予防の配慮で疲弊している。
 第二波が生じた際には今以上に感染患者が増える可能性があり、さらに県都を超えて苦境に陥る可能性がある。

 一方、新型コロナ患者を受け入れない医療機関は、通院患者の受診抑制による収入減で存続が危ぶまれている。

 この背景は、新型コロナ感染拡大前から病院がぎりぎりの運営を強いられ、一見、病院の建物は立派で一般の方々には日常から経営が逼迫しているなど信じ難いことであろうが、経済的には極めて脆弱な構造になっている。

 病院の運営は診療行為に伴う収入によって賄われている。その収入は完全に国により統制され、自由度がない。日本では国民皆保険制度があり、医療機関には診療報酬制度に基づき医療費が支払われる。外来診療、手術や入院などの診療行為ごとに値段が決められている。日本全国どこで医療を受けようと医療費に変わりがないのはこのためである。要するに、自由経済の中で医療に関してのみは統制経済の中で運営されている。

 国は高齢化を迎える今、医療費が膨らみすぎないように点数を常にギリギリまで抑制してきた。医療機関側に余裕が出ているか否かは毎年調査されており、そのデータに応じて診療報酬が調整される。したがって、もともと病院には経営上余裕が生まれない。その中で医療水準を維持するために人材に設備に投資が必要である。

 厚労省の医療経済実態調査によると、精神科を除く病院の2018年度の損益率(収入に対する利益の割含)はー2.7%の赤字になっている。もともと医療機関は利益を出し難い構想があり、患者が少しでも減れぱ経営が揺らぐ。 

 介護の分野でも構造は同じ。 
 国が定める介護報酬もギリギリまで抑制されていて事業者には余裕が少ない。介護分野の従事するスタッフの低報酬は時折話題になる。給与を出したくとも出せないのが現状である。介護施設では感染対策の費用がかさむ一方で、サービスの利用者が減り、経営を圧迫している。 
 国は診療報酬の上乗せやサービスの条件緩和など対策をとろうとしているが、現場の実態の把握は十分ではない。

 医療機関が大変な状況を迎えつつあるといえども、他の産業界分野に比べれば影響は小さいように見受けられるが、ギリギリ保たれているバランスが何処かで崩れると芋蔓式に状況は一変する。
 ことが国民の健康、生命に直結する分野であり、国民のセフティネットの大きな一翼を担っているだけに、医療が崩壊する状況はなんとしても招いてはならない。

 現状で望まれることは、新型コロナ第二波の流行をできるだけ抑制することである。その鍵の一部は国民個々人の行動にかかっていると言っても過言ではない。


6/6(土)終日快晴 午前園芸、午後飯川病院日当直 レセプト点検
1:00起床。文献新聞チェック、蓄積データ整理、その他いつもの如し。午前はダリア、畑中心に。11:45レガシーにて飯川病院、日当直に就く。新聞チェック、読書、18:00検食、外来レセプト点検、21:00就寝。8157歩。孫宿泊、家族たちはホテルドーミーインに。

書 読売水戸支局編 「死刑のための殺人」新潮文庫(3) 通り魔事件とは何か
 内閣府が2014年全国の成人3000人を対象に実施した調査(回答率60.9%)では80%もの方々が死刑肯定論、を持っていると言われる。死刑廃止論は9.7%。
 死刑制度に関する世論調査は1965年から5年ごとに実施している。

 2014年の調査で、死刑制度の廃止を支持した人が挙げた理由(複数回答)は以下のごとく。
――――――――――――――――――――――――――――――――-
「裁判に誤りがあった時、取り返しがつかない」(46.6%)、
「人を殺すことは刑罰であっても人道に反し野蛮」(31.5%)、
「死刑を廃止してもそれで凶悪犯罪が増加するとは思わない」(29.2%)、
「凶悪犯罪者でも更生の可能性がある」(28.7%)など。
――――――――――――――――――――――――――――――――-

 2008年土浦通り魔殺人事件は24歳のKによって起こされた。
 犯人Kは以下の考え方を持っていた。
■ 自殺は嫌だから死刑になって死にたい。
■ 人を殺すことは蚊を殺すのと同じ、罪の意識はない。
■ 家族関係の崩壊があるように思えるが、犯人Kは自分にとってこれが自然の状態で犯行と何ら関係ない。
■ この世から犯罪を無くするには法で犯罪を禁止しないこと。
■ 周囲は常識に洗脳された人ばかりからなっている。
■ 死刑は極刑ではなく唯一のご褒美、救いである------この点は私もそう思う。

 彼は死刑になるために2人を殺めた。
 裁判を通じ終始反省の色を見せず、挑戦的な態度に終始。死刑確定後も想起思考について大臣が変わるたびに要望していた。

 読売水戸支局は上記のような特異な考えを持つ犯人に「改悛の情を芽生えさせられないか??」、と思い40回にも及ぶ面談を繰り返したが、そのような変化は認められなかった。本書はその面談の記録である。

 もう一方で、死刑を望んで確信犯的に犯行に臨んだ犯人に対して死刑そのものが刑罰としての意味を成すのか、という問いをしている。「死刑制度を利用して死ぬ」ことで自分の正しさを証明したかったのか??

 似たような背景で、最近死刑が確定したやまゆり園大量殺傷事件がある。
 両者の犯行が自分を救うための行動だったのかと思うと、やり切れない。

参考文献
長谷川博一 殺人者はいかに誕生したか
福島 章 犯罪心理学入門
森  炎 なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか
原田隆之 入門 犯罪心理学死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張
加賀 乙彦 死刑囚の記録
坂本 敏夫 死刑と無期懲役


6/5(金)曇りのち快晴 大曲中通病院 飯川病院ボランティア  
1:00起床,文献本読み、新聞チェックほか。5:15可燃ゴミ提出、二袋目があると気がつかず2回往復。7:40Taxi駅東に。8:11こまち、先頭車は二人だけ。全車両の乗客は二十人ほどだという。病院・駅間は往復徒歩。9:10-12:05大曲中通病院外来、13:45-19:00飯川病院ボランティア。19:15帰宅、夕食、21:00就寝。歩数計16380歩。書籍自炊化。

書 読売水戸支局編 「死刑のための殺人」新潮文庫(2) 通り魔事件とは何か
 この本を読むにあたって 通り魔事件について調べてみた。

■(1)通り魔無差別殺人とは
 通り魔と聞いて思い浮かべるのは面識のない者による行きずりの凶行ということである。
 通り魔事件を警察庁は以下のように定義している。 
 「人がの自由に通行できる場所において、確たる動機かなく、通りすがりに不特定の者に対し、凶器を使用するなどして殺傷等の危害を加える事件」とあるが、「確たる動機かなく・・・・」という点には引っかかる。犯人にはそれなりの事情があるのだ。
 特に本書の対象となっている事件に関しては「死刑になって死にたい」という明確な、かつ理解し難い動機があった。

■(2)犯人の犯行心理
 通り魔殺人事件は大別して次の3つが背景にある。 
 1性的衝動や攻撃衝動等を満たす 
 2アルコールや薬物使用によって幻覚四妄想 
 3犯人の持つ被害者意識の対象が広く社会全般へと拡張 

 2の例として「深川通り魔事件」、「大阪西成通り魔事件」がある。犯人は覚醒剤の常習者で、その後、薬物の取締りか強化されている。  
 3に該当する事例は「池袋通り魔事件」、「下関通り魔殺人事件」。これらの事件では犯人の鬱屈した感情の暴発か伺える。 

■(3)1980年以降の重大通り魔殺人事件 死亡者数・重軽傷者数・確定判決。
―――――――――――――――――――――――――――
1980年新宿駅西口バス放火事件    6・22・13年
1981年深川通り魔殺人事件       1 ・ 0・ 無期
1982年西成覚醒劑常習者事件      4 ・ 3 ・ 無期
1999年池袋通り魔殺人事件      2 ・ 6 ・ 死刑
2008年下関通り摩擦人事件      5・ 10 ・ 死刑
2008年土浦通り魔殺人事件      2 ・ 7 ・ 死刑
2008年秋葉原通り魔殺人事件      7 ・10 ・ 死刑
2010年マツダ工場殺人事件      1 ・ 11 ・無期
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(参考:犯罪事件研究会 日本凶悪犯罪大全217の資料をベースに多少加筆した)


6/4(木)終日快晴 暑い 飯川病院 
 1:00起床,新聞チェックほかデータ整理。いつものごとく。5:00ネコ給餌。9:00
庭のダリア、畑に散水。元倉ネギプランターに植える。初経験。散水器ヘッドの交換まだ水漏れあり。12:12バス飯川病院着。検食微睡など。読書。14:00-から勤務、入院患者処置。録音データ整理、など。19:00帰宅、夕食、20:30就寝。歩数計11775歩。

書 読売水戸支局 死刑のための殺人 新潮文庫(1) 死刑制度を利用した犯人
 私は社会を震撼させた事件を詳細に調査し報告する本書のようなドキュメンタリー書が好きだ。入手できるものは積極的に集めている。ある作家は、「作家の使命の一つは時代の記録にある」、と何かにコメントしていたが、有難いことである。
 本書も古い本であるが、今回読み直してみた。

 経済協力開発機構(OECD)の36カ国はいわゆる先進国といわれ日本も加盟する。この中で通常犯罪への死刑制度が残るのは日本と米国、韓国だけ。実際にはOECD以外ではアジアや中東において宗教的な理由で死刑が続いている。
 日本の世論調査では85%が死刑存続を支持している。
 私自身は、死はある意味では人間としていずれは迎えるべき自然の状態であって、救いの意味も大きい。だから、国家権力による命の剥奪は決して極刑には当たらないと思っているが、現制度ではこれに代わるものはなく、現状ではやむをえないという立場である。
 私は死について興味が強い。安楽死、尊厳死、死刑制度についての関心も強い。

 2008年、生きる意欲がなく、さりとて自死は嫌だから死刑制度を利用して死のうと考えた犯人により「土浦通り魔殺人事件」が起こされた。2名が死亡、7名が重軽傷を負った。

 本書は、この事件、犯人の人間像を追ったドキュメンタリーである。編者は読売新聞水戸支局取材班となっているが、それをまとめたのは取材班の中心にいた小林泰明氏である。
 
 土浦通り魔殺人事件
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■ 犯人:24歳男性
■ 罪状:殺人、殺人未遂
■ 被害者:死亡72歳男性、通行人27歳男性
■ 重軽傷:通行人男女7人
■ 事件発生:2008年3月23日午前11時頃
■ 発生場所:JR荒川沖駅付近で無差別通り魔事件が発生、次々に通行人ら8人を刃物で切りつけた 
■ 事件の経緯:犯人は3日前に土浦市内で殺人容疑で指名手配中の27歳の男。犯人は秋葉原に逃走しホテルに宿泊、髪を切るなど変装し、電話をかけ警察を桃発した。
■ 警察の対応:この問、茨城県警は捜査員170人を投入し、特に荒川沖駅には8人を配置したにも関わらず犯行が行われた。
■ 逮捕:駅での犯行後駅近くの交番に行き電話機から自ら通報、逮捕された
■ 本人歴:なにをするにも意欲かなく定職に就かずバイト生活を送っていた。またゲームに熱中、大会で入賞歴もある。家族との関わりを避けていた。
■ 動機:生きていても仕方ない。殺人して死刑になろう思い犯行を計画。逮捕後の調べで7-8人殺せば死刑になれると思った。自殺は痛いから嫌、謝罪の意思はない。
■ 判決:2009年12月水戸地裁で死刑判決。完全勝利した、後は早期の執行を望むだけ、と笑みを浮かべた。収監からから5年、時の法務大臣に早期執行の嘆願を何度も行なった。
■ 2013年2月死刑執行。享年29歳。 
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 読売水戸支局では本事件を追うためのプロジェクトを立ち上げた。


6/3(水)快晴 午後飯川病院ボランティア
1:00起床,新聞チェックほかデータ整理。午前フリーで園芸畑作業他、畑仕事。成長した苗に支柱たて、きうりの枝を支柱に固定。ダリア分株。本植え。11:50バス飯川病院ボランティアに。本読み、自炊データ整理。19:15帰宅、夕食、20:30就寝。歩数Σ6827歩。

心理学を学ぶ(25) 「匿名での行動」(10) SNSの問題点 何人死ねば国は動く?? ?

 ネット上では匿名で名誉毀損やプライバシー侵害が多数生じている。だから、ネット上の匿名誹謗は無法状態にある。あと何人死ねば国は動くのか??私はずっと思っていた。

 私は個人情報保護を前提にしながら、「匿名による個人の誹謗や中傷は犯罪行為」と思っている。その判定基準はクリアに線引きは困難である。被害者がそのように感じた場合、でいいと思う。

 ネット上で名誉毀損やプライバシー侵害が生じた際、被害者は管理者に対し侵害情報の削除、発信者の氏名や住所などの情報開示を請求できる。

 ところが、SNS上の情報量が多く削除手続きが追いつかない。その間に情報が拡散してしまう。これが現実でもある。
 また、その手続きは一般人の知識では困難、弁護士に相談、書き込んだ相手を特定するため裁判を起こすことである。発信者情報の開示を命じる判決を得るには、原告側がプライバシー侵害や名誉毀損などの権利侵害が明らかだと立証しなければならない。ここまでの手続きは煩雑で、多くの被害者は加害者の特定するのを途中であきらめてしまう。
 被害者が容易に利用できない法律、誰のためにあるのだ??法の立案者が高齢すぎて現実がわからんのだろう。

 どうすれば事実無根の書き込みを止められるのか? 
 投稿者を特定すればいい。それ以外はない。教育??倫理観の醸成??。私は性悪説をとる。だから倫理観などには期待しない。
 問題の投稿者を突き止めるための手続きを簡素化し、被害回復を容易にすることだ。

 ネット上の匿名は、人を良識、倫理観などから解き放ち、裸状態にする。
 名誉毀損か正当な論評・批判か、判断が難しい場合はしばしばある。実名では異議を申し立てにくい立場の人がネットを使って提起することで、問題が可視化され、解決の糸口が見つかることもある。この便利なツールをどう使うか、社会の知恵が試され続けている。悲惨な被害者を救うためにこの利点は若干削られてもやむを得ない。

 匿名による言葉の暴力はヘイトスピーチやさまざまなハラスメントと同様に人権侵害。
 総務相は制度改正に関し、年内に案を取りまとめる方針と明言した。被害者が求めた場合に、迅速に情報を開示するための方策を探り、投稿者の氏名、電話番号を開示対象にするという。

 SNSはその便利さから既に社会に浸透している。個人的被害だけでなく、新型コロナウイルス感染症の流行に伴うデマ情報も飛び交うなど、問題が相次いでいる。
 SNSが、不幸な結果を招かないよう法で制限を加えるのは止むを得ない。


6/2(火)早朝雨午後から快晴 外来 飯川病院
0:30起床,本日は小説で興奮したせいか中途覚醒あり。1:20起床、いつもの如く。徒然など。5:00可燃ゴミ提出。6:50バス飯川病院着。8:40-12:45外来、13:00飯川病院、微睡、14:00-18:45勤務。入院患者対応。読書、新聞、文献読み、19:00帰宅・夕食。20:30就寝。歩数計7981歩。文献文庫本自炊化。

心理学を学ぶ(24) 「匿名での行動」(9) SNSの問題点 有名人の死でやっと注目 
 有名人の死をきっかけに社会が動くことは少なくない。
 新型コロナでは世界中で35万人が犠牲になっていて毎日増え続けている。日本では6月1日の時点での死亡者は900人に上る。このような数値上の記述は、いかに数値が大きくとも無味乾燥な数値で、社会に与えるインパクトは大きいとは言えない。
 これに対し、志村けん氏、岡江久美子氏の死亡は、多くの方々が演技や声を通じてその人間性まで身近に感じておられた方であり、その訃報は国民に大きな衝撃を持って迎えられた。

 ネットの誹謗中傷が、関係者の自死に間接的に、時には直接的につながっていると示唆される例は少なくない。私のファイルにも学校のいじめ、会社のいじめなど、ざっと見ただけで十人程度はピックアップできるから、実際のところはもっと多いのではないかと思う。

 フジテレビ制作・放送の「テラスハウス」に出演していた22歳のプロレスラー木村花さんが亡くなった。番組内での言動をめぐり、人格をおとしめる投稿がネット上で繰り返され、自宅から遺書らしきメモが見つかったという。

 番組の構成自体に問題はなかったか、興味本位の過剰演出はなかったか、私は見たこともない世界の番組なのでなんとも言えないが、木村花さん個人の資質の問題ではないように思う。社会問題だと思う。

 昔からバラエティと言われる番組は出演者のプライバシーをも話題にする。年端もいかない若い女性タレントたちのプライバシーがあからさまに報じられることもある。内容的には出演者にとってもメリットはあるのだろうが、若い出演者に対し、不適切な批判などがあった場合に、心身のケアは適切に行われているのであろうか。

 社会全体で考えなければならないのは、深刻さを増すネット空間での中傷や攻撃にどうやって歯止めをかけ、個人の尊厳を守るかという、極めて今日的な課題である。
 私は1990年頃の、原始的な「パソコン通信」の時代からすでにその傾向はあった、と思う。

 その問題点についての解決策は究極的には「匿名性」の排除である。

 SNSの利用の浸透に伴い、ネット上での名誉毀損などの相談件数は年間5000件を超えた。法務省の人権擁護機関が「人権侵犯」と認定した事件も年2000件にのぼる。SNSの総元締めは総務省だと思われるが、ここまで実害が明らかになっているのに現在までなたを振るうことなく見過ごしてきたことは国の監督省庁として犯罪行為に等しいと思う。菅官房長官もSNSの問題点について言及した。

 SNSは有用な面も多々あるだろうが、「指殺人」、「言葉の殺人」と言えるような事象が頻発し、一部の方々が辛い思いをしているのに、と思う。
 木村花氏の死はやっとネット社会の問題点を、社会を覚醒させた。


6/1(月)快晴・夕方から降雨 健康クリニックドック 飯川病院 
1:00起床。本読み、文献チェック。データ整理。5:00ダリヤと畑に散水。6:50バス飯川病院、9:00-11:15健康クリニックドック+レ線判定。微睡、読書など。ブックオフに、レガシー税金納入。14:00-18:20飯川病院勤務、外来・入院患者対応。19:00帰宅・夕食、21:30就眠。Σ14488歩。自炊進める。


退職10年目 この10年、振り返ってみればパラダイス期間 

 「急性期の病院に年寄り医師は不要」、「私の社会的使命は終わっている」、「社会の老害、男性害」・・・と発言している私から見れば、現在嘱託として働いている社会医療法人明和会からいつ契約解除されても良い状態である。
 もう私はそれほど有用な役割を果たしていない。必要ともされていないだろう。私の医療レベルからみても当然でもある。

 現に、昨年8月からは週2回の外来は1回に縮小となった。
 中通総合病院は(月)(火)(金)の3日間、前2者は午前のみ、(金)は一応午後も拘束されている。(火)の内科外来は混雑し、さらに昨年12月から電子カルテシステムがリニューアルした。使用頻度が高いと慣れやすいが、私の場合、週一回しか動かさないので中々慣熟できない。

 飯川病院は病身の院長が働いている間だけは補助したいが、これも病院側の意向次第で明日のことはわからない。
 現在は(月)(火)(木)の午後は勤務で他の時間帯はボランティアで院長のバックアップを務めている。帰宅は19:00頃となる。飯川病院は医師としてでなく作業員としての方が有用らしい。

 患者以外と会話を交わすこともなく、ほぼ引きこもり状態であるが、自分としてはとても有意義な、自由な日々を過ごさせてもらっている。

 私は最近、働く意欲が乏しくなった。何で人は働かなければならないのか??
 私は学資負担はほとんどなく、税金で医師になったようなもの。社会に恩義がある。だから労働せずに生きてゆくわけにはいかない。
 今、国民の義務と、社会に対する恩義と、働く意欲減退のジレンマの狭間にいる。求められるうちは働くつもりである。
 
 私的なことは意欲の減退に合わせ調整がしている。
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 ■このホームページの更新が負担になってきた。数年ぶりであるが、昨年、1日だけ更新を休んでみた。今後は更新できない日がおそらくは増えていくだろう。
 ■徒歩通勤。億劫になってきた。体調不良もあって全コース歩行は一昨年暮れからやっていない。それでも伊能忠敬の足跡を辿って日本一周を達成した。今2周目に入ったが、焦らずゆっくり歩きたいと思う。勤務の往路は6:47のワンコインバスにした。
 ■岩手県への復興資金の送付。昨年8月以降収入が減ったので若干減額した。
 ■録音、録画、新聞スクラップ、文献スクラップ、学術文献スクラップ、書籍の自炊を減らしルーチンワークを減らしている。
 ■目が悪くなってきた。棟方志功氏的状況になり、パソコンの画面をなめっているようなもの。それでもメガネは嫌。書籍購入、読書も減らすか。
 ■緊張感の少ない生活にシフト。惰眠をむさぼる、などなど。
 ■終活も嫌になった。残ったらよろしく・・・・・・
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 飯川病院の院長は私の家内で、発言力も乏しい雇われ院長である。
 私は病身の彼女を休ませるために居るようなもの。もっと業務を代行してもいいのであるが、「外来に出すと患者が減る、入院を担当させれば患者が死ぬ」と言って出させてくれない。

 まあ、いろいろあるが今年度も何とか責務を、最小限のことしかできないが、果たしていければいい、と思っている。


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   年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
  月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。
  日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。


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