徒然日記
2019年4月分

 日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。

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4/30(火)国民の休日 平成最終日 秋日小雨模様 飯川病院日当直 レセプト
 今上天皇退位の日。平成最終日。1:00起床。新聞チェック、本読み、録音データ整理他。8:38バスにて飯川病院。9:00飯川病院日当直、午前はデータ整理、入れ替え。午後はレセプトチェック。入院患者対応、微睡、読書。17:55検食。20:30就寝。GW3日目 Σ5563歩。

平成最終日、平成最後の日当直 ラジオで雰囲気味わう 不快なラジオでの大笑い
 本日は平成最後の日。大晦日と言っていいのか分からないが平成の大晦日。
 何となく新年を迎えるような厳粛な気持ちになる。人の気持って分からないものだ。物理的には何ら端境などなく淡々と過ぎていくのであるが、人にとって、特に今回は日本国民にとっては特別な日である。
 今上天皇陛下の退位があり、明朝0:00をもって元号が平成から令和に変わり、新天皇が即位される。世界中で元号という制度があるのは日本だけである。私は元号は好きである。歴史を学ぶのにそれなりの区切りがあるのが嬉しい。

 本日は飯川病院の日当直で9:00からずっと院内である。解放されるのは明朝9:00。いつものごとく入院患者対応、外来レセプトのチェックはあるが、読書、蓄積データの整理、iPadで読む本の工夫など、マイペースで過ごせる時間もある。

 本日は平成から令和に変わり節目の日で、TVでは数々の特集番組が組まれているが、私にとっては画面がない方がいい。私はNHK第一放送を終日流しておいた。

印象に残った番組
―――――――――――――――――――――――――――――――――
■午前10時05分-10時55分(50分間)
    子ども科学電話相談「天文・宇宙」「植物」「鳥」。今の子供たちはレベルが異なる。昔は「バナナは何で曲がっているんですか??」のレベルであった。
■午後0時30分-午後0時55分(25分間)
    忘れじの洋楽スター・ファイル ▽カーペンターズ
■午後1時05分-1時55分(50分間)
    クリス松村セレクト 平成最後の日に聴きたい歌
■午後2時05分-3時55分(110分間)
    路上の平成〜貧困・格差のむこうへ〜生活者の視点で平成の課題を問う。
    出演 湯浅誠(東大特任教授)安田菜津紀(フォトジャーナリスト)近藤博子(こども食堂店主)滝沢秀一(マシンガンズ)司会 真下貴
    30年に渡る「平成」時代の終わり、新たな時代「令和」のはじまりを“生活者の視点”で見つめた。市井の人々が浮き彫りにした「平成」は、格差が拡大し、貧困が暮らしを追いつめる厳しい時代でもあった。平成から令和へ、その課題を解く鍵をさぐる。
■午後4時00分-5時55分(115分間)
    天皇陛下 退位へ〜「平成」と私たち〜 野村正育 御厨貴 片山杜秀 中江有里
    本日、天皇陛下は退位され、平成の時代は幕を閉た。「退位礼正殿の儀」の中継、識者とともに天皇陛下の歩みをたどり、私たちにとっての平成の意味を考える。陛下は、平成に「象徴」としてのあり方を模索し続けてこられた。新たな令和の時代には、何を受け継いでいくべきか。私たちにとっての「平成」の意味を考えた。
■午後6時05分-6時50分(45分間)
    お笑いコンビ「アインシュタイン」が送るラジオバラエティー。午後7時20分から続きあったが、不快な二人の大笑いに耐えられずラジオを切った。
    二人でかわす大笑いの声は、少なくとも私の心を逆撫でした。異常な笑いの連続、このような馬鹿笑いは基本的にTVよりもがなり立てないラジオには不向き。表情が見えるTVでやればいい。私はすっかり不快になりスイッチを切った。
■午後11時05分-5月 1日午前1時00分(前後で110分)
    平成から令和の一瞬を意識。『ラジオ深夜便』も新時代へ
    ▽美智子さまと子どもの本について
    ▽美智子さまと子どもの本 後半  
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 馬鹿笑い番組以外は色々な意見が聞けて参考になった。


4/29(月)昭和の日 快晴 GW3日目 
0:50起床。徒然、録音データ整理など。昨日のNHKのど自慢視聴、福岡、美形揃い。午後は微睡、この間不明の上腹部痛あり、熱感も。1週前の嘔気と合わせ何か??回復したので自転車整備、録画データ処理。19:00夕食、21:00就寝。歩行数6030歩。

本;「二人で紡いだ物語」 米沢富美子著 出窓社 2000年
 日本を代表する女性物理学者・米沢富美子の半生記。
 2000年7月に刊行されて評判を得たが、2011年に新章と口絵を加え、「定本 二人で紡いだ物語」として再刊行された。私が入手していた本は旧版(朝日文庫)である。

 「かけがえのない人をなくしたとき、ひとは物語を紡ぎ始める」こんな帯つきで出版された本書は、最愛の伴侶を亡くして茫然自失に陥った著者が、夫との出会いと共に過ごした日々を綴ることによって再び立ち上がっていく生き方が共感を呼んだ。その後、文庫化され、朝日文庫、中公文庫に収められ多くの人に愛読されている。

 以下のごとくの8章からなり、さらに5-10の細項目にから成る。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 ■ 一年間の新婚旅行 ■ 夢のような日々 ■ フルハウス ■ 実りの季節 ■ 悠々自適 ■ 素晴らしい人生をありがとう ■ 思い出の物語 ■ また会う日まで
      
 ■目次の後には、「夫・米沢允晴の遺した最も大切な宝 三人の娘たち ルミ子 恵美 美由樹 に本書を贈る」とある。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 
読後感。
■人柄がにじむ文章も魅力的。
■2005年女性科学者のノーベル賞と位置づけられているロレアル・ユネスコ賞を受賞。このような偉人がいたことを知る意味において素晴らしい資料である。
■夫婦のつながりこそが大切なもの、と再確認できるがこれは米沢氏にとっての話。一般論にはなり得ない。
■氏は優秀な能力を持っていた他に、超人的行動力。全部を引き受けて,全部をこなし,全部で達成を得る。だから、疲れ果てて,落ち込んでいるときに読むべきではない。むしろ、落ち込む。仕事との両立に悩む方にも不適。
■当時このような超人的女性でなければ、社会は受け入れてはくれなかった。
■家庭を持ち、子を産み育て、家事もこなし、自らの病とも立ち向かい、夫の看病と見送り、そして母の介護。何事からも逃げない姿勢。さらに、専門の分野で業績を上げ続けるという密度の濃い人生。
■圧倒的な業績と成功の陰には並外れた苦労と努力が伺えた。
■氏の前向きな生き方には、ほとほと感心。こういう生き方もあるのだと思わされた。ただし氏以外の人に適応してはならない。
■夫婦の信頼関係を紡いできた歴史。しかし夫婦のあり方には共感できない。家事、育児にノータッチの夫に愚痴も言わない本人にも問題。「最近、君の勉強している姿をみなくなった、なまけているのじゃないか」という言葉は問題。
■しばしば文中、亡き夫に「のろけ」表現が見られる。それだけに、夫に先立たれた喪失感が痛いほど伝わった。しかしながら、このような夫婦関係には疑問も感じる。
■女性は、仕事・学問も、家庭を持つ喜びも、二者択一ではなく、どちらも手に入れることができるのだ、という事を自らの経験をもって示し、「あなたにもできる」と呼びかけている。しかし、真にに受けてはならない。
■手を差し伸べて助けあうだけじゃない、互いに信頼し、高めあった夫婦の物語。氏の本当の気持ちは??・・立場が違うから私には理解不能。夫の感想も聞きたいものだ。
■「お父さんは最後までお母さんを幸せにしてくれたね・・・」と娘達がつぶやく。娘たちの「母を語る、父を語る・・」が何らかの形で出版されないか?期待している。


4/28(日)名古屋秋田快晴 GW2日目 日本内科学会総会三日目
 2:00名古屋ストリングホテル起床、入浴その他、文献検索。文献整理,新聞チェックなど。行動開始が遅れ、帰路の時間と学会の場所を考えると日本内科学会は無理。11:00チェックアウト。あおなみ線名古屋に、松坂屋で買い物。13:12こだま、こまちにて19:15帰秋。そのままナカイチにて外食。22:30帰宅、ネコ相手、21:30就寝。 歩行計8837歩。

物理学者 米沢富美子氏の生き方
 物理学者の米沢富美子氏は1月17日に心不全で死去された。享年80歳。

 氏について、高名な学者としてお名前だけは知っていたが、より詳しく知ったのは2013年02月にラジオ深夜便で2時間にわたって放送されたインタビューを聴いてからである。氏の死去を受けて、本年3月下旬に再放送があり、再度関心した。とてもチャーミングな話し方をされる方である。

 氏はアモルファス(非結晶物質)の研究を続けながら、3人の娘を育てあげ、母親の介護にも前向きに取り組んだ。この頃のことは著書「二人で紡いだ物語」2000年、「朗朗介護」 2011年に詳しい。

 氏は1938(昭和9年)大阪府に生まれる。父は戦死し、妹とともに母に育てられる。子供の頃から幾何が得意で小学生のときIQは175!!!だつたという。ちなみに平均IQは90-105、最高IQは特別な人を除いて135-145程度、と言う。驚くほどの高さであった。

 湯川博士に憧れて京都大学に進学し物理学を学ぶかたわら、英会話やエスペラント語でも活躍する。研究か結婚かで悩んだ時期に、決断に踏み切らせたのは「研究も結婚もすればいいじやないか」いう、後に夫となる米沢允晴氏の言葉だつた。米沢氏とは大学入学した日に初めて出会った、と言う。
 
 大学院生の時に米沢氏と学生結婚、迷うことなく最先端のアモルファスの研究を続けなながら家庭を切り盛りした。
 
 23歳のとき、夫が社命で単身英国に留学したときには、英国の30の大学に書類を送り自分の留学先を決めて英国に渡った。この行動力もすごい。 
 帰国後、京大基礎物理学研究所の助手となる。胞状奇胎を経験し、長女、次女の子育てに苦んだ時期に書いた綸文が米沢氏を非結晶物質研究の世界的な最前線へと押し出した。つらくなつたときはあの時期のことを思い出すことで乗り切った、と述べている。

 三女を出産した翌々1972年から、今度は夫のニューヨーク赴任に合わせ米国ヤシバ大学の客員研究員を務め、1976年には京大基礎物理学研究所の助教授として招聘される。 
 1981年、京大から慶応義塾大学理工学部に移り、2年後には教授として後進の指導にもあたった。以来、ずつと忙中にあつても毎年何本もの論文を発表したが、1996年だけは一本も書けなかつた。この年に女性として初めて日本物理学会の会長に就任し、夫が肝臓癌で亡くなつた。「危篤の床で夫は私を抱きしめてくれた。あのとき、私は幸せでした」、と語っている。夫は育児家事は一切することの無いマイペース人間であったが、氏はそのことを口に出したこともなく、すべてを自分でこなした、と言う。驚異の人である。

 その後も物理学会の会議を主催するなど指導者としての手腕を見せた。
 「物理学は楽しい。新しい発見に遭遇したとき、このことを知つているのは私だけだという感動は何ものにも代えがたい」、と語っている。


4/27(土)名古屋快晴風強し GW初日 日本内科学会総会二日目
1:00名古屋ストリングスホテル起床、入浴その他、文献検索。9:00朝食、11:00-17:30あおなみ線にてポートメッセ名古屋に移動、日本内科学会総会二日目出席、認定医更新手続き。家内に付き合い松坂屋で買い物、夕食。20:30Taxホテル、21:30就寝。歩行計8227歩。終日強風状態。

第116回日本内科学会総会(2) 日本内科学会総会二日目 
 新幹線は1時間余り遅れ、乗り換え含め約6.5時間の行程。
 この間、ノイズキャンセリングヘッドフォンとiPad2はおおいに役立った。前者のおかげで新幹線の中でもほとんど無音状態を確保出来、これにBlueToothを介して音楽を流した。ヴェルディのオペラを数曲堪能した。後者では最近自炊した数10冊の書籍、小説等を入力してきたので適宜切り替えて楽しんだ。
 ホテルは名古屋ストリングスホテル、21階ツインで比較的新しい?快適であった。朝食時窓から比較的大きな、美しい教会が見えた。
 
 学会は「あおなみ線」で約30分、名古屋港近くの「ポートメッセなごや」。

 第116回日本内科学会総会(2) 日本内科学会総会二日目 聴講した講演会は以下のごとく。
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■ 会長講演:呼吸器病への挑戦一これまてそして未来に向けて 長谷川好規会長
■ パネルディスカッション:How Doctors Think
   臨床医の診断思考過程とピットフォールを探る  
特別講演:新産業革命の時代におけるり一ダーシップ 
教育講演:我が国の非B非C型肝細胞霧の現状
■ 教育講演:家族性地中海熱の診断と治療
■ 教育講演:骨髄腫類縁疾患の診新と治療の進歩
■ 教育講演:喀痰の科学と臨床一咳嗽・喀痰の診療GL2019をふまえて一
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 私は日本内科学会総会の講演会が大好きである。座席が快適ならば朝から夕方まで聴いている。
 現役の頃はほぼ毎年出席していたが、この6年ほどは出席していなかった。私の記録では2012年の第109回、次は昨年の第115回総会が最後となっている。だから、今回を逃せば認定医更新はできない事となり、早めから計画を立てていた。

 ところが、今回も座席に問題があった。会場は多目的施設でメインの講演会場はだだっ広い平場に置かれたパイプ椅子席であった。パイプ椅子は狭くて固い。背もたれ機能もチャチで姿勢が限定される。本日は5時間ほど座っていたが、好きな微睡すらも出来ず、姿勢も限定され、背部痛・腰痛が生じ苦痛であった。そのために最終日はキャンセルとした。健康のために勉強を諦めた、と言う感じ。

 今回の学会に関しての感想。
―――――――――――――――――――――――――――
■会場へのアクセスはよくない。名古屋駅から30分もかかった。もっと便利な会場はないのか?
■座席はパイプ椅子と最悪で高齢者にとっては辛い。貸し座布団が用意されている事も問題。座布団など用意しなくてもいい会場を用意して欲しい。
■会場には大型ディスプレイは3ケあり、どの座席からも視認できた。
■会場の音響は低域がカットされておりとても聞きやすかった。
■開催期間の設定に一考要する。いつもは4月上旬であるが、GWにかかると移動が大変。特に今年は10連休になったために移動が大変であった。―――――――――――――――――――――――――――

 明日の最終日は秋田到着時間を考慮する1時間余しか聴講できない。ホテルでちょっと長居をしてゆっくりと帰路についた。
 名古屋駅、東京駅はまっすぐ進めないほどの大混雑であった。


4/26(金)小雨模様 大曲診療応援 日本内科学会総会で名古屋に こまち遅れ  
0:00起床、文献検索、録音データ処理その他,3:30可燃ゴミ確認提出不要。4:00Taxi飯川病院。種々7:40Taxi駅東、Stava coffee、8:11こまち、大曲駅で金沢分、札幌分のチケット購入。雨模様病院往復Taxi、9:00-12:15大曲中通病院外来。12:50こまち秋田大曲間のポイント不調で1時間超遅れ。東京名古屋の指定には乗れず、超混雑で18:00頃のこだま普通車、名古屋20:00過ぎに着。駅で夕食、20:45Taxiホテル着、21:00就眠。歩数計10726歩。

第116回日本内科学会総会(1) 名古屋に移動 こまち遅れJR東海接続予定車に乗れず 
 本日4月26日から名古屋にて第116回日本内科学会総会が開かれている。

 しばらく日本内科学会をご無沙汰していたので認定医更新手続用の蓄積点が不足。今回出席すれば何とか足りるので出席を決めた。
 もう私は引退も考えている。だから認定医の更新など不要と考えていて血液関連の資格は返上したが、この学会だけは維持しておこうと考えた。まだ生き長らえて仕事をさせて頂いている以上、もっとも基礎的な資格である内科学会の認定医は維持しておくべきだろう。

 初日の参加は勤務の関係で無理。昨年同様二日目から参加とした。大曲の診療応援終了後、12:50新幹線で東京に向かい、JR東海のぞみに乗継ぎ名古屋に向かう予定であった。

 大曲駅は異常に人が多くざわついていた。秋田新幹線が一時不通になっていて11時発の列車が未到着だ、という。理由は掲示されていなかったが、駅員に確かめたところ秋田駅付近のポイントの不具合らしい。

 私が席を確保していた列車の前の便は運休が決定、予定の便は80分ほど遅れて大曲到着、乗車出来た。
 この場合、JR東海の「のぞみ」への乗り継ぎは??
 駅員に聞いたところ「個別の調整は車内できるので車掌に相談を・・」、とのことであった。車掌の持つ小さな端末で可能か否かは疑問であったが、一応納得した。

 しかしながら、車中で乗務員に確認したところ車中では不可能で、「東京駅に着いた時点でみどりの窓口て変更が可能である」とのことであった。想定内の答えであったが、「大曲駅の窓口でそのような説明があったことは問題である・・」と呆れたような表情であった。

 東京駅のみどりの窓口に並んだが連休直前で大変な人だかりであった。
 指定券は4時間後の20時頃の列車まで全席完売、普通車での移動を勧められた。やむなく「こだま」に変更、静岡まで立ち席であった。名古屋には20時過ぎに到着した。

 前日名古屋入りしている家内からの連絡で、ホテル付近には店がないから名古屋駅で食事を済ませてから来るのが賢明とのこと。駅ビル内の福岡ラーメン店に入り辛いラーメンを注文した。5段階中4番目の辛さを選択したが、中途半端でなく、若干残してギブアップした。私は辛い味が好きであるが、今まで経験した中で最高の辛さであった。

 新幹線に関しての感想。
―――――――――――――――――――――――――――
■故障・不具合はやむを得ないし、事故を防ぐために十分な対策が必要。
■運行開始予定時間の提示は頻回あったが、遅れ・運休に関する原因などは提示なかったが適宜出して欲しい。
■発券窓口の、乗り継ぎ列車の関する説明は正しくなかった。社内で徹底されていない印象を受けた。
■2時間以内の遅れは払い戻し対象外であった。後続列車の普通席への変更は払い戻された。


4/25(木)降雨午後快晴 外来 飯川病院 院長内科学会総会に出発
0:30起床、いつもと変わらず読書、データ整理など。6:30降雨にてレガシー出勤。8:45-13:45外来+クリニックでレントゲン判断、混雑で疲弊、14:00-19:00飯川病院。外来・入院患者対応。19:30帰宅・夕食、21:30就寝。BR diskながら視聴:昭和は輝いていた:母の歌。Σ9210歩。

本:「ヘンな論文 」サンキュータツオ著 単行本 2015年 出版社: KADOKAWA/角川学芸出版
 著者は一橋大学非常勤講師、お笑いコンビ「米粒写経」として活躍中。ラジオ出演や雑誌連載など多数。早大卒、早大大学院日本語日本文化専攻、文学修士。日本初の学者芸人。自称珍論文ハンター。

 人生の貴重な時間の多くを、一見無駄な研究に費やしている研究者たちに注目して紹介する本。著者は各論文を高く評価しながらも、お笑いコンビらしく適正な「ツッコミ」を入れ、自分なりの紹介文にしており、読む者を飽きさせない。

本書で取り上げた項目と()内は私の追記。
――――――――――――――――――――――――
■世間話の研究             (河原町ジュリーについて)
■公園の斜面に座る「カップルの観察」  (人目を気にせず座る隙間は??)
■浮気男の頭の中            (不倫男の心理はどうなっている?)
■「あくび」はなぜうつる?」      (見て、読んで、聞いても、TVで見てもうつる)
■「コーヒーカップ」の音の科学     (注ぐと変る音程の研究)
■女子高生と「男子の目」        (共学化したら女子高生はどう変わったか?)
■おっぱいの揺れとブラのずれ       (走っている時の乳房振動とブラの抑制効果)
■猫の癒し効果             (飼わずにはいられないことが、猫の最大の癒し効果)
■しりとりはどこまで続く         (56519語続いた)

■謎かけの法則
■「元近鉄ファン」の生態を探れ
■現役「床山」アンケート。

■湯たんぽ異聞             (この論文の紹介が圧巻)。

――――――――――――――――――――――――
 湯たんぽ異聞は圧巻。この項だけでも読む価値がある。湯たんぽの研究にこれほどを意欲を持っておられた論文の著者、元共立女子大学教授の伊藤紀之氏については実際に会いに行ったりして特に詳細に記述している。氏の研究成果を出典を示さずに盗用されたことがある、という被害に心が痛む。湯たんぽ博士の努力に頭が下がる。

 どの論文の紹介も論文を読み慣れない人間にもその面白さが分かるように噛み砕いて解説しているところに筆者の功績がある。
 いずれの研究も、真剣に真面目に情熱を注いで研究し結論に至っている。変わった研究の数々が著者の視点で紹介している。
 世の中にはこんなことを真剣に研究して論文に 残している人がいた、ということを知って改めて感心した。
 私が書いた論文など影が薄い。
 
 すでに続編も出ているらしい。購入して読む予定である。


4/25(木)降雨午後快晴 外来 飯川病院 院長内科学会総会に出発
0:30起床、いつもと変わらず読書、データ整理など。6:30降雨にてレガシー出勤。8:45-13:45外来+クリニックでレントゲン判断、混雑で疲弊、14:00-19:00飯川病院。外来・入院患者対応。19:30帰宅・夕食、21:30就寝。BR diskながら視聴:昭和は輝いていた:母の歌。Σ9210歩。

本:「ヘンな論文 」サンキュータツオ著 単行本 2015年 出版社: KADOKAWA/角川学芸出版
 著者は一橋大学非常勤講師、お笑いコンビ「米粒写経」として活躍中。ラジオ出演や雑誌連載など多数。早大卒、早大大学院日本語日本文化専攻、文学修士。日本初の学者芸人。自称珍論文ハンター。

 人生の貴重な時間の多くを、一見無駄な研究に費やしている研究者たちに注目して紹介する本。著者は各論文を高く評価しながらも、お笑いコンビらしく適正な「ツッコミ」を入れ、自分なりの紹介文にしており、読む者を飽きさせない。

本書で取り上げた項目と()内は私の追記。
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■世間話の研究             (河原町ジュリーについて)
■公園の斜面に座る「カップルの観察」  (人目を気にせず座る隙間は??)
■浮気男の頭の中            (不倫男の心理はどうなっている?)
■「あくび」はなぜうつる?」      (見て、読んで、聞いても、TVで見てもうつる)
■「コーヒーカップ」の音の科学     (注ぐと変る音程の研究)
■女子高生と「男子の目」        (共学化したら女子高生はどう変わったか?)
■おっぱいの揺れとブラのずれ       (走っている時の乳房振動とブラの抑制効果)
■猫の癒し効果             (飼わずにはいられないことが、猫の最大の癒し効果)
■しりとりはどこまで続く         (56519語続いた)

■謎かけの法則
■「元近鉄ファン」の生態を探れ
■現役「床山」アンケート。

■湯たんぽ異聞             (この論文の紹介が圧巻)。

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 湯たんぽ異聞は圧巻。この項だけでも読む価値がある。湯たんぽの研究にこれほどを意欲を持っておられた論文の著者、元共立女子大学教授の伊藤紀之氏については実際に会いに行ったりして特に詳細に記述している。氏の研究成果を出典を示さずに盗用されたことがある、という被害に心が痛む。湯たんぽ博士の努力に頭が下がる。

 どの論文の紹介も論文を読み慣れない人間にもその面白さが分かるように噛み砕いて解説しているところに筆者の功績がある。
 いずれの研究も、真剣に真面目に情熱を注いで研究し結論に至っている。変わった研究の数々が著者の視点で紹介している。
 世の中にはこんなことを真剣に研究して論文に 残している人がいた、ということを知って改めて感心した。
 私が書いた論文など影が薄い。
 
 すでに続編も出ているらしい。購入して読む予定である。


4/24(水)晴れ・曇り、小雨 暑い 飯川病院ボランティア 
 1:00起床。新聞・文献・録音データ処理,いつものごとく。11:07バス、従業員の薬で佐野薬局に。徒歩飯川病院へ。院長口腔外科ほか受診のため留守ボランティア。入院患者対応。微睡。画像データ処理。かえで伐採終了、カラスの卵3ケあったという。19:00帰宅・夕食。21:30就寝。Σ9210歩数。

カラスとの付き合い(4) ケヤキ、まるボーズに
 私はカラスに対してはそれほど悪いイメージを持っていない。何とも面白くかわいいところがあることも発見した。
 ただ、黒くて、うるさくて、不吉なイメージを身にまとい、生ゴミを漁る迷惑な鳥である印象は常にある。

 今回、カラスの営巣で私を悩ませている飯川病院の玄関脇のケヤキに関しては、私は種々の理由を挙げ枝伐採を、場合によっては根元からの伐採を、と提言してきた。カラスの件は上げていない。
―――――――――――――――――――――――――――――
■ 枝葉が電線にかかりそうで危険。
■ 公共の道路に大きくはみ出している。
■ 枝折れが生じ、歩行者や車を傷付ける可能性がある。
■ 毎秋の落ち葉の処理が大変。
■ 台風とかで根元から倒れる可能性がある。
■ 駐車場を狭めている。
・・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――――――

 しかしながら、飯川病院の院長・理事長はボランティアの高齢医師の私の意見などには聞く耳を持たず、許可がなかなか下りなかった。
 それが、今回、カラスの営巣の件があって突然許可が降りた。
 院長は私以上にカラスの喧騒さを嫌っていたらしい。

 4月23日-24日の二日間にわたって脇の道路の通行を遮断して作業が行われた。下から眺めた以上に幹も枝も太く重く、大変だったようである。

(作業中の様子。小さくカットして下に降ろしていた)

 中通総合病院外来の午前診療を終了してから病院に戻ってみると見事なだけ丸坊主にされていた。

(作業数日前のケヤキの様子 前と後 病院前の景色が一変した)

 私はあまりにも見事に切られたのでこれでは枯れるのではないかと危惧したが、業者は十分生き残ると述べていたそうである。

 カラスの巣に関しては白い針金のハンガーが20本ほど補強に使われており、頑丈にできていた、という。さらに中には3ケの卵があったという。私が時折BB弾を打ち込みながら観察した範囲では抱卵している状態ではあり得ないと思っていただけに驚いた。その後、カラスの反撃で悩まされることもあるのでは??と思ったが、伐採してからは全然よってこない。

 これでカラスに関しては100%解決と言っていいようである。
 カラスの威嚇のために購入した拳銃はどうしようか、新たな悩みである。


4/23(火)快晴 外来 飯川病院 かえで伐採開始
 0:50起床。新聞・文献・録音データ処理,いつものごとく。5:00可燃ごみ2袋提出。
ネコ給餌他、6:47バス飯川病院着、8:45-12:45外来、飯川病院へ、微睡、かえで伐採開始、14:00-18:15勤務。バス、19:10帰宅・夕食、21:30就眠。8150歩。

?自分にとっての物品の価値、価格(1)
 私は70数年生きてきて、何か特別に価値があるものを持っているのだろうか??と思うことがある。
 私は、夕食後にネコ3-4匹をマッサージしたり相手するのが日課なのであるが、家族たちは傍らでTV見ながら飲みながら、歓談している。TVに関しては私はアウトサイダーで、主に音だけを聞き家族たちの展開する話を聞いている。

 その中に「なんでも鑑定団」という番組もある。私には関連ない世界の収集マニア達が自分が生涯をかけて収集品した品、親から受け継いだ品などを持ち込み、各方面の鑑定の専門家に評価・鑑定してもらおうというものである。

 持ち込んだ人の自己評価価格が示された後、鑑定結果が示される。自己評価学が100万円レベルの物品も頻回に出てくるが、結果は数千円から数100万円のこともある。今まで1,000万円以上、2500万円の鑑定が出たこともある、らしい。出品者はその度ごとに悲喜こもごもの反応が見られる。かなりショックを受ける方もいて会場にはAEDも備えられているという。

 評価額の発表の瞬間の様子には嘘や誇張は無いようであるが、鑑定の場面は偽で、鑑定はあらかじめ時間をかけて検討された結果の提示と思われる。大体、番組の中で鑑定だできるわけではなかろう。

 私はこの番組について、■鑑定者の能力はどれだけ高いのか?? ■鑑定に客観性はあるか? ■骨董などの世界は詐欺まがいの世界でないか?? ■税務署は注目していないか? ■・・・などなどの疑問を持つ。

 番組のコンセプトは「番組の鑑定は局独自のもの」と言う。その見解からは信憑性が疑われる。「本当か?」という意味も含めての娯楽番組としてみれば良いのではないか??視聴者にとっては嗜虐性、羨望を満足させられる。結構人気がある番組なのだそうだ。

 市場の価格が物品やサービスの価値を的確に反映しているか否かに関しては私は常に疑問がある。価格と価値の乖離を考えれば趣味の世界でのみ成り立つ・・と思っているが、実際にはそうでないらしい。

 例えば私にとっての時計。
 宝石などをゴテゴテとあしらってないにも関わらず、億単位の価格のもあるようだが、そんなものが存在すること自体信じがたい。私は時計のメカニズム等には興味はあるが、時計から得るものはほぼ正確な時間だけでよい。
 私は時計を購入した経験はない。小学校6年の時に兄からゼンマイ式の古の腕時計をもらったが大学卒業まで動いていた。その後は子供達が使わなくなった「たまごっち」等の小さなゲームなどの液晶時計で、最近はスマホの時計で十分である。

 いろんな考え方の人たちで世の中ができているものだ、と思う。


4/22(月)晴れ 健康クリニックドック 飯川病院 
 1:45起床。新聞・文献・録音データ処理,いつものごとく。6:47バス飯川病院、9:00-11:00健康クリニックドック、レ線判定。11:00飯川病院、一時微睡、14:00-18:40勤務、花壇散水。19:00帰宅・夕食、21:00就眠。歩数Σ6289歩。

四季2019(5) 庭先の花(1)
 わが家の木々は、先週咲いた「うめ」を嚆矢として、今週になってから「椿」、「もも」、「こぶし」、「ユキヤナギ」の花が満開となり、一気に華やかになった。次の開花候補として「りんご」が待っているが、まだツボミ状態である。咲けばきれいだろうと思われる。なんで花はキレイに咲くのか?誰のために??私の疑問は解けていない。

「椿」

「こぶし」

「もも」

「ユキヤナギ」
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4/21(日)快晴 暑い日 飯川病院日直
1:00起床。新聞・文献・録音データ処理,いつものごとく。8:38バス飯川病院、日直。
午前は準寝たきり患者花見のための下準備二日目。午後は散水など。ハイビスカス鉢交換3ケ、これで終了。文献、読書。19:30帰宅そのまま市会議員選挙投票所に夕食。21:30就眠。歩数Σ7059歩。

キャッシュレス化の功罪1019(3) 新券発行は時代に逆行してないか??
 キャッシュレス化を進めるというのに、20年ぶりに紙幣を刷新するという。
 偽札事件が頻繁だとかの問題あるなら別だが、最近はそんな事件が報道されたこともない。この時期に新券を発行する意味はなんなのだろうか??私は理解できない。

 紙幣を刷新するには多額の費用がかかる。
 さらに、銀行のATMや駅の券売機、自動販売機などはそのために改修や入れ替えが必要になる。だから、経済効果はありそうである。脱デフレの一翼を期待??

 ATMメーカーや紙幣両替機メーカーでは対応策の検討を急ぐことなるだろう。富士通もメーカーの一つであるが2004年の紙幣刷新時は業績に好影響をもたらしたという。このような形で、特需に沸く企業がありそうだ。

 ただし、財務省によると、新紙幣のサイズは1万円、5千円、千円とも現行の紙幣と同じ、という。新紙幣によほど特殊な技術が採用されない限り、ATMなどはソフトを入れ替えるだけでも良いのでは、と予測する向きもある。収益が落ち込んでいる銀行はコスト削減が急務なので、なるべくコストはかけたくないとの意向を示している。

 一方、新券発行で私どもにはどんな影響がでるのだろうか??はっきりいえばメリットはそれほどなさそうである。

 ■詐欺
 財務省と日銀は新紙幣発行を発表すると同時に詐欺に注恵を促す一文を出して注意を喚起した。 
 今のお札が使えなくなる前に、お宅にお邪魔して引き取つてあげましよう・・などとの手口の詐欺が考えられるらしい。まさか、とは思うが、高齢者なら引っかかるかも。
 日銀によると一度発行された紙幣は法令に基づく特別な措置がとられない限り通用力を失うことはない。実際、現在22種の紙幣が通用しているが、うち18種類はすでに発行されていない。

 ■紙幣自体の売買
 希少性が増すとみられる発行年や肖像のお札を額面以上の価格で売買される?? 

 ■一家の金庫、タンスなどに保管されている紙幣は国全体で推定約50兆円もある。信じ難いが特殊詐欺の被害などを見ればそうかもしれない。日本では相続課税から逃れる目的で現金を家に隠しておく例が珍しくないという。目新しい紙幣の登場は現金志向への後戻りにつながる??政府はこれらの休眠中のお金を消費や投資に向かわせる副次効果を狙つているのかもしれない。
 ちなみに我が家は金庫、タンス預金は一万円くらいだろうか。

 要するに新券発行の意味はよく理解できない。


4/20(土)晴れ ガレージ他清掃整理 飯川病院ボランティア
2:00起床。新聞・文献・録音データ処理。読書中心。10:00園芸用の土つくり、掘り起こし、元肥さんぷ、ガレージ他清掃整理、12:08バス飯川病院、準寝たきり患者花見のための下準備でボランティア。ハイビスカス鉢替え作業3ケ。散水ほか。文献的考察、蓄積データ整理など。19:00帰宅、夕食、21:30就眠。歩数計10531歩。

キャッシュレス化の功罪1019(2)
 我が国は現金志向が強い。日本がなぜキャッシュレス後進国なのか? そのワケは、現金の持ち歩いても安全な国だから・・も一つの理由とされている。
 日本は世界的にみて、銀行数もATM数も多く、現金の引き出しが容易で、治安も良好なので、多くの人が不安無く現金を持ち運んでいる。

 私は最近、現金を持つことに不安を感じないが、現金での支払いを不便だと感じる。また、遅れている、とも感じる。
 しかしながら、キャッシュレス決済を利用する事は便利だ、とだけは言っておれない経済の仕組みがあり、知らず知らずのうちにのその中に組み込まれて行く。
 具体的には、
????????????????????????????????
■決済アプリの提供者は、誰が、いつ、どこで何を買ったかの情報を得られる。 
■他のさまざまな個人情報が合わせて個人の経済的能力が解析される。
■人工知能が消費力や個人情報を採点し、各利用者を格付けし、評価が高い場合には低金利でローンが組めたり、担保なしで融資を受けられたりする。
■信用は富の一つなので、人は評価を上げようと躍起になる。
■購買力のランクが目に見得ないものから見えるものになり、偏差値のごとく人のランク付けに利用される危険がある。
■そのほか。
????????????????????????????????

 今回、アップルペイを使うようになってから経済の向こう側がちょっとだけ見えるようになってきた。

 キャッシュレス化の功を否定したいわけではない。今の所、利便性だけで利用している。ただ、それが私個人にとつて価値ある社会参加なのか、容易には結論付けられない。


4/19(金) 小雨のち快晴 大曲中通病院外来 飯川病院 飯川病院歓迎会
 1:00起床、新聞・文献自炊。7:35Taxi飯川病院経由秋田駅。8:11こまち、9:10-12:00大曲中通病院外来。駅病院往復徒歩、14:30佐野薬局に立ち寄り飯川病院勤務。18:00飯川病院佐藤師長定年退職祝賀会、浜のやにて。20:45Taxi帰宅、21:30就眠。歩数計12863Km。

キャッシュレス化の功罪1019(1)
 私の生活はキャッシュレス化に向かっている。従来から比較的まとまった支払いには現金をいじるのが嫌なのでクレジットカードを用いてきた。例えば書店の年払い、月払いとか、JRチケット、学会時のホテルの支払いなどである。
 クレジット支払いは、これを面倒ということ自体が問題なのであるが、カードを出す必要があり、さらに暗証番号を押したり、サインを求められるなど結構面倒である。

 昨年6月にスマホのiPhone8を購入した。音楽プレーヤーとしての使用がメインであるが、この機種からアップルペイが利用できるようになった。レジでスマホを機械の上にかざすだけで一瞬にして支払いが終了する。10月からは少額の買い物も含め、全てをキャッシュレスにしている。
 まだスマホ決済ができない店もあるが、支払いができるか否かで店舗を選ぶことが多くなった。

 要するに、私は知らず知らずに時代の流れ、しかも最先端の一角に乗ってしまった、という事。

 もともと私は家の日常生活にほとんどタッチしていないから買い物の頻度は少ない。さらにキャッシュレス化で現金を使う頻度は著減している。私の生活の中では、時折利用するバス料金くらいである。だから、私の財布の中には現金をいれていない。ただ、緊急時のためにディバッグの底に紙幣を貼り付けている。

 週一回私は大曲中通病院の外来を手伝いに行くが、この時交通費として病院から7000円弱支給されるが、「現金は使わないでしょう・・」と家内から没収される。私の唯一の現金収入の機会はキャッシュレス化で失ってしまった。

 日本は世界でも現金払いが主流の国とされる。なのに数年後には新紙幣、新コインも発行されるという。偽札事件もほとんど聞くことはないが、何が目的で新券を発行するのだろうか、と勘繰ってしまう。そう言えば2000年に発行された2000円札は一切見ることはないが、今どうなっているのだろうか??

 最近、政府もキャッシュレス化推進の旗を振っている。 
 経産省の推計では、日本のキャッシュレス比率は2015年時点で2割弱と低い。一方、韓国9割弱、中国6割、欧米諸国も半数近い。政府はこの比率を2027年に4割にする目欄を掲げた。

 キャッシュレス決済の手段は多様化している。
 クレジットカードのほか、即時に通帳講座から引き落とされるデビットカード、電子マネー、QRコード決済、それに携帯電話等によるクイックペイ、アップルペイなどがある。

 店舗側でもそれなりの器具の準備などが必要で経費がかかるが、売上の集計が不要、現金を預けに行く手間も不要になるなど、店舗運営のコストの削減や従業員の働き方の効率化、安全性にもつながる。


4/18(木)晴れ 外来+ドック判定総括 飯川病院 
 1:OO起床、書類PDF化、文献読みなど数件。6:47バスにて飯川病院。8:45-13:00中通病院外来+ドック判定総括。14:00-18:30飯川病院。入院患者対応。19:30プリウスにて帰宅、夕食、21:00就寝。歩行計10634歩。全行程の91%。通勤路の桜は満開近い。

私はまだ医師として通用するのか?(7) 医師の働き方改革(2) 
 2035年度末に医師の「時間外労働時間の特例を廃止」する、というが、あまりにも時間がかかりすぎる。
 特例廃止の目標は、厚労省が進める地域の医療提供体制の見直しが軌道に乗ることが前提。このような計画が思うように進まなければ、特例廃止もずるずると続く。

 医療現場ではこれまで、労働時間がきちんと管理されてきたとは言えない。だから、議論の前提となるデータも十分ではなかった。
 自己研修、学習の時間、各科の検討会、拘束時間の扱い、病院全体のカンファレンスなど、どのように評価されるのだろうか。
 大規模の高機能病院では朝7時台から検討会が行われている例もまれではない。内容的には診療に関連したものであるが、勤務時間内に開催できないためである。
 厚労省は医療機関の業務の実態把握に乗り出すという。どういう結果になるか楽しみである。

 特例の対象となる医師の健康を守るため、以下を医療機関に義務付ける。
――――――――――――――――――――――――――――――
■連続勤務を28時間以下にする、
■次の勤務までに9時間の休息を確保する、
■残業が月100時間以上になる場合は産業医らが面接指導する、
■などなど
――――――――――――――――――――――――――――――
 医師の疲労の状況を客観的にどうチェックするのか。ドクターストップがかかった場合に代わりの医師をどう確保するのか。実効性のある仕組み作りも課題だ。

 特例廃止は重要であるが、私は特例廃止に至るまでに医師の労働環境がどう変化して行くのか、に興味がある。その際、医療のもう一方の主役である患者の立場が揺らぐようであってはならない。

 私が現役として働いていた頃は診療業務も半端でなかったが、診療に伴う各種の書類作成の業務の方がはるかにストレスであった。最近は書類作成業務は訓練を受けた医療秘書(クラーク)が完成直前まで作成するようになり、医師の業務は大幅に軽減し、診療業務に集中できるようになってきている。これは大きな改革であった。

 日本医師会の今村副会長は今回の取りまとめを受け、「これまで一般労働者と同じ扱いになっていた医師について、その業務の特殊性が認められたことの意義は大きい」とコメントしている。しかしながら、業務に特殊性があると言えども、医師も他職種の方々と同じ人間として扱われるべきである。基本的人権は医師にもある。


4/17(水) 快晴で温暖 飯川病院ボランティア 
 1:00起床、新聞・文献読み、徒然。自炊本読み。画像データ処理。9:00院長多忙にて同乗、終日飯川病院ボランティア、外来入院患者対応、浴室用具解体に難渋。日本消化器病学会総会金沢、宿泊が奇跡的に取れた。19:30帰宅、夕食、21:30就眠。歩数計3415歩。

私はまだ医師として通用するのか?(6) 医師の働き方改革(1) 

 「働き方改革関連法」が4月1日に施行され、長時間労働の是正に向けた仕組みが動き出す。企業には社員の残業を減らしたり、有給休暇の取得を促したりすることが求められ、違反すると罰則もある。

 「医師の働き方改革」については社会に対する影響が大きいとして、一般的な職種の改革とは別に論じられてきた。
 要するに、勤務医たちの多くが過剰な働きをしていたことを、いま頃になってやっと国が認めた、ということである。
 最近、難渋したが、医師の働き方に対する検討が進み、医師の時間外労働上限の案が提示されていた。

 その「検討会」が3月28日に開催され、日本医師会からは今村副会長を含む2名が討論に加わった。
 これまで22回にわたって議論した結果を踏まえて、2024年度に義務付けられる医師の時間外労働上限規制等などを盛り込んだ案が了承された。

 それによると、
――――――――――――――――――――――――――――
■一般の勤務医は過労死の労災認定の目安である「過労死ライン」を上回らない月100時間未満、年960時間を上限とする。
■ただし、地域医療のためにやむを得ない場合と、研修医や専門医をめざす医師など技能向上のために集中的な診療が必要な場合には、特例で年1840時間まで認める。
■特例は、2035年度に終了する。
――――――――――――――――――――――――――――

 医師に対して特例としながらも「過労死ライン」の2倍近い残業を認めることに、検討会では「非常識な数字」といった批判も出た。しかし、一律に勤務医の残業を制限すれば、地域医療が崩壊するという関係者の声に配慮し、このような数値に落ち着いた、という。

 日本の医療は国民皆保険のもと、世界的に素晴らしい成果を上げてきた。その成果はWHOによっても認められている。しかしながら、私は勤務医の自己犠牲のもとに極限までの過重労働で社会の要請に対応してきたからであって、単純に素晴らしいと評価することはできない、との考えを持っていた。

 そうした医療の現状を今までの長い間放置してきた国、厚労省、日本医師会の責任は重い。

 医師の過重労働の最大の背景は、地域の医師不足などの構造的な問題、患者側の不適切診療などである。
 その解消に取り組み、特例なしで成り立つ地域医療を早期に実現しなければならない。そのためには「医師の必要数の把握」、「偏在の解消」、「医療機関の適正な機能分化」、「各地域の医療圏ごとの医療機関の適正な配置」等が必要となる。

 これらはどの項目を取っても対応が難しい項目である。


 4/16(火)快晴で温暖 外来 飯川病院
1:00起床、新聞・文献読み、徒然といつもと同じ。6:00可燃ゴミ集積所に。6:47バス飯川病院。8:45-13:40外来。院内他科紹介など人数の割に時間がかかった。疲弊。14:00
-18:30飯川病院。19:00プリにて帰宅、夕食、21:00就眠。Σ8795歩。

四季2019年(4) 桜のゲノム解読成功のニュース  通勤道路の桜が開花し始めた
 各地で開花を迎えている桜であるが、今春の桜に関する明るいニュースとして、ソメイヨシノの全遺伝情の解読に京都府立大や島根大、かずさDNA研究所が成功した事が挙げられる。
 この研究によって、祖先の桜が552万年前に異なる種に分かれた後、百数十年前の人工的な?? 交雑で再び一つになつた誕生のルーツがわかつた。

 今のソメイヨシノは全て原木から接ぎ木や挿し木で増やされてきた。だから、同じDNAを持つクローンである。もともとの由来が雑種だったこともあり遺伝子が複雑で解読が難しく、今まで研究があまり進んでいなかつた。 

 そこで原木由来と推定される上野公園のソメイヨシノから葉を採取、葉のDNAを調べソメイヨシノのゲノムは約3億5千万塩基対あることを突き止めた。
 
 さらに、島根大が持つ桜139品種のDNAから種としての類縁関係を調べたところ通説の如くエドヒガシとオオシマザクラを祖先に持つ可能性が濃厚となった。さらに、552万年前に一旦それぞれの種に分かれた後、再度百数十年前に交雑によつて再ぴ一つになりソメイヨシノが生まれたというルーツもわかつた。 

 また、開花の1ケ月前からつぽみの遺伝子の働き方を解析、開花に至る遺伝子の仕組みもわかつた、と言う。 

 大変ご苦労な、地道な研究である。原木の歴史、交雑の歴史なども解析できるなど素晴らしい。私など到底近ずくことも出来ない世界である。

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 私の通勤路コースの前半分は奥羽本線に沿っての歩行者道路、後半は千秋公園を中心とした市街地であるが、今年は体調が今ひとつでまだ全コースを歩いてはいない。

 奥羽本脇には比較的若い桜の並木がある。中でも若い桜の枝、日当たりのいい枝には桜が3-4分咲きになっていた。

 正確な比較は出来ないが、今季は開花開始が4月13日、昨年4月15日、一昨年4月10日、その前は4月8日であった。
 今年は比較的暖冬であったが、昨年同様、4月に入ってから寒い日が続き開花が遅れたのだと思われる。

 千秋公園他の桜の蕾はまだ固い。4月20日から29日は広場で桜祭りが開催される。

 寒い日々であるが、いい季節になった。
 私の春は桜が散ると共に終わり大好きな夏が訪れる。
 うれしいが、我が家のプリウスはまだ冬タイヤのままで全体に春の作業が遅れている。花壇の準備もしなければならないし、畑も・・・。
 
 年齢のせいか、体調もあるのか、これら作業に若干気後れしているが、止めるわけにはいかない。これから忙しい日々になる。
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 桜の話題は喧しい。連日報道される。一方、梅はひっそりと咲く。
 我が家の一角にある梅の花、桜と同時期に咲く。

(若枝に咲く梅の花 青空に美しく映える)

(幹から出た小枝に咲く桜の花 けなげで美しい)


4/15(月)雨 健康クリニック 飯川病院 孫4人預かり
0:00起床、新聞・文献読み、自炊など。いつもと同じ。6:20レガシー飯川病院着、9:00-11:00健康クリニック。11:30飯川病院、検食後微睡。14:00-19:00飯川病院勤務。入院外来対応。村山長編小説「おいしいコーヒーいれかた」シリーズの電子化、画像化終了。
孫4人預かり、19:00帰宅、夕食、21:00就眠。Σ7232歩。BRながら視聴「昭和は輝いていた」2本。

四季2019年(2) ついに春が来た
 ついに、私にとって春が訪れた。私の定義による冬は2月9日に終わった。
 じっくり様子を見ていて、春だ春だと言っている間に桜が開花し、私にとってはまもなく夏が訪れる。

 私の個人的な四季の定義は以下の如く。
―――――――――――――――――――――――――――-
■冬 除雪を要した期間。ゆえに、本年は12月28日-2月9日まで。
■春 除雪が不要になった日から桜が散るまで。
―――――――――――――――――――――――――――-
 かんかん照りの夏が大好きな一方で、降雪期には除雪のストレスにさいなまれる私にとって、これが一番合理的な分類である。だから間も無く夏になる。今年の春は結構寒かった。

 第一回目の除雪は12月28日、ただ、それ以降除雪を要するような降雪は無く、2回目除雪は1月上旬、そして最後となる3回目の除雪は2月9日で、例年に比較できないほど少なかった。

 1月31日時点での我が家の除雪機稼働回数
―――――――――――――――――――――――――――
■2010年 13回  ■2011年 9回   ■2012年 14回 
■2013年 21回  ■2014年 11回  ■2015年 7回 
■2016年 2回    ■2017年 8回 ■2018年 5回
■2019年 2回
―――――――――――――――――――――――――――

 今季は全国的には雪が多かった、とされている。
 秋田県の降雪は例年並みと思われるが、秋田市内は極めて少なかった。市道の除雪機には一度も遭遇しなかった。秋田市道路維持課によると、当初予算に除雪費約11億円を盛り込んだが、市内一斉除雪が一度もなかつたこともあり、3月末までの執行は約6億円で、過去10年間で最少だつた。
 除雪は建設業や土木業では冬の重要な収入源になるが、秋田市から委託された業者は30年振りに稼働要講が一度もなかつた。車両の維持費だけがかさみ業者からは悲鳴も上がったという。

 降雪量も少ない暖冬だつた。
 各地で平均気温が平年を上回り、秋田地方気象台によると、昨年12月から今年2月までの各地の平均気温は秋田市で平年より0.5度高い1.7℃。平年のデータがある20/24観測地点で平年を上回つた。 
 3月末までの降雪量は12/13地点で平年を下回つた。

 一方で、県南の豪雪地帯は平年並みでいつもと変わらず厳しい冬だつたた。湯沢市795cm(平年750cm)。横手市791cm(808cm)といずれも平年並みだつた。

 県内で今冬発生した雪関連の事故による死傷者は3月末現在95人で、前年より78人少なかつた。少雪が大幅滅の要因とみられる。


4/14(日)午前 花壇耕し肥料撒き 八幡田町内会総会
 2:00起床、本読み、文献・録音・画像整理。微睡など。7:00検食。9:00日直医と交代、Fitで帰宅。花壇耕し肥料撒き、12:15NHKのどじまん楽しむ。14:00八幡田町内会総会、懇親会は欠席。15:41バスにて飯川病院、当直医と一時交代、19:30迎えあり帰宅、夕食、21:00就眠。Σ9838歩。

日本の食文化の崩壊2019(10) たまごの値段考

 卵の値段は、長い間ほぼ横ばいとなっている。物価があがっても横ばいを維持しているところが「物価の優等生」と言われるゆえんである。

 便宜的に1Pack程度をイメージしてKgあたりの価格を比較する。
 1950年(昭和25年)にはなんと現在の値段に換算すると「2,370円」相当の価格だったが、以降価格が下がり、1987年(昭和62年)に200円台に入った後は変動はあるものの価格は安定している。
 農水省のデータによれば「2015年(平成27年)度4-6月で219円」。

■卵が物価の優等生である理由
 なぜ卵が「物価の優等生」であり続けてきたのか??
 その最大の理由は「円高」にあるらしい。ニワトリの飼料は現在ではほとんど外国から輸入されている。戦後、輸入される飼料は、日本の経済力を背景にした円高によって安価になり、それが卵の市場価格に反映されてきた。

 円高に関しては、戦後すぐは「1ドル = 360円」で固定制でだったが、1973年変動相場制に移行、今や「1ドル = 約120円前後」となり他国通貨に比べ購買力が高まった。強い円により「日本経済の国際的な存在感は非常に高くなった」。しかし、日本の成長をけん引してきた輸出産業は円高に苦しみ、一方、輸入品は相対的に安価になった。

 また、鶏卵の生産での競争の激化による市場価格の低下も因子として見逃すことはできない。一般的に鶏卵が生産されればされるほど市場価格は下がる。養鶏家には頭の痛いことであろうが、生産競争が激しくなることは消費者に大きなメリットをもたらす。

■実際の価格差は何から由来するか?
 養鶏農家では差別化を図り収入を上げるいろいろな試みを行なっている。

 価格差を決める因子。
―――――――――――――――――――――
茶色の殻 >> 白色の殻
平飼い・放し飼い >> ケージ飼い
自家配合飼料飼育 >> 工場配合飼料飼育
栄養価、ヨード強化、ビタミン強化などの付加価値 >> 通常卵
黄身の色調  濃い色>>うすい など。
―――――――――――――――――――――
 これらの価格差をどのように考えるかは消費者の自由でいいが、思ったより差が小さいのだそうだ。しかし、消費者が抱くイメージは意外に大きい??。

■栄養価などに差はあるのか?
 白いニワトリが産む白い卵と、茶色いニワトリが産む茶色い卵、後者のほうが若干値段は高い。何となく栄養価が高そうで、何となく美味そう、という理由??で、茶色い卵の方が好まれる傾向がある。しかし、与えているエサなどの条件が同じなら、両者にまったく差はない。
 ニワトリは、産む場所の環境にあわせて、より目立たない色の卵を産み分ける特性がある。生産者の中には窓のない鶏舎で、色の濃い卵を産ませる工夫をしている。しかし、その理由は野鳥の侵入を防ぎ、鳥インフルエンザ感染を予防するという意味の方が大きいと考えられる。

 卵かけごはん礼賛を機会に鶏卵の価格について勉強した。


4/13(土)晴れ 飯川病院日当直 
 1:00起床。本読み、つれづれなど。6:45朝食、葉っぱ中心に。12:00家内に同乗飯川病院。明朝まで日当直。病棟は平穏。ハイビスカスの鉢変え一つ。18:00検食、21:00家族たちは外食、ダイショウ苑??就寝。歩行Σ9831歩。

日本の食文化の崩壊2019(9) 賞賛!!卵かけご飯
 私は日常は料理はしない。それでも、湯を沸かしたり、冷蔵庫の開閉、電子レンジ程度なら使えるし、卵を割ったり納豆をかき混ぜたりはできる。我が家の炊飯器はボタンが多すぎて使えない。
 こんな私だから、私の朝ごはんの一番の頻度は最も簡単で美味しい卵かけご飯である。

(美しい生卵 この黄身の張り、素晴らしい)

 卵かけご飯は卵をごはんの上で割り、醤油をかけ、気楽にかきまわして、食べておしまい・・・ではない。
 
 集中して食べれば一分もかからない。私はいろいろ考え込みながら時間を延ばして食べる。ニワトリさん有難う、などと感謝の気持ちも忘れない。
 昨日の白い卵は200円/Pack、今日の茶色い卵は1000円/Pack。この値段の違いは何か?味に差はあるのか?栄養には?・・・などと考えながら。
 
 私は、卵かけご飯の時には卵をよく混ぜない。卵と醤油をよく混ぜない。ごはんともよく混ぜない。
 ものぐさだから、何とか最小限の混ぜ方で済ませたい、という基本方針で卵かけごはんに臨むのではない。
 実は大いに楽しんで食べている。
 
 黄身と白身は明らかに味が違う。だから、二つの昧を最後まで損なわずに食べたい。ご飯も美味しい、醤油もなかなかである。それを全部味わう。私の卵かけご飯のポリシーである。

 冷凍ごはん60gをチンする。茶わんにごはんを盛り、軽く崩す。茶碗のヘリに沿って慎重に卵を割り入れる。いろんな形に流れる。その形を楽しみ、黄身の頂点に醤油をポタポタかける。醤油は、白身と黄身のはざ間を縫うようにして沈んでいく。これが美しい。 

 箸の先で醤油が溜まっている所の近くのごはんを、ほんのちよつとだけ崩して味わう。懐かしい醤油かけご飯である。これでも美味しい。ついでご飯と白身と醤油の混合をはかり味わう。ついで、ご飯と黄身と醤油の混合をはかる。最終的にはご飯と白身と黄身と醤油の混合をはかり味わう。本当は、さらに微妙な組みあわせがあるのだが、如何せん60gのごはんはこれで終わってしまう。次回のお楽しみとしてとっておく。

 別の器で黄身と白身と醤油をかき混ぜてしまう食べ方もあるが、それだと食べても食べても同じ昧だから、この小さな喜びは得られない。
 卵かけご飯って美味しいよね、程度のことを言つている人は認識が甘い。本当の深さを味わっていない。シンプルなものほど奥が深いのだ。

 卵は、あまりに値段が安いために正当な評価を与えられていない、と思う。もし、値段が一個300円になつても、私は卵かけご飯を食べる、と思う。


4/12(金)晴れ 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア
1:00起床。読書データ整理中心。5:00可燃ごみ提出。昨年全コース徒歩、今年はまだ。Tax7:40Taxi駅に、8:11こまち、9:10-12:15大曲中通病院外来、混雑。帰路は時間的に徒歩不可、12:47こまち。14:00-19:00飯川病院ボランティア。帰宅、21:00就眠。歩数
計11620歩。

日本の食文化の崩壊2019(8) コメ消費量低下に私も関与、反省 
 我が国の米の消費量は毎年80万トンも減少している。
 図に国民一人当たりの摂取量を示した。

(驚くほどの低下である)

 秋田の米作地帯を通っていると時に休耕田、あるいは耕作放棄地が見える。辛い風景である。

 なんで日本人はコメ離れしているのか?
――――――――――――――――――――――――――-
■ライフスタイルの変化か?食品嗜好の変化か?。
■パン・麺類の消費量は年々増加傾向。主食がコメ以外にシフトしている。
■コメの価格は低下している。価格は消費量に関係ない。
■食事の簡便化、簡素化。
■高齢化・少子化で高齢夫婦単独世帯が増えている。食事摂取の簡素化に関連するだろう。
――――――――――――――――――――――――――-

 私は米飯が好きである。しかしながら私のコメ消費量はとても少ない。肥満体質だから。コメ消費量減少の一翼を担っている。反省し、4月から朝食に出来るだけご飯を食べるようにしている。

 私が食事を選べるのは朝だけ。昼は通常は飯川病院の検食を担っていて副食だけ食べる。夕食は自宅で、副食だけで、ご飯は、カレーや丼物の時だけ。せいぜい3-4杯(食)/月程度かな、と思う。
   
 米飯は栄養のバランスがいい。健康的な生活に欠かせない食品と言えよう。
 私は米飯を忌避しているのではなく、太りやすい体質なので止む無く控えている。標準的なご飯1杯分は150g 252kcalである。これを3食摂るとかなりのカロリーになる。 

 朝食にご飯を食べ始めたのは4月に入ってからである。正月から今までの3ヶ月間は、年末についた餅を私が一人でご飯代わりに消費していたからである。40gほどに分割して冷凍しておいた餅ブロックを一日おきほどに消費し、今までかかった。

 私の朝食は5:00-5:30ころ、ネコに給餌しながら共に摂る。我が家のネコエサは固形だから、みんな揃って噛み砕くカリカリ音は食欲をそそる。ネコと一緒と言えども当然孤食である。
 私はものぐさだから料理はしない。今の所全くしないで済んでいる。だから、朝食の内容は狭い範囲で繰り返される。

 私の朝食は「気楽めし」と称している。市販のカット野菜をサラダ代りとし、それだけで済ますこともあるが、日によっては以下のうちのどれかを食べる。
 ■生卵かけご飯、■納豆かけご飯、■納豆&卵かけご飯、■納豆単独ご飯なし、■お茶漬け、■前夜の残り物

 私はこれでほぼ満足している。なお、私の朝食時のご飯の量はサイズにすれば生卵1ヶほどで60g(約100kcal)。冷凍したのをチンして食べる。1日でもこの程度だから、これじゃお米の消費拡大には繋がらない。でも、デブるから止むを得ない。


4/11(木)晴れまだ寒い 外来 飯川病院 
0:45起床。新聞・文献チェック他。6:30園芸用品のせレガシー飯川病院。8:45-13:15外来+ドック総括6名分。秋田銀行経由、14:00-18:30飯川病院。入院患者対応。ハイビスカス鉢入れ替え作業開始、19:30帰宅、夕食、21:30就眠。歩数計8871歩。

任命責任は私にあります!!!(2) 桜田国務大臣の更迭
 桜田氏は千葉県出身69歳。1996年以後、連続当選4回、通算当選7回。大臣就任資格はまず十分であるが、2018年10月第4次安倍改造内閣において初入閣した。

 以下に示した発言が私のファイルに入っている。一部はWikipediaも参照し追記した。
―――――――――――――――――――――――――――――-

■大臣就任会見で「東京ぱらんぴっく、ぱらぴっく、大会担当大臣の桜田義孝・・」。
■パソコンは自分では使わない。USBメモリについて「使う場合は穴を入れるらしいが、よくわからない」と答弁。
■2018年11月の参議院予算委員会での蓮舫議員から東京五輪の基本コンセプトなど聞かれたが即答できず。大会予算の国の負担分を「1,500円」と答えた。蓮舫を「れんぽう」と称した。
■2018年11月、閣議後の記者会見で、東京五輪への北朝鮮選手団の参加について「所管分野外」と回答。
■2018年11月、「防衛に関することは国防省」と発言した。
■2019年2月、池江選手に触れ、「がっかりしている」、「盛り上がりが若干、下火にならないか心配している・・・」と発言した。
■2019年2月、衆議院予算委員会では、オリンピック憲章について質問された桜田は「聞いたことがあるが、自分では読んでいない」と発言。
■2019年2月、衆議院予算委員会に3分近く遅刻。
■2019年3月、千葉県柏市での集会に出席し、東日本大震災について「国道や東北自動車道が健全に動いたからよかった。首都直下型地震が来たら交通渋滞で人や物資の移動が妨げられる」と発言。
■2019年4月、宮城県石巻市で行われた東京五輪・パラリンピック関連のイベントを欠席した理由を説明する際「石巻市」を「いしまきし」と3度にわたり言い間違えた。
■2019年4月10日、都内で行われ高橋衆議院議員のパーティーで挨拶、「復興以上に大事な高橋さんなので、よろしく」と震災復興を軽視するような発言をした。
―――――――――――――――――――――――――――――-

 安倍首相は4月10日夜に震災復興を軽視する発言を受けて、事実上更迭する方針を固め、桜田は同日に辞表を提出した。
 一部は桜田氏にとっても不運な発言、と思えるのもないわけではないが、ここまで続くと大臣としての資質を疑われてもやむを得ない。いや、議員資質も問題となる。議員って何をする人か?

 首相はまたまた「任命責任は私にあります!!!」と述べた。「任命責任」の取り方はどうすればいいのかわからないが、「ここまで擁護し続け、引っ張って事態を拡大させない」ことにもある、と思う。閣僚の失言によって失われる国会の機能低下は大きい。

 それにしても東日本大震災・原発事故関連の不適切発言は何でこんなに続くのか?閣僚不適切発言集としてまとめてみるのも意味あるかも。
失言閣僚(1) 本音を語るバカ 首相の任命責任はなんと軽いことか
失言閣僚(2) 首相が任命責任を取ると言うことは?


4/10(水)乙部火災記念日 曇り晴れ 飯川病院ボランティア
1:30起床。文献検索、徒然ほか。10:20DIYにて花壇用の土、肥料など購入。N響定期公演:シェーラザード鑑賞、見事な演奏。12;07バス飯川病院に。院長大学に、ボランティア。新聞チェック、音楽データiPodに入力。データ整理、本読みほか。19:00医師会班会議出席の院長送り帰宅。19:30夕食、21:45就眠。おもに音楽楽しむ。歩数計10122歩。

任命責任は私にあります!!!(1) 入閣待機組70人もいる自民党の事情
 安倍内閣は現在第4次内閣である。
 毎回の内閣改造の行方を入閣待機組とされる自民党議員、派閥の長たちが熱く注視している。

 閣僚起用の目安とされるのは、衆院当選5回以上、参院当選3回以上相当の経歴とされるが、まだ閣僚経験のない議員は同党で70人超に上る。

 各派閥は改造の度ごとに入閣希望者をポストも含め首相側に伝えて売り込みに懸命となるが、閣僚枠には限りがあり、派閥の期待に背けば派閥の議員たちの不信が募り、内閣の運営、総裁選にも影響するだけに、首相も難しい選択を迫られる。 

 現行制度で閣僚は最大19人任命できる。第3次安倍改造内閣では自民党から8人が初人閣を果たした。秋田2区の金田勝年元外務副大臣もこの時入閣を果たし法務大臣を務めた。
 有能と評価された当選回数の浅い議員の抜擢や、女性閣僚を増やすという事情や、民間人を起用する可能性も排除できず、何人が初入閣できるかは見通せていない。

 当選6回にもなっていながら大臣に指名されていない衆院議員は地元支援者からも後援会がもたないと脅迫されるらしい。 
 派閥の長にとつても所属議員をどれだけ閣内に送り込めるかは、長として腕の見せどころ。それがなければ派閥に有能な人が集まらない。 

 存在感を発揮しようと議員活動も熱を帯ぴる。待機組の議員らが中心になってアベノミクス完遂を強力に支える意思を首相に提言したりしている。 

 首相は人事を通じて党内での求心力を高め長期政権をうかがう。なかなか大変な事である。内閣の機能を高めるために有能な人材が欲しいとしても、それだけでは抜擢できない事情が交々する。

 衆院当選5回以上、参院当選3回以上の実績がありながら入閣待機組とされる議員の中には最初から大臣としての資質を疑わせるような人物も残っていると考えられる。派閥の長はそのことは分かっているだろうが推薦せざるをいないのだろう。首相も一人一人の資質まではご存知ないと思われる。首相は比較的影響の少ない部署の大臣に任命する。閣僚の不適切発言を聞く度に身が切られるような思いが募るだろう。

 私は内閣改造の度に新閣僚の経歴などを注目している。


4/9(火)曇り・強風 外来 飯川病院 
1:10起床、新聞・文献・本読み他、蓄積データ整理、徒然。5:30可燃ゴミ提出。6:4バス飯川病院。8:45-12:55外来。13:15飯川病院、微睡など。花壇の土入れ替え、秋銀スタッフ来訪、14:00-18:45勤務、夕食、文献処理等、19:30帰宅、夕食、21:30就眠。歩行計9437歩。

カラスとの付き合い(3) 良かった!!! カラスのおかげでケヤキの枝落としが決まった
 私は終活の一環として、プロの庭師を入れて我が家の樹木の枝を切除し小型化している。毎年または隔年程度でやっている。今年の分は先週終わったばかりで、その費用もバカにはならない。
 この件に関しては家内の賛成がなかなか得られない。何度か話し合って「もうどうでも良い!!! 勝手にしたら・・」との言葉を得たのでバッサリと切除した。高くなったケヤキなどを次世代に残してはいけないからである。

今回、カラスの営巣で私を悩ませている飯川病院の玄関脇のケヤキに関しては以下のような理由を挙げ対応を提言してきた。
―――――――――――――――――――――――――――――
■ 枝葉が電線にかかりそうで危険。
■ 道路に大きくはみ出している。
■ 枝折れが生じ、歩行者や車を傷付ける可能性がある。
■ 毎秋の落ち葉の処理が大変。
■ 台風とかで倒れる可能性がある。
■ 駐車場を狭めている。
・・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――――――

(昨秋の落葉の直前のケヤキの様子。木洩れ日とシルエット。頭でっかちで不安が募る)

 しかしながら、飯川病院の院長・理事長はボランティアの高齢医師の私の意見などには聞く耳を持たず、許可がなかなか下りなかった。
 それが、今回、カラスの件があって突然許可が降りた。

 私にとっては災い転じてベストなチョイスとなった。一転、「このカラスめ!!!!」という気持ちから、「カラス様様・・・」ということになった。15日から二日間かけて半分程度の高さに処理される予定である。

 飯川病院の院長・理事長の樹木に対する愛着・執着はやや度を越している。「この木を切るなら辞めたい・・・」などと感情に任せて不穏なことをいう。

 院長は外見上は丈夫そうであるが、実は病弱である。随想
 最も体調不良の時に院長として雇われ、厳しい体調の中でやっと業務をこなしていた。その頃になんらかの拠り所をこのケヤキの命に求めたのだろう。一種の自然宗教である。
 O.Henryの短編にも共通する心理描写がある。窓の外に見える枯れかけた蔦の葉を数え、「あの葉がすべて落ちたら、自分も死ぬ」と思い込んでいたある患者が、一晩中激しい風雨が吹き荒れ、朝に最後の一枚になった健気な葉を見て
、患者は生きる気力を取り戻した。この一枚の葉っぱは、夜を徹して壁に葉の絵を描いた老画家の最後の作品であった。

 私は病院前のケヤキに、自分の思いを託した院長の気持ちは理解できる。だから、全て撤去することまでは提言しなかった。辞められたら後任はそう簡単には見つからないだろう。最も困るのは患者達である。

 なお、自宅の木の伐採を賛成しなかった家内と飯川病院のケヤキの伐採に反対した院長・理事長は同一人物である。


4/8(月)晴れのち曇り 健康クリニックドック 飯川病院 
 1:30起床。いつものごとく。6:48バス飯川病院着.9:00-11:00健康クリニックドック7名と結果説明1名。飯川病院に移動。微睡、本読みなど、玄関先のケヤキ対策、カラス対策。結局プロの手で枝伐採となる。14:00-18:45飯川病院。外来入院患者対策。玄関先花壇土入れ替え。19:30帰宅・夕食、21:30就眠。ComicGlass対策中心。歩行計6576歩。

カラスとの付き合い(2) 困った!!! 病院の窓のすぐ側で営巣
 カラスは身近な鳥としては大型で、集団行動しゴミや作物を荒らすために害鳥として扱われている。
 なぜカラスが市街地に現れたのかと言うと、人間が山や森を荒らしてしまった事に原因があると一般的にされているが私はそう思わない。カラスには爪や嘴など攻撃的武器もなく、飛び方も下手。自然界の中では生きるのが困難で、他の鳥以上に人間とのかかわり、残飯漁りなどをせざるを得ないし、外敵から自身を守るためにも人間の側を好むから、と思う。

 困ったことに、私が午後勤務またはボランティアをしている飯川病院の駐車スペースにある太いケヤキの木にカラスが営巣を始めた。4-6階の窓から10mも離れていない近い枝に、である。

(針金ハンガーで補強されている完成まじかの巣。実に見事!!!などとは言っておれない)

 カラスは抱卵中は比較的静かであるが、雛が孵ると共に親の鳴き声も激しくなり、餌を求める雛の鳴き声も半端でない。入院患者にとっても私にとって堪え難くなるし、子育て中は攻撃性が増して外来患者やお見舞い客を襲う事もある。

 だから、病院の立場では騒音防止のためになんとか駆除せざるを得ない。
 ただ、カラスは農家の方にとってはタヌキやシカ、クマなどの害獣に並ぶ存在として害鳥扱いであるが、その駆除は鳥獣保護法によって禁止されている。このため許可のない捕獲や駆除など、カラスの生命を脅かす行為は禁じられている。

 どうしてもカラスを駆除したい場合には、「有害鳥獣捕獲の許可」をとれば可能であるが、カラス如きに市役所とかに行くのも気が重い。

 カラスに身体的危害を加えなければ許可はいらない。私が準備したのは
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■エアガン
■高圧洗浄機
その他に、カラス忌避薬の散布、手持ちのレーザーポインターも考えた。
―――――――――――――――――――――――――――――――-

 エアガンは早速購入し、直接カラスを狙わなくても効果的であった。

(BB弾用の非力なガン。10歳以上の子供用)
 カラスに目をつけられないよう覆面をつけるなどの工夫も必要であったが、私が感じる範囲ではカラスが飛来する頻度は明らかに減少した。しかし、カーテンを5cmほど開けて、見えないように射つのであるがちょっとしたカーテンの動きも察知して逃げ去る。カラスも常に私の動きを監視している。私がつねに見張っていることは出来ない。スタッフの話では私が不在の午前中や休日には巣作りを盛んにしているとのこと。確かに日々巣が大きくなっている。多分、エアガンでは営巣阻止はできないだろうと判断した。

 高圧洗浄機を病院スタッフから借用した。病院脇の道路上の歩行者や車に水をかけない様に見張りを立てるなど準備していたが、実行直前にこのケヤキの木の枝おろしを打診していた評者から来週中に可能との報告が入ったので、高圧洗浄機による巣の破壊は中止とした。

 私は別な事情から、このケヤキの枝落し、場合によっては根元からの伐採が必要と考えていたが、ボランティアの高齢医師の意見など聞く耳を持たない院長・理事長の許可がなかなか下りなかった。
 私にとっては災い転じてベストなチョイスとなった。一転、カラス様様・・・ということになった。


4/7(日)晴れ曇り晴れ まだ肌寒い 
 1:00起床。Bookの習熟、早朝午前ともに本読み、文献・録音データ整理中心に過す。12:15NHKのど自慢楽しむ。13:00微睡。14:30居間のカーテンレール修理、ガレージ内の物品整理。花壇の土を堀返し、土作りに着手、元肥まく準備。19:00夕食。21:00就寝。歩行計7225歩。

カラスとの付き合い(1) 嫌いではないが、悲喜交交

 私は小・中・高校と伝書バトを飼っていた。ハトがカラスに襲われることも稀でないとされていたからカラスについても無関心ではいられなかった。実際に私のハトが襲われたことはなかった。ハト小屋からこぼれ漏れたエサをついばみにいつも来ていたから、カラスに対してはそれほど悪いイメージを持っていない。

 ただ、カラスが激しく泣くと近隣の誰かが死ぬと子供の頃は言い伝えがあった。
 黒くて、うるさくて、不吉なイメージを身にまとい、生ゴミを漁る迷惑な鳥と思われていたが、私の印象では、何とも面白くかわいいところがあることも発見した。

 ここ数年徒歩通勤している。千秋公園や旭川のコイに適宜餌を与えているが、その時に寄ってくるカラスにも、住民に見られないようにさりげなく餌を分け与えていた。

 直接カラスの被害を受け始めたのは園芸を始めてからのことである。
 手塩にかけて育てたトマトの実を食い荒らしに来る。その現場を見つければ2Fの窓から小石を投げたり、不要になったCDをぶら下げたり、光るテープを近くに張り巡らしたが、効果は一時的なものであった。 
 トマトが青いうちは見向きもしないのに、真つ赤に熟したトマトだけをついぱむ。その眼力には驚かされる。カラスは利口で、対策は一時的効果しかない。最終的には園芸用品店で仕入れた防鳥網でトマトの枝を全体を覆った。これだけは効果は抜群だつた。

 私の実害はトマト程度だから小さい。まだ笑って見過ごすこともできるのだが、農家の方々のカラスをはじめとする野生動物による作物荒らしは深刻な被害だ、と思う。

 カラスは、図体がでかく声もうるさく、見た目もなんか怖い。カラスは鳥の中ではちょっと嫌われ者。
 でも、狩りにふさわしい爪もクチバシもなく、攻撃力は弱い。狩が得意じゃないから小動物、小鳥の雛をねらったり、死体やゴミをあさって周囲に散らかす。弱いものいじめの、ずる賢い印象がある。人を威嚇するのは、人の生活圏で営巣し子育てをするからで、巣と雛を守りたいの一心からである。

 街のごみ収集所にはいろんな種類のカラス除けがある。私は徒歩通勤を通じて多くのカラス除けを見たが、中でも私どもの町内会のケージは頑丈で効果抜群である。

 ありふれた鳥、カラス。その行動は結構奥が深い。カラスが胡桃を空から地面のコンクリートに落として割って食べることは有名であるが、私も実際に見て感心した事がある。

 子供を慈しみ、弱いからこそ集団でがなり立てながら、真剣に日々を暮らす彼らを私は嫌いではない。


4/6(土)時々降雨午後はれ  
1:00起床。iPadをより日常的に用いるための手順と習熟に時間とった。読書はパソコンより快適になった。庭師作業二日目、15:00頃終了。本読み、音楽など楽しむ。データ整理。夕方外仕事、購入土整理、レガシーバッテリー交換。昨年より値上がり2800から3500円に。19:30帰宅・夕食、21:00夕食。21:00就眠。歩行計6954歩。

人は死ぬ権利があることを私は強く主張したい(8) 識者の意見を聞く(2)
 東京大学死生学・応用倫理センター教授小松美彦氏による「命の自己決定権」について解説されたが、放送の中では教授の「個人的な考え方」として示されている。私はこの放送を聞いて些か落胆した。
 もう少し切り込んだ内容と期待したが、テキストなどのないラジオ放送であり、時間も7-8分と限られており、聞くだけで分かりやすいように掻い摘んで説明されたのであろう。残念ながらソフトな総論のレベルであった。東大で死生学を研究されている方のお話としては研究の片鱗を感じとれなかった。

 尤も、この放送だけから判断は出来ないと思う。教授の論文や著作などを当たって見なければなるまい。今回以下の書を注文した。
????????????????????????????-
■小松美彦著『脳死・臓器移植の本当の話』PHP新書
■小松美彦著『自己決定権は幻想である』洋泉社(新書)
■小松美彦著『生権力の歴史 脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』
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 それにしても「私見として」でしか示されていなかったのは「命の自己決定権」に対して正解はないということだろう。

 自分の死について、自己決定したからそれで良いというものではなく、患者の気持ちは揺れ動いている。教授はそう述べているし、今回の透析拒否例も数日後には苦しみが増して透析再開についての希望を述べた、と報道されている。しかし、再開せずに鎮静剤で苦しみをとった、という。その間の詳細は明らかになっていない。
 しかし、全体の経過については私は納得できる。

 人は社会的動物、と言われるように全てに関して社会や環境、経済的状況、人間関係など複雑な関係にある。自死についても、末期の苦しみについても、終末期の治療についても、社会的な調整など、できることは本人の希望に沿って改善することの意義は大きい。
 しかし、他人がそこまで関与できるかというと疑問である。自死予防の為の「蜘蛛の糸」などのNPOの働きの働きは大きいが、環境調整まで至らなければ片手落ちではないだろうか。たとえ自分たちが出来ないとしても各方面に働きかけでも。
 
 教授は「命を与えられてことは恵みであり、最後までそれを纏うして欲しい」、「授かった命を、生を纏うすることで初めて人間としての尊厳が生じてくる」、「尊厳死はあるが尊厳生はない。安楽死はあるが安楽生はない」などと述べ、「授かった命は自分だけのものではない。自分の死生観だけで行動を起こすのは認め難い」と結論付けた。
 
 自死は究極的な自己決定権の行使である。
 教授の考え方からいえば、自死は認められないことになる。

 自死希望者が自死しなくてもいい社会の構築も必要となる自死希望者は無くなることはないだろう。その一つの行き方として安楽死を認めると言うのはどうだろうか。


4/5(金)曇り、午後から雨 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア 
 0:30起床、新聞、文献などいつものごとく。徒然、5:30可燃ごみ提出、7:35Taxi駅に、8:11こまち、9:10-12:15大曲中通病院、往路は徒歩、帰路はTaxi。13:30業務用スーパー経由飯川病院、14:00飯川病院ボランティア。入院外来患者対応。19:00Taxi帰宅、夕食。21:30就眠。歩行Σ9185歩。本日から庭師が入り樹木の剪定等開始。

人は死ぬ権利があることを私は強く主張したい(7) 識者の意見を聞く(1)
 NHK-AM放送で月曜から金曜まで、6:50分ころから「社会の味方・私の意見」と言う番組がある。著名な方々が隔週ほどの頻度で登場し10分ほど時局について解説する。
 3月19日金曜の放送は、東京大学死生学・応用倫理センター教授小松美彦氏による「人工透析中止問題 〜自分の死は自分のものか」があった。私も関心を持っている分野なのでので聞いて見た。
 以下がその論旨である。放送を聞きながら筆記したので不十分であるが、まちがったメモにはしていないつもりである。
―――――――――――――――――――――――――――――――

 透析をしないという自己決定で患者が亡くなったが、大変なことが起きたと思う。
 病院側は多職種の関与で何度か話し合って決め、正当な手続きを経たので問題はないとメディアに述べている。しかし、自分としては認め難い。

 終末期において自分の死は自分で決めていいのかについて自分の考えを述べたい。

 自分の死について、自己決定したからそれで良いというものではない。患者の気持ちは揺れ動くのもである。より重度の状況では一層揺れ動く。
 米国の教科書に掲載されている例であるが、重度の脳性麻痺の患者、自殺願望が強くて精神科に入院させた。それでも状況は変わらず、病院では胃ろうを通じて栄養を与え、四肢を拘束して自由を奪って治療を進めた。最終的に裁判に訴え、判決として患者は自己の裁量権が認めたられたが、判決が出た後、患者には生きようとする意欲が湧いてきた。患者は従来、ほとんど人間らしく扱われた事がなかったが、裁判で初めて人権が認められた、と感じ、そのことが生きる力、生きる喜びになった。
 
 この例にあるように、自己決定したとしても状況によっては変わる事がある。自己決定したと言っても、周りの環境で大きな影響を受けている。
 したがって、自己決定しないでいい環境を構築する事が重要である。

 最近の医療の中で、苦しい思いをする患者には死ぬ権利を認ても良いのでは、という考えもあり、家族からの声もある。
 しかし、私としては命を与えられてことは恵みであり、最後までそれを纏うして欲しいと思う。
 授かった命を、自ら絶つのではなくて、人間としての生を纏うすることで初めて人間としての尊厳が生じてくる。
 
 自殺は死の自己決定である。自分で決定し、そう行動することは現実に多数起こっているが、それを人間の権利として保証することは問題である。
 尊厳死はあるが尊厳生はない。安楽死はあるが安楽生はない。

 結論として、授かった命は自分だけのものではない。自分の死生観だけで行動を起こすのは認め難い。


4/4(木)曇り寒い 外来 飯川病院 
 1:00起床、文献チェック、徒然他いつものごとし。6:47バス飯川病院。8:45-12:30外来。13:00飯川病院、微睡ほか、14:00-18:45勤務、19:10帰宅、夕食、21:30就寝。Σ12185歩。玄関先の花壇の土入れ替え作業、寒くてなかなか進まず。

インフルエンザの診療(2) 感染症は治療戦略の見直しが必要である
 今期も全国で、あるいは秋田でも老人病院、保健施設等でインフルエンザの集団感染が生じ、虚弱状態にあった患者が死亡した。その度ごとにメディアを通じてニュースとして流されるが、私は助けられない状況にある患者だと思っている。
 徐々に報道の雰囲気は変わりつつあるが、医療機関側に重大な落ち度があるように報じられる。このような死亡例は引き金としてインフルエンザ感染ではあるがインフルエンザで死亡したのではない。マスコミの姿勢には困ったものだ。ことの成り行きもかまわず、大げさにことを荒立てて火事だ火事だと騒ぎ立てる。
 インフルエンザ2019(2) 高齢者の死亡は防ぎきれない

 私はもっと報じて欲しいのは、ほとんどの健康人はインフルエンザに感染しても自然に改善するから、医療機関に受診しないことも、受診しても抗インフルエンザ薬による治療を受ける必要がないことも選択肢の一つと、正確な知識を伝達して欲しいということである。特に救急病院への受診は控えて欲しい。軽症なものほど待ち時間等に不満の声を上げる。

 わが国ではほとんどの患者が受診し、ほとんどが投薬を受けていると私は感じているが、国の負担についても考えて欲しいる。

 治療薬の価格を見ると以下の通りである。
――――――――――――――――――――――――――-
ゾフルーザ 4789円
イナビル  4278円
タミフル  2729円
タミフル(後発品)1360円
――――――――――――――――――――――――――-
 日本各地のクリニック等からゾフルーザが入手できないという苦情があったという。それほど需要があったということ。約300万人の患者に用いられたという推定もある。目が飛び出る。

 検査については、典型的なインフルエンザは突然の高熱・関節痛・強度の全身倦怠などの症状を伴うから検査なしでも診断は可能であるが、ワクチン接種を受けている医療関係者などではちょっとした咽頭痛、鼻汁程度の軽い症状でも検査で陽性に出ることがある。このような感染者でも伝染力はある。他の患者の安全を守るために検査の範囲は広げ、集団感染を防がなくてはならない。

 インフルエンザの治療はを説明する際に、私はJRの切符に例えて説明する。
 目的日に行く方法としては鈍行、急行、特急、新幹線などを選べる。さらに自由席か指定席か、グリーン車か、グランクラスを選べる。どれで行っても目的には着くが、快適さ、所要時間には差がある。当然負担すべき費用も異なるが、我が国では一般的に7割引となる。
 自己負担が少ないために、多くの方は新幹線のグリーン車以上を望むのが通常である。医師を含めての最良の治療薬の選択は薬剤の価値を低めてしまう。まだ使用可能になってから1年しか経っていないが、ゾフルーザ の耐性問題が問題になっている。使いすぎにも因がある。

 インフルエンザの治療に関して国の負担は大きい。
 もともと自然治癒する疾患なだけに、治療の要否についてガイドラインなど必要であろう。


4/3(水)小雨寒い 飯川病院ボランティア 家内大学口腔外科受診生検
 0:15起床,文献検索と本読みetc.いつもと同じ。家内は昨夜半看取りと見送りあり3:30帰宅。朝起きられず、年齢的に大変。代わりに出勤。ボランティアから勤務に。小雨レガシーで出勤、午後は家内大学口腔外科受診し生検。玄関先の花壇の土入れ替え作業開始。8:00-19:15勤務、帰宅、19:30夕食、21:00就眠。9720歩。カラス撃退用BB彈ピストル購入した。

インフルエンザの診療(1) 多くは不要の検査投薬 
 今年のインフルエンザの最大の話題はインフルエンザの新薬ゾフルーザの投与が可能になったことだと思う。新薬ゾフルーザの作用機序は従来のタミフル等と異なり治療効果も大きいとされた。私は期待していなかった。治療手段として無いよりはあった方がいい、というレベルの期待であった。

 今期のインフルエンザは猛威をふるった。今でも少なからず発症している。

 私は中通総合病院で高齢者の馴染みの患者の再来外来を週2回と、大曲中通病院で週一回一般内科で診療している。前者では新患は別の診察室に集中するので私がインフルエンザを診る機会は少ない。後者ではどちらかというと新患が回ってくるので、インフルエンザの患者を見る機会は少ないとは言えなかった。とは言っても週一回の外来なので、私が関与したのは30人ほどだっただろうか。このうち10名程度は病歴から検査もせずにインフエンザと診断した。
 流行期には典型的例では検査は不要である。

 慢性疾患を持つ高齢者、介護関連のスッタフ、受験生などは検査で診断を確定し、症状が典型的であれば、検査が陰性であってもインフルエンザと診断し、休業等をアドバイスした。

 治療は、私は新薬ゾフルーザを一人にも使わなかった。新薬を用いるに足る経験が、私にも医療界にも少なかったからである。私は投薬が必要な患者には古くからあるタミフルを使用した。
 昨年のうちに新薬ゾフルーザについて一通りの勉強した。タミフルは5日間服用を要するのに対してゾフルーザは一回服用するだけ。これのメリットは小さくは無いが、薬効としては従来のタミフルとリレンザに比較しても著効と言えるほどのものはないと考えられた。

 しかし、私はゾフルーザがこれほど用いられるとは予想していなかった。今期の治療薬の中で一時ゾフルーザはなんと47%も占め300万人近い患者に投与され、他剤を圧巻した。使用経験も乏しい薬剤が彗星の如くあわわれてこれほど用いられるとは!!! 私の医療、薬物療法に対する保守的な考え方は通用しないのか??
 未経験の薬剤、国がその安全性まで認めているのだから使用することには問題はないが、「自家薬籠中の」といった考えは古いのだろうか。
 さらに加えて言えば、既にゾフルーザ耐性ウイルスが高頻度に検出されているという事実にも驚いた。

 私は自然治癒する疾患、特に感染症は基本的には検査も治療の不要と考えている。
 高齢者など重症化する可能性が高い患者、およびその方達を世話しているスタッフを除き、理屈の上では不要である。自然に治ります、と説明し治療薬ではなく解熱剤を処方する。

 ところが、新聞やTVなどのメディアはインフルエンザの可能性が高い時は早期に病院に行って検査を受け、治療を受けるよう勧めている。これは必ずしも正しくない。患者は受診し、検査と治療を希望する。

 日本の患者は恵まれすぎて、結果として贅沢である。医師も同様である。コスト意識なしに仕事ができるなんて・・・と思う。

 このままでは日本の医療経済は破綻する。今期のインフルエンザの検査・投薬を通じて日本の医療の将来に一層の危機感を覚えた。


4/2(火)くもりのち晴れ 中通病院外来 飯川病院 
1:00起床、文献、新聞チェック録音データ整理。6:10可燃ゴミまとめ。7:47バス、飯川病院、8:45-12:50外来、スタッフと面談。14:00-18:45飯川病院。入院患者対応、19:10帰宅、夕食、20:30就眠。Σ6637歩。

祝新元号「令和」 それにまつわる隠蔽姿勢は今の政治そのものを表している
 政府は昨日、新元号を「令和」に決定した。5月1日から新元号となる。平成への改元は、昭和天皇の逝去に伴って行われた。今回はあらかじめ期日が定まった退位に基づくものであり、従来の改元とは状況が違う。

 平成への改元は小渕官房長官によってなされた。小渕氏はのちに首相も務めた逸材であったが、国民の多くは氏の首相としての業績を想い出さなくともこの時の発表の様子は忘れ難いだろう。「令和」は菅官房長官が発表した。この画像も歴史に残るだろう。

 新元号の出典は万葉集。日本の古典からの採用は確認できる限り初めて。
 万葉集は1200年余前に編纂された日本最古の歌集である。「令」は良い、めでたい、美しいを、「和」は平和を意味する。
 穏やかで、平和で希望にあふれた新時代となることを期待したい。

 「令和」は画数の少ない漢字2字で、書きやすい、読みやすい、などの要件を十分に満たしている。「令和」のほかに候補として「英弘」、「久化」、「広至」、「万和」、「万保」が上がっていた、という。その中で、私なら漢字の姿形から「万和」の方かな??

 安倍首相は会見で「明日への希望とともに、花を咲かせるとの表現を用いたことは、国民が令和という元号を身近に感じ、若者から高齢者までが生き生きと暮らす社会の実現を目指す・・・」と述べたが、単なる「お祝いの挨拶」ととらえておこう。

 元号は日本の歴史や文化とも大きく関わっている。わたしは近代日本の歴史を学んでいる途中であるが、元号毎に時代を区切って考える。西暦では到底考えられない意義を感じる。だから私は併記したい。

 今回の選定も従来と同様に密室で行われた。馬鹿らしい配慮である。「令和」以外の案についても当初は明らかにされなかった。決定直前の有識者会議等でも正式発表まで関係者は逢留めされ、携帯も預けてもらった、と言う。また、元号決定までの過程の議事録等は明らかにしないとの意向である。
 私はこの措置を見て、「政治家は国民を信用していない」、「その背景は自らすらも、仲間も信用していないから」だろうと思う。事前の漏れたっていいではないか。

 この隠蔽姿勢は今の政治そのものを表している、と思う。

 また、官房長官による発表は予定より11分遅れの午前11時41分に始まったが、この遅れもメディアなどで取りざたされている。下らない指摘である。日本人の寛容さはどこに行った?


4/1(月)新元号「令和」 曇り小雨 健康クリニック休診 飯川病院
0:20飯川病院で起床、文献、新聞チェック他。健康クリニックは年度始めで休診。
鉢植え移動など、散水ほか。自転車整備。眼鏡市場にて修理、グランマートで家人の昼食購入、11:30新元号発表見る「令和」に。12:07バス飯川病院、ボランティア、照明改良。14:00-19:10勤務。入院患者対応。19:30帰宅、夕食、21:30就眠。 Σ8540歩。

新年度(2019)スタート 就労予定と発想の転換  
 本日は新年度スタート日。健康クリニックは年度初めで休診。そのために新元号「令和」発表をTVで見た。その後、飯川病院の勤務に。

 本日から私の就業契約も改訂になった。昨年度とほとんど同じ内容。
 今年は明和会からは声がかからないかも、と思っていたが、相変わらず医師体制が厳しいらしく、本年度も嘱託医師として、また、飯川病院の応援医、ボランティア医として働くことになった。但し、秋口からは中通総合病院の外来診療を週2回から一回に、との内示を受けた。

 以下がスケジュールである。あくまでも予定。
――――――――――――――――――――――――
 月曜 午前は健康クリニックドック診察、結果説明。 午後は飯川病院勤務。
 火曜 午前は中通総合病院外来。          午後は飯川病院勤務。
 水曜 勤務なし(飯川病院ボランティア)。     午後は飯川病院ボランティア
 木曜 午前は中通総合病院外来+ドック判定。     午後は飯川病院勤務。
 金曜 午前・午後は大曲中通病院勤務。     (帰秋後飯川病院ボランティア)
 土・日曜日 月1-3回飯川病院日直または当直。
――――――――――――――――――――――――

 せっかく時間に余裕ができたのに、最近は体力・気力の低下が著しい。
 上記の勤務予定以外は、無計画的に過ごしている。

 一日の過ごし方で充実感に乏しかったとしても気にしないようにしている。

 「無の境地」に至る過程にある?? イヤイヤ、「ボケ老人の境地」への信仰過程なのか、とも思う。まあ、どちらでもいい。自然に任せる。

 こう考えてから心身ともにとても楽になった。惰眠も楽しんでいる。「明日も、明後日も生きる・・・」、と考えるから窮屈なのだ。
 
 新年度初日、こんな私にとっても新しい気分でのスタートになる。
 いい季節である。



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   年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
  月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。
  日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。


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