www.mfukuda.com   〜 これからの医療の在り方 〜

医療について話し合おう連続講座
これからの医療の在り方 > 講演集 >医療について話し合おう連続講座



   「 平成15年度-16年度 活動内容説明と報告集」の序より

NPO法人 あきたパートナーシップ

一昨年から続けてきた「こんな病院ならいいなあ」事業は昨年、講演会、グループディスカッション、寸劇、アンケート等から出た意見を生かし、「医師と患者さんの良い関係」と題したリーフレットを作成し県内の医療機関へ配布した。患者やその家族の声を病院に届けられることにより、病院のサービスがよくなるようにとの思いで行ってきたものである。
 患者も聞きたいことをきちんと医療者に伝え、自分の体と主体的に向き合う必要があるということがこれらの活動の中から見えてきた。
 
 そこで昨年度末から今年度にかけて「医療について話し合おう連続医講座」を開催し、患者側が知りたいこと、医師の立揚から患者に知っておいてもらいたいことなどについて考え、お互いの意見交換・情報交換・相互理解の場として位置づけた。
 医療に対する講話を聞いた後で、医療に対して疑問に思っていたこと、病院では聞きにくかったことなどを質問できる場を設定して、理解を深めることができた。

 医師と患者は本来対等であるはずなのに、患者は弱い立場と捉えられ、なかなか聞きたいことを聞けていないのが現状なのだが、これらの問題を少しでも解消するために、患者や家族が医師や病院に対して聞きたいことを聞くことが、よい医療を受けるためにも重要なことだということの学びの場としても大変有益な連続講座であったと思う。
 
 また、
2月に行った「患者のためのコミュニケーション講座」は、ワークショップ形式で、いかに普段、医療を受けるときに自らの思いを医療者に伝えきれていないかを気づくよい学ぴの場となった。参加者には高齢者も多く、初めてのワークショップ形式を主催者としては危倶していたが、講師の巧みさと内容の興味深さから、参加者には好評を博することができた。

 今年度の
7回の講座は、県のボランティア・市民活動支援助成金を受けたが、毎回40人程の参加者を得、予想以上の反響を得ることができた。毎回継続して参加する市民も多数おり、次年度への参加希望もすでに寄せられており、今後の当NPOの重要な活動基盤を築くことができたと思う。


医療について詰し合おう連続講座
<平成15年度> 
1回 328() 13:30 サンパル秋田
    「医師と患者の良い関係
         講師:中通総合病院副院長 福田光之氏
<平成16年度> 
2回 523() 13:30 ジョイナス
    「生老病死と医療」 --医療に何処まで期待できるか
             講師:中通総合病院副院長 福田光之氏

3回 725() 13:30 サンパル秋田
    「安楽死と尊厳死」--良い死を迎えるために
         講師:中通総合病院副院長 福田光之氏

4回 926() 13:30 サンパル秋田
    「何故この病院においてもらえないんですか」--日本の医療・保険制度の不思議
         講師:中通総合病院副院長 福田光之氏

5回  11月28() 13:30 サンパル秋田
    「今話題の医療用語を知ろう」 --セカンドオピニオン、インフォームド・コンセント、クリニカルパスとは
         講師:中通総合病院副院長 福田光之氏

6回  1月30() 13:30 サンパル秋田
    「減らそう医療事故」 --患者も参加する事故防止
         講師:中通総合病院副院長 福田光之氏

7回  2月13()13:30ジョイナス
    「患者塾の進め方とその実際」
         講師:NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML
                                事務局長 山口育子氏

8回 2月13()13:30ジョイナス
    「患者のためのコミュニケーション講座」
         講師:NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML
                                事務局長 山口育子氏

ご意見・ご感想をお待ちしています

これからの医療の在り方Send Mail

back