怪我をした鳩7

往信 2012年12月11日

はじめまして。
突然のメールで申し訳ございません。

鳩の飼い方を検索していたところ先生と藤田さんのやり取りをみつけ拝見させて頂きました。

私は関東に住む21歳です。
説明下手な文章と長文になることを始めにお詫びさせて頂きます。

本日ご連絡させていただいたのは私も藤田さん同様な現状であり、およそ1ヶ月前に野鳩??の保護をしているからです。
そして、アドバイスを頂ければと思い文字を綴っております。

私が保護をしたきっかけは、我が家で飼っている猫が捕まえてきてしまったことから始まりました。猫は家に持って帰って来るなりすぐに鳩を離しましたが鳩は血を出しており衰弱している様子でした。
私たち家族わ鳩が安心して息を引き取れるようにと段ボールで簡易的な小屋をつくり市販の餌を与え野良猫に襲われないようにと家の中での保護を始めました。

羽も怪我をしており長くは生きられないだろうと様子を伺っておりましたが、気付けば1ヶ月の月日が経ち今では小屋から部屋(6畳)に出してあげると元気に飛び回っております。

元気な姿を見ると嬉しい反面、これからの保護について悩みを抱えております。
藤田さんの場合のように飛ぶことが困難であれば保護を続けてあげることも1つの案かと思うのですがそして家飼いの猫がいる以上、家で保護することが最善策なのかと疑問もあり、やはり野生にいたのだから自然界に帰すことが1番の幸せかと思う反面いまでも右側の大きな羽が3本近く抜けてしまってます。そんな状態で帰してしまったらまた猫に襲われるのではないか、それなら森に連れて行き放すべきなのか、家族で話していますが色々と考えがあり試行錯誤しております。

野鳥の飼育が禁止されていることは理解しております。
しかし、動物にも私たちと同じ命があると考えます。
鳩にとってのベストをと思っております。


話が二転三転と大変申し訳ございません。若者の言葉だと目をつぶって頂ければ幸いです。
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、ご意見頂けますよう宜しくお願い致します。


返信 2012年12月11日
本日講演のために多忙でご返事できません。明日以降に・・。


往信 2012年12月12日
お忙しいなかわざわざ御連絡下さり感謝致します。
私と致しましては、特別急を要する御相談でもございませんので、先生の御時間の宜しいときに1文でも結構ですので、ご意見戴ければと思っております。

なにより先生がお忙しいことや専門のご職業を考慮せず軽率な気持ちで連絡してしまいましたことをお詫び申し上げます。
最後に本日5日の日記を読ませて頂きました。
私が先生に御相談させていただいたのもトップページのミーシャちゃんの愛くるしい姿が少なからず関係しているものと感じております。
ミーシャちゃんが天国でも幸せに暮らせることを願いつつ、ご冥福をお祈り申し上げます。
関東在住者より


返信 2012年12月17日
●こんにちは。以下の如く考えます。

●私が保護をしたきっかけは、我が家で飼っている猫が捕まえてきてしまったことから始まりました。鳩は血を出しており衰弱している様子でした。
私たち家族わ鳩が安心して息を引き取れるようにと段ボールで簡易的な小屋をつくり市販の餌を与え野良猫に襲われないようにと家の中での保護を始めました。

●気付けば1ヶ月の月日が経ち今では小屋から部屋(6畳)に出してあげると元気に飛び回っております。元気な姿を見ると嬉しい反面、これからの保護について悩みを抱えております。
ーーー大変にやさしい対応をされておられる様子で、敬服致しました。

●藤田さんの場合のように飛ぶことが困難であれば保護を続けてあげることも1つの案かと思うのですが、そして家飼いの猫がいる以上、家で保護することが最善策なのかと疑問もあり、やはり野生にいたのだから自然界に帰すことが1番の幸せかと思う反面いまでも右側の大きな羽が3本近く抜けてしまってます。そんな状態で帰してしまったらまた猫に襲われるのではないかそれなら森に連れて行き放すべきなのか家族で話していますが色々と考えがあり試行錯誤しております。

1)元気に飛び回っているとのことですが、飛ぶ姿が一見不自然でなければ思い切ってそのまま放してあげても良いとおもいます。

2)多分そうではないためにお悩みのことと推察致します。そうであればもう少し保護が必要になります。

3)まず、基本的にハトなどは室内飼育はすべきではありません。希ですが病原菌、寄生虫を持っている事もありますし、アレレギーの原因になり得ます。

4)私はハト飼育の時期はずっとネコも一緒に飼っておりましたが問題はありませんでした。工夫次第で安全な環境は得られるのではないでしょうか。住宅環境等分かりませんが、例えば軒先の高いところにケージ等を用意して雨を防ぎ、飼うのが良いかと思います。

5)ただ、私には状況が分かりませんが、右側の大きな羽が3本近く抜けているとすれば、飛ぶことも、天敵から逃れる術、餌を採る術も困難かもしれません。森に連れて行き放す事も同様と考えます。生き延びられるかは不明です。

6)羽根だけで他に身体的問題が無いとすれば、数ヶ月待てば生えてきます。そこまで飼育して戴くのがベストかもしれません。

7)野鳥の飼育が禁止されていることは理解しているとのことですーー野鳥であるかは疑問です。人に飼われていた個体ではないでしょうか。部屋(6畳)で元気に飛び回っていて、また捕まえることが出来るのは野鳥には見られないとおもいます。また、通常は餌もなかなか食べないものです。

8)動物にも私たちと同じ命があると考えますーー同感です。

9)トップページのミーシャちゃんが天国でも幸せに暮らせることを願いつつご冥福をお祈り申し上げます。ーーー有難うございます。


関東在住者様


往信 2012年12月20日
ご多忙の中御意見頂きましてありがとうございます。
そして返信が遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした。

先生の御意見とても参考になりました。
先生の御意見に、元気なら野生に帰してもという意見と回復の程度がわからないため羽根の生え替わりを待ついうことがありました。

私の言葉足らずの説明にも関わらずとても真剣に考えて頂いたことに深く感謝しております。

そして色々と考えた結果高い位置に小屋を作り。もう少し保護を続けようと思います。

傷が治ったらすぐに野生に帰すつもりですが、安全面等のお話を伺い私達への影響、そしてなにより我が家で暮らしている4匹の猫への影響を考え、保護期間が決まっていないにせよ外に小屋を作ろうと思いました。

また先生が餌を食べることに疑問をいだいておりましたが、私も野鳥は人間の与える餌を食べないということは耳にしたことがありますが実際よく食べるのです。
そして手を差し伸べると手のひらに乗ります。
野鳥ではないのでしょうか??しかし、近くに鳩を飼育している家はありませんし、競争鳩のような柄もしてません。
特徴がとくにないごく普通の鳩なのです。しかしどちらにせよ餌を食べてくれてることは幸いですし、怪我が治った際に元の住処へと戻ってくれればと願うばかりです。


1ヶ月以上の保護により目に見える早さの回復を感じられ、とても嬉しさを覚えている毎日です

この1ヶ月で悩むこともあり先生に御相談させていただいたり、インターネットで調べてみたりと試行錯誤の飼育でしたが、気づかぬうちに愛着も抱いたようです。
今では鳩も可愛くて仕方ないという思いです。

携帯からの連絡なためご返信に手間を取らせてしまい申し訳ございませんでした。
先生の親身な対応に深く深く感謝するばかりです。

もう少し鳩のお母さんをしていきます。そして勝手ではございますが鳩を野生に戻すときには、先生にご報告させて頂けたらと思います。

最後になりますが本当にありがとうございました。
日々寒くなる毎日ですがお体にお気をつけて充実した日々となりますよう、先生のご活動、ご講演のますますの発展を願い、これからの医療のありかたを多くの方が考える機会が増えるよう、先生の日記を拝見しながら応援させて頂きます。

関東在住者


返信 2012年12月21日

些かでもお役に立てたでしょうか。
半世紀も前の経験ですが鳩に関する問い合わせが時々あって驚いています。
本来ならもっと良いアドバイスが出来る方がいればいいと思います。
今後のこともあって関東在住者の方とのやりとりを掲載させていただければ、と思います。お許しいただけますか?



返信 2012年12月22日

私のような経験をした方のお役に立てれば光栄です。
ぜひ掲載していただければと思います。
そして少しでも多くの動物たちと真の共存ができる環境になりますように願いたいと思います。

この度は本当にありがとうございました。

関東在住者

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