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「大切なのは診察室での対話」--カルテ開示の話  (週刊アキタ 平成14年12月20日号)

 感染症の逆襲/SARS (週刊アキタ 平成15年9月19日号)

 先天性風疹症候群  (週刊アキタ 平成16年5月28日号)

 今冬のインフルエンザ対策 (週刊アキタ 平成16年10月22日号)

 「個人情報保護法」ってなに? (週刊アキタ 平成17年5月20日号)

 ここまで来ている新型インフルエンザ対策 (週刊アキタ  平成18年2月3日)

 医療は危機管理業 (週刊アキタ 平成18年7月28日号)

 新型インフルエンザ SF的事態になるかも知れませんよ (週刊アキタ 平成19年4月10日号)

新型インフルエンザの脅威:感染力、重症度、死亡率全てが別物  (週刊アキタ 2008/1/25掲載)



     

「大切なのは診察室での対話」--カルテ開示の話     

秋田県医師会常任理事 福田 光之

 

 最近、各方面で情報開示がさけばれており、ここ十年ほどは医師も患者さん方に病状などを積極的に説明するようになってきました。それでも、患者さん方の半数以上は、医師の説明に不満があるようです。

 この溝を埋めるために、日本医師会は「診療情報の提供に関する指針」を決め、平成十二年一月一日からカルテやレントゲン写真などを、閲覧とかコピーとかの方法によって提供してきました。ただし、この情報提供は「診療に役立てる」のが目的ですので、提供の対象者は原則的に患者さん本人に限られていました。

 この指針は、従来のわが国の医療界の意識および慣行に大幅な変更を迫るものでしたが、今では会員のみならず、医療関係者の間にも広く知られ、診療情報公開の基準のひとつとして浸透しつつあります。施行後二年あまりが経過し、このたび改訂されましたが、改訂点のひとつが情報提供の対象者に家庭裁判所で相応しいと判断した後見人も含むとしたことです。もうひとつは、患者さんが死亡した場合の遺族の方々に対する情報提供です。ただし、この場合は患者さんの法定相続人に限られます。

 カルテは医療機関で管理すべきものですが、記載内容は患者さんに関する情報ですので、私は、患者さんへの情報の提供はとても良いことと思っています。ただ、コピーによるカルテの提供などは、正直なところ、嫌です。第一、私のカルテは字が乱暴ですし、文章もまともではありませんので、気恥ずかしいからです。次に、時間がないのでカルテにはポイントのみしか書きとめられません。だから、私は診察室での対話を重視しており、病状は常にカルテを見せながら詳しく説明しています。

 この指針によって、患者さんと医師のコミュニケーションが前よりは遥かに良くなったとされますが、これこそが診療提供の目的そのものなのです。
 患者
さん方も疑問に思っていることなどは、遠慮なさらずに主治医に問いかけていただきたいと思います。


               (週刊アキタ 平成14年12月20日号)

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感染症の逆襲/SARS


             秋田県医師会常任理事 福田光之

 春から夏にかけて世界を震撼させたSARS(重症急性呼吸器症候群)は7月以降、新しい感染者の発生がありません。近代医療の勝利でしょうか?いいえ、昔ながらの患者の隔離と季節変動のため、と考えます。だから、冬に再び大流行する可能性があります。

 SARSは不思議な病気です。診断法、治療法もあまり進歩していません。頼りのワクチンはまだ数年先のことでしょう。

 国際的に往来が激しい時代です。何処かで再びSARSの流行が生じた際には、空港の検疫で発病前の感染者を発見することは困難ですから、わが国に入って来ると考えるべきです。SARSの早期診断法が無い以上、少しでも可能性のある人に対し、潜伏期の10日間の自宅待機・行動制限を求めることは蔓延予防の為にとても重要です。

 SARSは高熱や呼吸困難などを伴う患者の咳やくしゃみと共に排出された微粒子を吸い込んだり、手指に付着したウイルスを鼻や口に運ぶことで感染します。従って予防はマスクの着用と手洗い、患者さんに不用意に近づかないことです。感染する可能性が高いのは家族や医療従事者です。SARSの症状はインフルエンザと同じで突然の高熱と呼吸困難、咳嗽等です。SARSが疑われる場合は入院とになりますが、決定的治療法はありません。全身状態、呼吸状態の改善をはかりながら自然治癒を待ちます。80?90%は治りますが、高年齢になるほど重症化します。

 秋田県はSARS患者の入院治療のために2つの病院、外来診療に13の総合病院を指定しました。が、SARSは、一般の患者とは別の施設で診療し、経過観察をすることに尽きますので、現在再検討中です。

 流行地を旅行したとかで、少しでもSARSの疑いがあるような方は、心配になっても医療機関を直接受診せず、まず保健所等に電話で相談し指示を受けましょう。

 各人の冷静な行動がSARSから日本を救う事になるのです。

      

   (週刊アキタ 平成15年9月19日号)

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先天性風疹症候群


秋田県医師会常任理事 福田 光之


 風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス感染症で、これ自体は一般的には軽くすむので、罹患してもそれほど問題になることはありません。しかし、妊娠中に初めて感染すると生まれてくる赤ちゃんに先天性風疹症候群(心臓病、難聴、脳障害、白内障など)を生じることがあります。従って、妊娠可能年齢及びそれ以前の女性にはワクチン接種が望まれます。

 現在、25│17歳(昭和54年4月│62年10月生)の女子は法の改正の影響でワクチン未接種の方が多いので特に注意が必要です。

 平成6年迄は女子中学生のみ接種の対象でしたが、法改正によって接種対象は1〜7歳半未満の男女(標準は生後1〜3歳以下)とされました。その結果、ワクチン接種率は幼児で増加、逆に中学生での接種率は減少しています。12歳女子における風疹抗体陽性率は僅か52%に過ぎません。出産適齢期の年代では更に減少していると思われます。

 幼児期にワクチンを受けた場合でも、途中でウイルスとの接触とかの機会がなければ、その効力は成人まで持ちません。だから、風疹そのものが減少している今の方が妊娠中に初感染する危険性が増していることになります。だから、現時点では幼児期のみならず中学生以降の女子に対してもワクチン接種を積極的にすすめる必要があるのです。

 妊娠可能年齢でワクチン接種癧が不明の方、風疹罹患歴が不明の方は医療機関に相談して下さい。過去に風疹にかかったことがあるとされている場合でも抗体検査で確定診断を受けた方以外は不確実ですから、記憶に頼るのは危険です。

 ワクチン自体の安全性も高く、抗体がある人がワクチンを受けても何ら問題はありません。

 接種費用は医療機関ごとに異なり、6千円│8千円前後と決して安くはありませんがそれ以上の価値はあると考えます。妊娠してからでは接種は出来ません。

(週刊アキタ 平成16年5月28日号)          

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今冬のインフルエンザ対策

 秋田県医師会常任理事 福田 光之
 
SARS(新型肺炎)、鳥インフルエンザなど、昨今、感染症の話題は尽きることはありません。私はヒトが存在する限り、感染症との闘いは果てしなく続くと思っています。

 毎年冬季に流行するインフルエンザは感染力が強い、人類にとって最大の感染症で、誰でも罹りうる感染症の一つです。

 インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因ですので風邪とは全く病状が異なります。
 突然39℃以上に発熱し、頭 痛、関節痛、筋肉痛などの他に、喉の痛み、鼻汁なども伴います。通常1週間程度で治癒しますが、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、高齢者では肺炎などで重症化することもあります。

 インフルエンザは幸いにも数年前から検査試薬や治療薬も実用化されています。従って、罹ったかなと思ったら早めに受診することが大切です。しかし、ワクチン接種で罹患を予防する方が遙かに重要です。ワクチンの効果は接種後2週間か6ヶ月ほどです。高齢者や慢性疾患を持つ方々と小児、そして受験生は12月中旬頃までに接種を受けるようお勧めします。

 もう一つ、SARSの再流行が懸念はまだ去っていません。双方とも初期症状が類似していて区別が困難です。だから、同時に流行する事態を避けるために多くの方にワクチン接種を受けておいて欲しいのです。SARSが問題になってからでは間に合いません。昨年は県各地でワクチンが不足しましたが、今年度は昨年度の約35?増の約20万本が秋田県に割り当てられています。

 インフルエンザを予防するため、更に次のことに注意しましょう。

1.帰宅時に「うがい」と「手洗い」をする

2.室内を適度な湿度に保ち、定期的に換気する

3.睡眠、休養、栄養に気を配る

4.流行期にはマスクを着用し、できるだけ人混みを避ける。

5.罹ってしまったら、軽く考えないで早めに医療機関を受診しましょう。

6.また、睡眠を十分にとり、安静にし、外出はできるだけ控えましょう。



           (週刊アキタ 平成16年10月22日号)
        

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「個人情報保護法」ってなに?

(秋田県医師会常任理事 福田 光之)

       

 近年、コンピューターの発達によって多くの情報を瞬時に諸外国に送ることも可能になりました。一方では、コンピューターの不適切な管理や使用等で「個人情報の大量流出」事件が方々で発生しています。この様な事故を防止するために本年四月一日から「個人情報保護法」と言う法律が施行されました。

 この法律は簡単にいえば「個人情報の利用は社会的に見て大きな利益だから、個人の権利や利益を守りながら、有効に活用しよう」という趣旨です。
 この法律は医療機関のほぼ全てに適応されます。そのために診療所でも病院でも法律を守るためにいろいろ準備を重ねています。もともと医療機関、医師には患者さんの秘密は外には漏らさない様に義務化されていましたが、この法律によって一層厳しくなったわけです。

 この法律が施行されたからと言って、受診する患者さんの方で何か特別に変えなければならないことなどはありません。

 ただ、医療機関の待合室等に、「お知らせ:患者さんの個人情報の保護について」「当院における個人情報の利用目的」と書いてあるポスターが張り出されているはずです。それには「同意しがたいことがある患者さんはその旨をお申し出下さい。お申し出がないものについては同意戴いたものとして取り扱わせて戴きます」とあります。患者さん方は既にこれらをお読み戴き、記載内容に同意戴いた上で受診しているものとみなされます。ですから、一度は必ず目を通しておいて下さい。

 診察の時に「貴方の病気について、ご家族のどなたに説明すればいいのでしょうか?」と問われ、ちょっと戸惑う様なこともあるかも知れません。これは、例えご家族の方にであっても患者さん本人の許しがない方には原則として説明しない様にするためです。

 もう一つ、本人が希望すれば自分の情報を見て、訂正を求めることが出来ます。このことも含めてお解らないことがあったら医療機関に問い合わせてください。

            
(週刊アキタ 平成17年5月20日号)        

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ここまで来ている新型インフルエンザ対策

 秋田県医師会常任理事 福田 光之)
          
新型インフルエンザとは?
 病原性の高い鳥インフルエンザと人インフルエンザが、豚や人に同時に感染すると体内でウイルスの遺伝子が混じり、強い感染力を持つ「新型インフルエンザ」ウイルスが発生する可能性があります。

 これに類似した現象は、20世紀に入ってからスペインかぜ、アジアかぜ、香港かぜとして大きな流行が起きました。しかし、「新型インフルエンザ」はまだ発見されておりませんのでご安心下さい。また、よしんば発生したとしても当時とは時代が異なります。各国で徹底した蔓延予防策、防疫策を行うことになっています。

 鳥インフルエンザが見つかった場合、残酷なほど徹底して鶏を処分しているのは「新型インフルエンザ」を生じさせないためなのです。



新型インフルエンザの症状は?診断は?
 「新型インフルエンザ」の症状は通常のインフルエンザと大差ないと考えられます。即ち38℃以上の急な発熱、せきなどの呼吸器症状、食欲不振、関節痛などの全身症状です。

 病状からは区別が困難ですので「新型インフルエンザ」が流行している地域に旅行したか、「新型インフルエンザ」患者・感染者と濃厚な接触があった方が、インフルエンザの症状を呈した場合に疑います。この場合、ウイルスの遺伝子検査を行い、診断を確定し、治療すると共に、強力な感染予防対策をとります。

 この辺の対策は県の健康対策課、県医師会等が中心になって秋田県版の指針を作りましたので、県民の皆様方はご安心下さい。



新型インフルエンザの可能性がある場合とは?
 「新型インフルエンザ」が発生している地域からの帰国した方で、感染が疑われる方は、必ず保健所に連絡し、マスクを着けて、指定された医療機関を速やかに受診すべきです。 決して勝手に医療機関に受診してはいけません。



予防法は?
 「新型インフルエンザ」が発症したとされる地域には安易には行かないこと、感染者との接触を避けること、です。

(週刊アキタ  平成18年2月3日)          

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医療は危機管理業


             (秋田県医師会副会長 福田光之)


7月5日未明に北朝鮮が6発、夕方の1発を加えて7発もミサイルを発射しました。いずれもロシアに近い日本海に落下したとのことです。北朝鮮は日本列島が射程内に収まる中距離ミサイルを200基以上配備していると言い、核も持っていると言っています。秋田は北朝鮮から至近距離にあるので心穏やかではありません。

 いま、日朝関係はいろいろと微妙な段階を迎えていますが、いくら何でも、この程度の歪みで、北朝鮮がわが国に向けて実弾を打ち込むことはないでしょう。しかし、打ち上げに失敗したミサイルが落ちてくる可能性は皆無ではありません。

 常識が通用しない国ですが、ねばり強く交渉を続けるしかありませんし、一方では有事に備えて危機管理体制を整えることが必要です。国防に関係する立場にある方々の十二分な検討をお願いするしかありません。勿論、有事の際に私たち医師会は、ただちに人命救助の手だてをします。救護班を手配し、負傷した方々の治療を担当します。

 この様に、医療関係者は国民の健康上の危機管理を担っているのです。「新型インフルエンザ」、「SARS(サーズ)」対策などのことを思い浮かべて戴くとご理解いただけると思います。ニュース性こそ全くありませんが、私は医師として「住民の方々の健康上の危機管理対策」を担っている、と言う視点・立場で日常の診療をしております。

 一方、時代の流れなのでしょうか、自ら「医療はサービス業」と称する医療関係者もおります。私はサービス精神は豊に持っている方だ、と思いますが、自分が「サービス業」だなんて全く思っておりません。「危機管理業」なのです。

 最近、困った風潮として、「医療はサービス業」と考えている患者さんがとても増えてきて、医師や看護師に過剰なサービスを要求してきます。医療機関は人的にも、時間的にも全く余裕がありません。「良質で安全な医療」で健康危機管理を行うことこそが最高のサービスだ、と考えています。
  

(週刊アキタ 平成18年7月28日号)


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新型インフルエンザ

-----------SF的事態になるかも知れませんよ----------

 (秋田県医師会常任理事 福田 光之)


新型インフルエンザが来る

 3ヶ月ほど前に宮崎県と岡山県で鳥インフルエンザが発生し、H5N1ウイルスと言う恐ろしいウイルスだったため一羽も残さず鶏を処分しました。鳥インフルエンザウイルスは人には感染しません。しかし、ヒトと鳥の双方の性質を併せ持つ「新型インフルエンザウイルス」が発生したら、次々と人に感染し大変なことになります。

 秋田も養鶏が盛んですので鳥インフルエンザが生じることは有り得ますが、秋田で「新型インフルエンザ」が出るとすれば「新型インフルエンザ」が流行し始めた地域から戻ってきた方が秋田に着いてから発病する場合でしょう。この様な場合には、急いでウイルスの遺伝子検査を行って診断を確定し、徹底した感染蔓延防止対策をとる必要がありますので、必ず保健所に連絡し、指定された病院を受診してください。 決して勝手に医療機関に受診してはいけません。



新型インフルエンザが国内で流行した場合

 「新型インフルエンザ」の感染率は25%と推定されていますので、初期の封じ込めに失敗し、流行し始めると大変な事態になります。県内の感染者は23万人、入院が必要な患者は5.000人にも達すると見込まれています。このような状況では今ある病院や医療施設では足りませんので、小学校とか地域の体育館、公民館等を「にわか病院」に仕立てて治療することになります。

 「新型インフルエンザ」の流行は8週間続くとされています。この間、買い物を始め、不要な外出は控えなければなりませんから、社会・経済機能への影響も相当のものとなります。食品の流通も滞りがちになるなど、生活に大きな支障が出ます。

  県と県医師会は協力して流行時の医療体制づくりに取り組んでいますが、県民の皆様方も流行が治まるのを約8週間じっと家で過ごすための下準備、心の準備をし始める必要があります。経験したことのない、SF的事態になるかも知れません。最小限、一ヶ月分ほどの食料品の備蓄は必要と考えます。



(週刊アキタ  平成19年4月10日)


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新型インフルエンザの脅威:感染力、重症度、死亡率全てが別物

 

徐々に秋田でもインフルエンザ患者が増加し始めています。毎年今頃になると流行する「いつものインフルエンザ」で、Aソ連型と言うタイプが主です
 徐々に秋田でもインフルエンザ患者が増加し始めています。毎年今頃になると流行する「いつものインフルエンザ」で、Aソ連型と言うタイプが主です。

 ところで、いま私たち医療関係者が一番心配しているのは「新型インフルエンザ」の発生です。名前に「新型」が付いているだけですが、この「新型インフルエンザ」は感染力、重症度、死亡率などから見て全く別ものです。数年前に世界を震撼させたサーズ (SARS重症急性呼吸器症候群)より遥かに怖いのです。まだ世界で一例も発生はしておりませんが、東南アジアの何処かで近々発生しうる危険な状況にあります。

 この「新型インフルエンザ」に対して人類は全く抵抗力がないので瞬く間に全世界で流行する危険があります。勿論、近代医学の英知を集めて封じ込め対策を行いますが、飛行機等の高速移動手段を利用して多くの人達が往来している現代において、封じ込めは困難です。大流行になった際、おさまっていくまでの8週間に秋田県では30万人ほどが感染し、死者1.400人にも達すると予想されています。

 ワクチンはありません。治療は抗インフルエンザ薬の「タミフル」が効く可能性はありますが、定かではありません。この8週間、職員の罹患や家族の罹患で介護のために半数近くが職場を休む可能性があり、交通、物流を始めとして社会機能はかなり麻痺すると考えられます。企業も業務が出来なくなると考えられます。

 医療関係者は事態を深刻に受け止めて緊張していますが、世の中はあまりにも平穏です。
  みなさんの生活がどうなるか、紙面の関係でお伝えできませんので、本を一冊お勧めします。岡田晴恵著「H5N1型ウイルス襲来---新型インフルエンザから家族を守れ---」角川SSC新書(720円)です。それと、流行は8週間続くとされています。この間、買い物を始め、不要な外出は控えなければなりませんから、じっと家で過ごすための下準備、生活用品・食料品の備蓄、心の準備をしておく必要があります。

 (週刊アキタ 2008/1/25掲載)





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