福田先生は現在は携帯電話をお持ちなのに未だにポケットベルを肌身離さずお持ちだそうですね
その理由を簡単にお話していただけませんか?
<A>そうです。通常はポケットベルに発信者の番号が出ますので、こちらから電話しますが、たまには携帯も用います。その理由はおおむね以下の如くです。
1)ポケットベルの方が絶対的にエリアが広いのです.従って、連絡がつかない可能性は少ないはずです.
2)ポケットベルの方が携帯電話よりも電池が長持ちするために日常のメインテナンスが楽.電池交換は2-3ヶ月に一回。携帯の充電も1ヶ月に一回程度です。
3)ポケットベルの方がサイズが小さく、携帯に便利.
4)通常の電話連絡は勤務先、自宅、公衆電話で間に合う.携帯電話は、それらが利用できないときにだけ使用するので、数日に一回程度のことが多い.従って、日常からon にしておく意義は殆どない.
5)携帯に連絡が欲しいときなども時にはあるが、あらかじめ打ち合わせてその時間帯にonにしておく.
6)ポケットベルのエリア外に出るとき、例えば県外出張など、の場合にはon にして何時でも連絡がつくようにしている.

この利用法で困ったことはいままでありません。携帯電話も無料通話の範囲で十分間に合っています。 

 
 しかし携帯電話があれば日本全国どこにいても患者さんが急変した時すぐに主治医と連絡をとることが可能ですよね。
<A>私の利用法でも連絡したい方に迷惑をかけることはないと思っています。
最近ではイリジウム携帯などと世界中どこでもつかえる端末があるそうですが、そのことによって海外にいながらでも即座に対応できる時代がやってきますね。医師も気の休まるところがなくなりつつあるように思うんですが(笑)
<A>良い時代になりました。私にとっては連絡が可能な状態の中で、連絡がこない時、気が休まるのです。連絡がつかない状態にある時の方が、休まりません(笑)
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